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頻繁に使われるFX用語集まとめ【一般社団法人日本ファイナンス協会】

外国為替市場、通称「FX」は、世界で最も大きく流動性の高い金融市場です。日々、トレーダーたちは異なる国の通貨を売買し、為替レートの変動から利益を得ようとします。
しかし、FX取引の世界は初心者には複雑に感じられるかもしれません。
この記事では、国家資格である「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」などを保有している一般社団法人日本ファイナンス協会が、FX取引に頻出する基本的な用語をわかりやすく解説していきます。
これからFXを始める方々は市場での取引をスムーズに行えるようにするためにも、FXの基礎を固め、賢く取引を進める第一歩を踏み出しましょう!
1.FXの主要用語の詳細解説
FX取引を始めるにあたり、市場で使われる特定の用語や概念を理解することは非常に重要です。ここからは、FX市場で頻繁に登場する基本用語の定義や重要性、具体的な使用例を詳しく解説します。
これらの用語をマスターし、効果的な取引戦略を立てる第一歩を踏み出しましょう!
ピップ(pip/pips)
ピップとは、FX市場で通貨ペアの価格変動を測る基本単位のことです。これにより、各通貨ペアの変動幅を共通単位で表すことができます。
例えば、ドル円をはじめとしたクロス円(ユーロ円やポンド円など)では、1pipは0.01円を表します。一方、ユーロドルをはじめとした米ドルストレート通貨では、1pipは0.0001ドルを表すのです。
このように、ピップは小さな価格変動を示す単位であり、FX取引にいては利益や損失を計る基本的な目安となります。しっかりとピップの意味を理解し、投資効率を上げていきましょう。
スプレッド(Spread)
スプレッドとは、ある通貨ペアの買値と売値の差のことです。取引コストを指す用語でもあり、通常はピップで表されます。
例えば、ドル円を取引する際にスプレッドが0.1pipsと提示しているとします。その時に10,000ドルを取引すると、手数料として10円の手数料がかかることになるのです。
スプレッドが狭くなればなるほど、取引コストも安くなります。1日に何回も取引するスキャルピングやデイトレードは、スプレッドの狭さが非常に重要なため、必ず確認しておきましょう。
レバレッジ(Leverage)
レバレッジとは「てこの原理」を意味する言葉であり、少ない資本で大きな金額の取引を可能にするツールのことを指します。
FX取引では自分の資産を使って取引するものですが、レバレッジが高ければ高いほど、資産の何倍もの価値の取引を行うことができるのです。
例えば、FX取引における証拠金が10万円とします。この時、レバレッジが25倍であれば250万円分の通貨を取引することが可能になります。
ただし、ハイレバレッジで取引していると、発生する損失も大きくなってしまいます。FX取引をする際はリスク管理を徹底し、想定以上の損失が出ないよう注意してください。
マージン(Margin)
マージンはレバレッジを使用して取引を行う際に、トレーダーが口座に保持しておくべき最低限の資金のことです。必要証拠金とも呼ばれる、絶対に覚えておくべき用語の1つとなっています。
このマージンは、取引の安全性を確保するための重要な要素であり、市場の変動による損失が証拠金を上回った場合に追加資金を求められる「マージンコール」を防ぐためにあります。
なお、マージンは「為替レート×取引通貨量÷レバレッジ」で求めることができます。安全に取引をするためにも、マージンは事前に確認しておきましょう。
ロット(Lot)
ロットは取引量の単位を示しており、一般的には1ロット=10,000通貨となっています。
なお、現在は100通貨や1,000通貨から取引できるFX会社も増えてきたため、事前に1ロットが示す通貨を知っておくことは非常に重要です。
ロットサイズを知らずに取引していると、取引の規模を把握することができず、リスクを適切に管理することもできなくなってしまいます。
まずは小さなロット数で取引をはじめ、慣れてきたら段々と大きいロットでの取引に挑戦していきましょう。
注文種類(Order Types)
FX取引には複数の注文タイプがあります。その中でも代表的なものが、成行注文(マーケットオーダー)・指値注文(リミットオーダー)・逆指値注文(ストップオーダー)の3種類です。
成行注文とは、「現在の価格ですぐに売買したい」という時に用いられる注文手法です。クイック注文・ストリーミング注文とも呼ばれ、約定スピードが高いことで知られています。
指値注文とは、「○○円になったら買う/売る」という風に、現在より有利な価格を指定して注文する方法です。事前に設定することで自動的に売買が完了するため、日中忙しい方が用いる方法となっています。
逆指値注文とは、「○○円になったら買う/売る」という風に、現在よりも不利な価格を指定する注文方法です。自分の判断で損切りをすることが難しいという方、効率的にリスク管理をしたい方が用いる方法となっています。
これらの特徴を理解し、適切な注文タイプを選択することでリスク管理が圧倒的に楽になりますよ。
為替レート(Exchange Rate)
為替レートとは、ある国の通貨を別の国の通貨に交換する際の比率を指します。
例えば、ドル円を取引している際に為替レートが150.0から150.5に上昇したとします。この場合、ドル円の価値は0.5円分上がったと見ることができます。
なお、為替レートは市場の需要と供給に合わせて変動します。FX取引で勝つためには、このバランスが今後どうなるのかを予測しながら取引することが重要になりますよ。
ヘッジ(Hedge)
ヘッジとは、リスクを軽減するための取引戦略の1つです。為替取引を利用して、価格変動による資産価値の損失を回避するために使われています。
為替ヘッジによって完璧に損失リスクを回避することはできませんが、価格変動によるリスクをある程度軽減させることは可能です。
適切な戦略を使用することで、不確実な市場環境下でも資金を保護できるようにしていきましょう!
スワップ(Swap)
スワップとは、FX取引でポジションを翌日に持ち越す際に発生する利息のことです。通貨ペアは異なる2か国の通貨で構成されますが、その2か国の間で金利差がある場合に発生します。
例えば、高金利の通貨ペアを買い、低金利の通貨ペアを売るポジションを持った場合、翌日には各国の金利差に基づいて利息を受け取ることが可能です(プラススワップ)。一方、低金利の通貨を買い、高金利の通貨を売る場合には翌日に利息を支払わなければなりません(マイナススワップ)。
スワップは長期的な投資戦略を立てる際に重要な要素の1つです。利息の支払いで損失が出ないようにするためにも、しっかりと理解しておきましょう。
テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析とは、市場が今後どのように動くのかを予測するための分析方法です。
テクニカル分析では、過去の市場データを基にして未来の価格動向を予測します。視覚的に相場を把握できるため、経済の知識に自信がない方にもおすすめの分析方法です。
一方、ファンダメンタルズ分析は経済指標や政治的なイベントを評価して価格動向を予測します。ある程度の知識が必要にはなりますが、中長期的な動きを把握できる分析方法です。
FXで勝つためには、どちらの分析方法も欠かせません。まずはテクニカル分析で短期の価格動向を予想できるようにして、FX取引に慣れていきましょう。
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2.FXトレーダーが知っておくべき用語まとめ
この記事では、FXトレーダーが絶対に知っておくべき10個の用語について解説してきました。
どの用語も、FX市場での取引を行う上で非常に重要なものです。用語の意味を把握していれば、基礎知識もしっかりと身に着け、市場の動きをより理解しやすくなります。
今回ご紹介した以外の用語もしっかりと理解したら、ぜひ実際の取引に挑戦してみてくださいね。経験を積み重ねることで、より確かなトレーダーへと成長することができますよ!
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