お金の勉強サイト 金銭改革 お金の勉強サイト 金銭改革
2026/09/02
Mr.X

FXの指値・逆指値とは?「安く買う注文」と「損失を抑える注文」の違い

#FX
fx-limit-stop-top.jpg
再生 一時停止
再生 一時停止

本音声は、記事をもとにAIを活用して制作しています。一部、発音やイントネーション、漢字の読み方が不自然または正確でない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

0:00 / 0:00
再生速度(倍):

 

FXの注文画面には、「成行」「指値」「逆指値」などの言葉が並びます。

まず押さえたいのは、指値は現在より有利なレート、逆指値は現在より不利なレートをあらかじめ指定する注文という違いです。

たとえばドル円を買うなら、「今より安くなったら買う」のが指値、「今より高くなったら買う」のが逆指値です。

決済では、指値が利益確定、逆指値が損失の拡大を防ぐために使われることがあります。

この記事では、成行・指値・逆指値の基本から、IFD・OCO・IFDOとのつながり、約定時の注意点まで整理します。

fx-limit-stop-order-basics.jpg

1.成行・指値・逆指値注文の違い

fx-order-types-concept.jpg

FXで使われる基本的な注文方法には、成行注文、指値注文、逆指値注文があります。

成行注文は「今のレートで売買する」

成行注文は、値段を指定せず、そのときの為替レートで発注する注文方法です。アイネット証券では「クイックトレード」と呼んでいます。

「今すぐ買いたい」「今すぐ売りたい」という場面で使いやすい一方、為替レートは常に動いているため、注文画面に表示されたレートと実際の約定レートがずれる「スリッページ」が発生する場合があります。

