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2024/11/27
鹿子木健

テクニカル分析を効果的に活用する考え方をお教えします【鹿子木健】

#FX
#お金の知識
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FXトレーダーでテクニカル分析を一切していない人はまずいないと思います。

もちろん、ファンダメンタルズ分析を優先している人もいると思いますが、大なり小なり、テクニカル分析でエントリーや利益確定、損切りのポイントを判断しているのではないでしょうか。

一方で、テクニカル分析を本当に活用できている人は少ないかもしれません。今回はテクニカル分析を有効活用する考え方について解説していきます。

1.テクニカル分析を有効活用しよう

FXで利益を出すためには、テクニカル分析が必須です。価格がどのように動いていくのかを読めないと、たんなるギャンブルになってしまいます。

ただし、何も考えずにテクニカル指標やラインなどを使って分析をするだけでは意味がありません。

テクニカル分析を有効活用するには、分析した結果を利益に結び付ける必要があります。

例えば、テクニカル分析の結果、これから上昇していく可能性が高いと判断できても、実際に買いポジションを持っていないと、利益にはなりません。

上昇する可能性が高いと判断すれば買いポジションを保有し、下落する可能性が高いと判断すれば売りポジションを持つのが基本です。

ただし、理論的にはテクニカル分析で導き出した方向にポジションを持つのが有効ですが、現実の相場では非常に難しいです。

仮にテクニカル分析で上昇する可能性が高いと判断できても、いったん押し目をつけてから上昇するのか、すぐに上昇していくのか、一時的な上昇で終わってしまうのかは分かりません。

実際の相場はテクニカル分析の結果通りに動かないからこそ、テクニカル分析の結果をどのように利益に結び付けていくのかを考え、行動することが重要なのです。
 

 

2.利益に結びつけるための4つの考え方

以下の4点はテクニカル分析を利益に結びつけるために重要な考え方です。

①ポジションを持ちすぎない
②ポジションをすぐに持たない
③相場に勢いがあるときは少しだけポジションを持つ
④ピンポイントではなくゾーンで考える

実際の相場がどう動くか分からないからこそ、この4つの考え方が大切になります。一つずつ解説していきます。

①ポジションを持ちすぎない
レバレッジを低くし、ポジションを大きくしすぎないことは非常に大切です。ポジションが少ないと、テクニカル分析の結果と反対方向に動いたとしても含み損が小さくなるので、メンタル面が安定しやすく、相場に乗りやすくなります。

仮に損切りになったとしても損失が小さいので、仕切り直しがしやすいというメリットもあります。

②ポジションをすぐに持たない
テクニカル分析で大まかな方向性が分かったとしても、すぐにエントリーするのではなく、
買う場合は安くなるまで、売る場合は高くなるまで待ちましょう。

待てずに取引してしまった結果、一時的な逆行によって損切りに陥ってしまうというケースはよくあります。

「休むも相場」という格言があるように、トレードはタイミングが来るまで待つのが大切です。

③相場に勢いがあるときは少しだけポジションを持つ
トレンドが出ている相場ではエントリーするタイミングが難しいです。後から見れば押し目や戻りとなっているところでも、実際のチャートでは「このままトレンドが転換するのではないか」という不安や恐怖からエントリーができないという人も多いのではないでしょうか。

勢いがある相場ではエントリーがしにくいと感じるのであれば、少しだけポジションを持つ打診買いや打診売りが効果的です。

ポジションが少ないと心理的にエントリーがしやすく、失敗しても損失が少ないのでおすすめです。

④ピンポイントではなくゾーンで考える
テクニカル分析をしている中で、「この価格でエントリーしたい」と考えることは多いと思います。

確かに、自分の考える絶好のタイミングでエントリーするのは理想的です。しかし、現実は難しいもので、エントリーを狙っている価格の寸前で戻っていくことはよくあります。

エントリーポイントをピンポイントで決めてしまうと、いつまでもエントリーができなくなる可能性があります。そのため、エントリーポイントはゾーンで決めた方が良いと思います。

例えば、「ここら辺まで下落したら買いを狙う」「ここら辺まで上昇したら売りを狙う」のように、多少の誤差は容認することで、エントリーしやすくなります。

 

 

3.テクニカル分析は絶対ではない

これまでに何度も説明してきましたが、相場に絶対はありません。テクニカル分析も同じで、分析の結果と実際の相場の動きが真逆になることは幾度となく起きています。

テクニカル分析を妄信しすぎた結果、大きな損失を被って相場から退場してしまったトレーダーはFXの歴史の中で数えきれないほど存在しています。

テクニカル分析だろうがファンダメンタルズ分析だろうが、必ず勝てる分析方法は存在しません。相場において聖杯というものはないということは理解しておきましょう。

相場に絶対はないからこそ、私はテクニカル分析の前に損失をできる限り抑えるためのリスク管理をするべきだと考えています。

テクニカル分析も大切ですが、相場から退場してしまっては意味がありません。テクニカル分析をしていくと同時に、自分の資産と相談しながら損失を減らすためのリスク管理もFXにおいては重要です。
 

 

 

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著者プロフィール
鹿子木健
鹿子木健
お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることがライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野は、FXを中心に、不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産など多岐に渡る。 代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録が完了。現在、外国為替投資助言「FX UNLIMITED」、FX学習コミュニティ「勝ちパターンFXの学校」を提供中。