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2026/07/22
鹿子木健

FXで負ける人の2大キーワード「他者依存」「情報依存」を解説します

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FXで失敗する人には共通する2大キーワードがあります。1つ目は「他者依存」、もう2つ目は「情報依存」です。

FXトレードは未来の値動きを予測し、その予測に沿ったポジションを建てることで利益を狙います。未来のことを100%言い当てられる人はいないという前提に立つと、少しでもその未来に触れようとして、人はさまざまな情報を求めます。

FXのことを学ぶための書籍やトレードの基本やテクニックを解説するサイトなど、情報源は無数にあります。自分のFXトレードをアップデートするために知識を吸収することには何の問題もありませんが、その過程で多くの人が陥りがちなのが、他者依存情報依存です。

他者依存、情報依存とはどんな状態のことをいうのでしょうか。その意味と弊害、それに加えて正しい情報との向き合い方について解説します。

1.ネット上に溢れるカリスマトレーダーの成功話

ネット上にはFXに関する膨大な情報がありますが、その中でとりわけ目立つのが、カリスマトレーダーを自称(?)している人が発信する「爆益情報」「成功話」です。XなどのSNSで発信していることもあれば、動画による発信、メルマガによる発信などもあります。

こうした情報に接していると、FXで成功しているカリスマトレーダーと自分を重ね合わせて「自分もこうなりたい」と願うようになります。いつしかその願望が依存に変化してしまい、成功している人の相場観やトレード技術を頼るようになってしまうことがあります。

「他者」が発信する「情報」に「依存」するため、これらを他者依存情報依存といいます。

もちろん、成功している人が発信している情報から学ぶのは、大切なことです。初心者が成功している人の実践していることを参考にするのは、学びにもなるでしょう。

ここまでなら問題はありませんが、知らない間に依存してしまうようになると、その発信者の情報がなければ不安を感じるようになってしまいます。その不安をかき消すためにますます他者の情報に依存してしまうというスパイラルに陥ることもあります。

すべて自分で判断して行動するのは、投資の基本です。膨大な情報から自分に必要なものを選び、参考にすることはあっても、学ぶ主体は自分であるという軸を失ってしまうと、他者の言うことを鵜呑みにしてしまいやすくなります。結果として、なぜ失敗したのか分からないまま失敗を繰り返すことになります。


 

2.他者依存でうまくいかなかった時の感情

他者依存でFXトレードをした結果、うまくいくこともあるでしょう。しかし、その逆もあります。

他者が発信している情報をもとにトレードをして損をした場合、あなたはどんな感情を抱くでしょう。おそらく多くの人は、「騙された」と感じるのではないでしょうか。自分が信じてきた発信者の情報を今回も信じたのに、うまくいかなかった。これは発信者の情報のせいだ、となるわけです。

それでは発信者がその責任を取ってくれるかというと、そんなことはありません。こうした情報を発信しているコンテンツのどこかに必ず「この情報は利益を保証するものではありません」と記載されているはずです。

他者依存で失敗した際に起きる弊害は、もうひとつあります。それは、学びがないことです。

他者が発信している情報の通りにトレードをして成功したとしても失敗したことしても、どういう根拠で行ったトレードなのかは分からないままです。自分で考えた結果であれば何が良くなかったのかを検証できる余地がありますが、他者依存だと失敗した理由も闇の中です。

失敗も含めて経験を積むことで技術が向上するのは、FXも同じです。他者依存のトレードをしていると、せっかく自分のお金を投資してFXにチャレンジしているのに、何度やっても学びがないという非常にもったいない状態になってしまいます。


 

3.主人と奴隷なら主人を目指そう

18世紀の神学者に、シュライエルマッハーという人がいます。この人は宗教を神に対する「絶対依存の感情」と定義しました。異論はあるかもしれませんが、人が神に頼ること自体は悪いことではないと思います。

しかし、カリスマトレーダーや成功している投資家は人であって、神ではありません他者依存、情報依存してしまっている人は無意識にこうした人たちを神に仕立て上げてしまい、「責任は取らない」と明言している相手の話を鵜呑みにしてしまうようになります。

この関係性を主人と奴隷に例えると、カリスマトレーダーは主人、そして依存している人は奴隷です。歴史を見ても奴隷が利益を得たことはありません。依存を続けることはFXの技術向上につながりませんし、いつか大損をして「退場」になってしまうリスクもはらんでいます。

それでは、どうするか。その答えは簡単で、主人になれば良いのです。その方法は簡単で、依存するのではなく「ご利益(ごりやく)のために利用する」だけです。

神に仕立て上げてしまっているネット上のカリスマトレーダーを妄信するのではなく、自分のFXトレードのために良いとこ取りをして利用することで、主従関係ではなくなります。

あくまでも決めるのは自分、利益を得るのも自分。そのために成功している人の情報を参考して自分のものにしていくことで、やがて参考にしている人よりも優れたトレーダーになれる可能性も開けます。
 

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著者プロフィール
鹿子木健(かなこぎ けん)
鹿子木健(かなこぎ けん)

お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることをライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野はFX。不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産などの投資も経験した。

代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)を登録し、現在、「投資助言選択型自動売買ローレバレッジ・フォレックス」や、「鹿子木相場塾」などを展開している。

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