fx-market-order-slippage-explanation.jpg

指値注文は「現在より有利なレートを指定する」

指値注文(リミット)は、注文時に現在より有利なレートをあらかじめ指定する注文です。

たとえばドル円が150円付近にあるとして、「148円まで下がったら買いたい」と考えるなら、148円に買い指値を入れます。

売る場合は逆で、「152円まで上がったら売りたい」というように、現在より高いレートを指定します。

つまり、新規注文なら基本的に、

  • 買い指値:現在より低いレート
  • 売り指値:現在より高いレート

となります。

fx-limit-order-buy-sell-explanation.jpg

逆指値注文は「現在より不利なレートを指定する」

逆指値注文(ストップ)は、注文時に現在より不利なレートをあらかじめ指定する注文です。

ドル円が150円付近なら、「152円まで上がったら買う」「148円まで下がったら売る」といった注文になります。

新規注文ではトレンドの初動を狙う目的で使われ、決済注文では損失の拡大を防ぐために使われるのが代表的です。

fx-stop-order-buy-sell-explanation.jpg

指値は有利なレート、逆指値は不利なレート。 この違いを押さえましょう。

2.買い指値・売り指値と買い逆指値・売り逆指値

fx-buy-sell-limit-stop-chart.jpg

指値と逆指値で迷いやすいのは、「買い」と「売り」で指定する方向が反対になるからです。

説明を簡単にするため、現在のドル円レートを150円と仮定して整理してみましょう。

fx-limit-stop-order-buy-sell-comparison.jpg

表のとおり、買い注文では現在より安いレートなら指値、高いレートなら逆指値です。売り注文では反対に、現在より高いレートなら指値、安いレートなら逆指値になります。

売り逆指値は、新規で売りポジションを持つときだけでなく、買いポジションの損失拡大を防ぐ決済にも使われます。

覚え方は、買いは下なら指値、上なら逆指値。売りは上なら指値、下なら逆指値です。

3.利益確定には指値、損失拡大を防ぐには逆指値

fx-settlement-limit-stop.jpg

指値と逆指値は、新しくポジションを持つときだけではなく、保有しているポジションを決済するときにも使います。

たとえば、ドル円を150円で買ったとします。

「153円まで上がったら利益を確定したい」のであれば、153円に売り指値を入れます。

一方、「148円まで下がったら、それ以上の損失拡大を防ぐために決済したい」のであれば、148円に売り逆指値を入れます。

この場合は、

  • 153円の売り指値=利益確定
  • 148円の売り逆指値=損失拡大を防ぐための決済

という役割になります。

売りポジションを持っている場合は反対です。

150円で売ったあと、147円まで下がったところで利益を確定するなら買い指値、152円まで上がったところで損失拡大を防ぐために決済するなら買い逆指値を使います。

ただし、「指値=利益確定」「逆指値=損切り」とだけ覚えるのは正確ではありません。

指値も逆指値も、新規注文と決済注文の両方で使えます。逆指値は、新規注文でトレンドの初動を狙う場合にも利用されます。

重要なのは「利益確定か損切りか」という名前だけではなく、現在のレートに対して、有利なレートを指定するのか、不利なレートを指定するのかを見ることです。

fx-take-profit-stop-loss-order-explanation.jpg

4.IFD・OCO・IFDOも基本は指値と逆指値

fx-complex-orders-structure.jpg

指値と逆指値が理解できると、IFDやOCO、IFDOといった複合注文もわかりやすくなります。

IFD注文

IFD(IF-Done)は、新規注文と決済注文をセットで出し、新規注文が約定すると決済注文が有効になる注文方法です。

たとえば、

  • 「148円まで下がったら買う」
  • 「買えたら152円で利益を確定する」

という注文をあらかじめセットできます。

最初の買い注文が約定して初めて、次の決済注文が有効になります。

fx-ifd-order-entry-exit-explanation.jpg

OCO注文

OCO(One Cancels Other order)は、2つの注文を同時に出し、一方が約定すると、もう一方が自動的にキャンセルされる注文です。

150円で買ったドル円に対して、

  • 153円で利益を確定する売り指値
  • 148円で損失拡大を防ぐ売り逆指値

を同時に出す、といった使い方ができます。

上昇・下落の両方に備えて、出口を設定できる注文方法です。

fx-oco-order-take-profit-stop-loss.jpg

IFDO注文

アイネット証券のIFDO(IFD+OCO)注文は、新規の指値または逆指値注文と、利益確定・損切りの2つの決済注文を組み合わせる注文方法です。

たとえば、

  • 「148円まで下がったら買う」
  • 「買えたら153円で利益を確定する」
  • 「反対に146円まで下がったら損切りする」

という一連の注文をまとめて設定できます。

最初の新規注文には指値だけでなく逆指値も利用できるため、「一定のレートまで上昇したら買う」といった条件で新規注文を出し、その後の利益確定と損切りをあらかじめ設定することもできます。

FX会社によっては、IFDとOCOを組み合わせた注文を「IFO」と表記しているところもあります。仕組みの基本は同じですが、アイネット証券では「IFDO注文」と呼んでいます。

fx-ifdo-order-take-profit-stop-loss.jpg

名前だけを見ると複雑ですが、土台にあるのは指値と逆指値です。基本の方向を理解しておけば、複合注文も整理しやすくなります。

5.指定したレートなら必ずその価格で約定する?

fx-execution-limit-stop-gap.jpg

FXでは、「注文レート」と「約定レート」の違いも理解しておく必要があります。

レートを指定して注文を出したからといって、その注文が必ず成立するわけではありません。また、指値と逆指値では約定の仕組みが異なります。

指値注文は原則として指定レートで約定する

アイネット証券の指値注文は、原則として指定したレートで約定します。

たとえば148円に買い指値を出していて、レートが149円までしか下がらず反発した場合は、注文条件を満たしていないため約定しません。

また、相場急変時や注文の集中などにより、注文の執行条件に達してもその時点で約定できない場合があります。その場合は注文が失効するのではなく、次に執行条件を満たしたときに再び注文の執行が行われます。

