山中康司のループイフダン戦略レポート(2025年1月②)
ループイフダン「2025年1月の戦略・月中レビュー」
●セミナーのお知らせ
オンラインセミナーを1月18日(土)13:00から開催します。詳細は以下のページにてご確認ください。
https://inet-sec.co.jp/news/detail.jsp?id=576
多くの皆様の参加をお待ちしております。
●現在のポートフォリオ運用について
「移動平均で攻めるループイフダン戦略」
使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。
長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。
リスク管理としては、全ての通貨ペアで「取引単位を5千通貨単位、最大ポジション数が5、損切設定はあり」とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の3%(当レポートでは15万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。
ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の5%を超える損失(当レポートでは25万円超、現状4通貨ペアなので20万円)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。
●米ドル円
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※赤い線が移動平均線です。
1月14日までのレンジ=156.23〜158.86
1月15日時点の戦略=B100を継続
1月前半のドル円は156円台の買いと158円台の売りに挟まれ高値圏でのもみあいを続けています。FRBの緩和思惑後退とインフレ懸念から米長期債利回りは4.8%と2023年10月以来の水準へと上昇、結果として日米金利差拡大が円売り要因となってきたのは、これまでと同じです。しかし、長期債利回りの水準が高すぎることを米国株式市場が悪材料と捉え株式市場の上値が重くなってきていることから積極的にドルを買いにくい地合いにもさせている状況です。
ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート157.968)、5,503円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は15,772円の利益となりました。
●ユーロ円
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1月14日までのレンジ=160.03〜164.54
1月15日時点の戦略=B100を継続
1月前半のユーロ円は引き続きユーロの悪材料が目立ったことで、ユーロが対ドルだけでなく対円でも売られる展開となりました。2025年前半の主要3極の金融政策だけを考えてもFRBが利下げペース後退、日銀は利上げの可能性、ECBは継続して利下げを行う方向性が予想されており、最弱通貨の位置が円からユーロに変化しつつあると言えそうです。
ユーロ円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート163.307)、13,021円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は17,619円の利益となりました。
●ポンド円
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1月14日までのレンジ=190.06〜198.24
1月15日時点の戦略=見送り
1月前半のポンド円もユーロ円同様でドル円が高値圏でのもみあいを続ける中でポンドドルが下げる動きとなったことから、年初から下げが目立つ展開です。見方によっては欧州以上に英国経済の方が悪いともいえ、しばらくは戻り売りが出やすい地合いとなりそうです。
ポンド円は現在ポートフォリオから外して様子見のスタンスを継続しています。戦略的にB150継続となりますが、17日終値の水準次第ではS150 に転換します。
●豪ドル円
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1月14日までのレンジ=96.37〜99.16
1月15日時点の戦略=S100を継続
1月前半の豪ドル円は月初こそ買いが先行し前月高値を上回る局面も見られましたが、テクニカルには20週移動平均線がレジスタンスとして効いてきて、結局は前月のレンジ内での値動きに戻されています。豪ドルの場合、中国景気の影響も大きく、トランプ大統領就任後の関税政策次第では売られやすくなる通貨になりそうですから、まずは20日の就任式以降の動きを見たいところです。
豪ドル円はS100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート96.938)、8,254円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は7,246円の利益となりました。
●ユーロドル
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1月14日までのレンジ=1.0176〜1.0436
1月15日時点の戦略=S100を継続
1月前半のユーロドルは、前月も書いたことですが欧州の景気後退懸念、独仏の政局懸念、ロシア・ウクライナの戦争激化による地政学的懸念と売り材料ばかりが目立っています。テクニカルにも11・12月の安値圏を明確に下抜けてきたことでパリティ(1ユーロ1ドル)を目指しやすい流れとなってきました。長期的にはパリティよりも0.95水準を試しやすい流れにあると言えます。
ユーロドルはS100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート1.02714)、2,071円の含み損となっています。下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は16,776円の利益となりました。
●カナダ円(チャートのみ)
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1月15日時点の戦略=B80を継続
●スイス円(チャートのみ)
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1月15日時点の戦略=S80を継続
●ランド円(チャートのみ)
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1月15日時点の戦略=B50を継続(17日終値でS転換の可能性)
●トルコリラ円(チャートのみ)
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1月15日時点の戦略=B50を継続
●メキシコペソ円(チャートのみ)
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1月15日時点の戦略=B50を継続
(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。
●NZドルドル(チャートのみ)
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1月15日時点の戦略=S80を継続
●豪ドルNZドル(チャートのみ)
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1月15日時点の戦略=B80を継続
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