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2025/01/07
山中康司

山中康司のループイフダン戦略レポート(2025年1月)

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#テクニカルチャート

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ループイフダン「2025年1月の戦略」

 

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

 

オンラインセミナーを1月18日(土)13:00から開催します。詳細は以下のページにてご確認ください。

https://inet-sec.co.jp/news/detail.jsp?id=576

多くの皆様の参加をお待ちしております。

 

●現在のポートフォリオ運用について

「移動平均で攻めるループイフダン戦略」

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。

リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の3%(当レポートでは15万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。

ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の5%を超える損失(当レポートでは25万円超、現状4通貨ペアなので20万円)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

 

 

●米ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

12月のレンジ=148.64〜158.08
1月の戦略=B100を継続

12月のドル円は月を通して円安の動きが強まりましたが、材料はタカ派なFRBとハト派な日銀との対比からドル買い・円売りの動きが改めて強まったことを背景に改めて円売りポジションを積み増す動きが見られました。月後半は海外のクリスマス休暇と本邦の長い年末年始の影響もありもみあいとなりましたが、158円台に乗せ高値圏での年末クローズとなりました。

ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート157.538)、448円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。12月の確定損益は69,803円の利益となりました。

 

●ユーロ円

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12月のレンジ=156.17〜164.89
1月の戦略=B100に転換(12月27日終値)

12月のユーロ円はほぼドル円での円安の影響から上昇した動きとなりました。米金利上昇の動きはユーロドルではユーロ売り(ドル買い)の動きとなりましたが、対円でのドル上昇スピードが強く結果として主要なクロス円で軒並み円安の動きとなりました。ただ、クリスマス明けの欧州勢はユーロの悪材料も多いという見方が強く年末年始はユーロドルの下げからユーロ円にも売りが入っています。

ユーロ円はS100で運用していましたが、12月27日終値で2週連続での移動平均線上抜けにより買い転換しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート161.776)、1,577円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。12月の確定損益は損切設定により59,083円の損失となりました。(利益額:46,811円、損失額:105,894円)

 

●ポンド円

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12月のレンジ=188.07〜198.94
1月の戦略=様子見

12月のポンド円は円が対ドルだけでなく対主要通貨に対しても全面安となったことから11月高値圏に上昇しましたが、年末年始はユーロ円のポジション調整とともに下げる動きとなりました。ドル円は前月高値を上抜けたものの、ユーロ円、ポンド円では前月高値を抜けられずに反落を見ているので、クロス円に関してはいったん目先の高値を見た可能性が高そうです。

ポンド円は現在ポートフォリオから外して様子見のスタンスを継続していますが、戦略的にはB150(12月20日終値で買い転換)となります。

 

●豪ドル円

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12月13日までのレンジ=95.51〜98.05
12月16日時点の戦略=S100を継続

12月の豪ドル円は対欧州通貨でのクロス円の動きと異なり、横ばいもみあいの動きが続きました。これは1月20日トランプ大統領が就任し対中国での追加関税発動を警戒した動きと言えます。テクニカルにも20週移動平均がレジスタンスとして効いた後、年末に下げる動きを見せていますので、豪ドル円に関しては引き続き上値が重い展開が続きやすいでしょう。

豪ドル円はS100での運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート96.938)、13,865円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。12月の確定損益は33,275円の利益となりました。

 

●ユーロドル

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12月のレンジ=1.0342〜1.0629
1月の戦略=S100を継続

12月のユーロドルは、上値の重たい展開が続き11月安値圏へと下押ししての年末クローズとなりました。ECB理事会の利下げは予想通りでしたが、2025年も緩やかな利下げが続きあと1%は追加利下げが実施されるとの見通しです。欧州景気の悪化懸念が背景にありますが、他にもドイツとフランスの政局空洞化、地政学的リスクなどユーロを売る材料しか見当たらないという流れが続いています。

ユーロドルはS100での運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート1.02714)、2,888円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。12月の確定損益は23,734円の利益となりました。

 

●カナダ円(チャートのみ)

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1月の戦略=B80に転換(12月20日終値)

 

●スイス円(チャートのみ)

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1月の戦略=S80に転換(12月20日終値)

 

●ランド円(チャートのみ)

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1月の戦略=B50に転換(12月20日終値)

 

●トルコリラ円(チャートのみ)

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1月の戦略=B50に転換(12月20日終値)

 

●メキシコペソ円(チャートのみ)

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1月の戦略=B50に転換(12月27日終値)

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

 

●NZドルドル(チャートのみ)

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1月の戦略=S80を継続

 

●豪ドルNZドル(チャートのみ)

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1月の戦略=B80を継続



 

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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。