一方で、指値は原則指定レートで約定する仕組みだからこそ、週明けなどに実勢レートが大きく動いた場合には、約定時点の市場レートと比べて不利な価格で成立する場合もあります。

fx-limit-order-execution-rules-gap-risk.jpg

逆指値注文は指定レートと約定レートがずれることがある

逆指値は仕組みが異なります。

アイネット証券では、指定したレートに到達した時点で成行注文が発注されます。

そのため、148円に売り逆指値を設定していても、急激な相場変動によってレートが大きく下落した場合、148円より低いレートで約定することがあります。

週末をまたいで価格が大きく変わった場合や、メンテナンス前後でレートが乖離した場合などにも、指定レートから離れて約定する可能性があります。

つまり、逆指値は損失拡大を防ぐために使われますが、「指定したレートで必ず損失が止まる」という注文ではありません。

fx-stop-order-slippage-execution-risk.jpg

成行・指値・逆指値では、注文が成立する条件や約定の仕組みが異なります。実際に取引する際は、利用するFX会社の取引ルールや契約締結前交付書面なども確認しておくことが重要です。

まとめ

fx-stop-order-new-trend.jpg

FXの指値と逆指値は、名前が似ていますが指定するレートの方向が異なります。

指値は現在より有利なレート、逆指値は現在より不利なレートを指定する注文です。

ドル円が150円なら、148円で買うのは買い指値、152円で買うのは買い逆指値。152円で売るのは売り指値、148円で売るのは売り逆指値となります。

決済では、利益確定に指値、損失拡大を防ぐために逆指値がよく使われますが、逆指値は新規注文にも使われます。

さらに、IFD・OCO・IFDOも、指値と逆指値を組み合わせた注文方法です。

注文を理解するときは、名称を丸暗記するより、「現在レートのどちら側に、どのような目的で注文を置くのか」を考えると整理しやすくなります。

そして、約定の仕組みにも注意が必要です。アイネット証券では、指値注文は原則指定レートで約定する一方、逆指値注文は指定レートへの到達後に成行注文が発注されるため、指定レートから離れて約定する場合があります。

この違いまで理解しておくことが、FXの注文方法を正しく使い分けるための基本です。

指値と逆指値に関するQ&A

Q1. 指値と逆指値の一番簡単な見分け方は?

A. 現在より有利なレートを指定するのが指値、不利なレートを指定するのが逆指値です。

買いなら現在より下が指値、上が逆指値。売りなら現在より上が指値、下が逆指値になります。

Q2. 逆指値を設定すれば、損失額はその価格で確定しますか?

A. 確定するとは限りません。アイネット証券の逆指値は、指定レートに到達すると成行注文が発注されます。

相場が急変した場合などには、指定したレートから離れた価格で約定する可能性があります。

Q3. 逆指値は損切り以外にも使えますか?

A. はい。逆指値は損切りだけでなく、新規注文にも使われます。

たとえば、現在より高いレートまで上昇したら買う「買い逆指値」や、現在より低いレートまで下落したら売る「売り逆指値」があります。

新規注文では、売買方向にトレンドが発生すると想定した際に、その初動を狙う方法として逆指値が使われることがあります。


 

このエリアにHTML要素を追加する

【注意事項】

  • 本記事に掲載する情報については、正確性・完全性の確保に努めておりますが、その内容を保証するものではありません。
  • 本記事は、資産運用やFX取引に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の取引手法やサービスの利用を推奨・勧誘するものではありません。
  • 投資に関する最終的な判断は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
    なお、本記事の閲覧または利用により生じたいかなる損害についても、著者および株式会社アイネット証券は一切の責任を負いかねます。

著者プロフィール
Mr.X
Mr.X

飲食から金融まで多彩な現場を渡り歩く、猪突猛進なアイネット証券の社員。データと歴史から知恵を拾い集め、難しい投資話を「面白く、深く」紐解くことをモットーとする。

AIチャットに質問