山中康司のループイフダン戦略レポート(2024年9月②)
ループイフダン「2024年9月の戦略・月中レビュー」
●現在のポートフォリオ運用について
「移動平均で攻めるループイフダン戦略」
使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。
長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。
リスク管理としては、全ての通貨ペアで「取引単位を5千通貨単位、最大ポジション数が5、損切設定はあり」とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。
ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)は、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済」とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。
●米ドル円
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※赤い線が移動平均線です。
9月15日までのレンジ=140.27〜147.20
9月15日時点の戦略=S100を継続
9月前半のドル円は第1週に米国雇用関連の数字が発表されましたが軒並み弱く、8月21日の雇用者数大幅下方修正以降は弱い雇用の数字が米国の利下げ思惑を強めました。さらに日銀の審議委員からは追加利上げに積極的とも取れるタカ派寄り発言が出たことから年末に向けての日米金利差縮小思惑が円高の原動力となり、年初来安値を更新しての折り返しとなりました。
ドル円はS100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート141.242)、1,175円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は45,455円の利益となりました。
●ユーロ円
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9月15日までのレンジ=148.83〜162.88
9月15日時点の戦略=S100を継続
9月前半のユーロ円はドル円の円でのドル安・円高の動きとともにほぼ下げ続ける結果となりました。月初はユーロドルでもドル安の動きが先行したものの、途中からドル円とともにユーロ円が下げる流れへと変化しました。フランスの新首相は決まったものの左派を排除し、極右の協力も得て共和党から指名したことで、フランス全土でデモが起きるなど、フランスの政局がユーロの上値を抑える要因にもなっています。
ユーロ円はS100で運用継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート155.703)、2,085円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は41,590の利益となりました。
●ポンド円
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9月15日までのレンジ=183.70〜193.47
9月15日時点の戦略=見送り
9月前半のポンド円もユーロ円同様でドル円が下げて影響が大きく月初から着実に値を下げる動きとなりました。ただドル円が8月安値を割り込んだ動きに対して、ユーロ円、ポンド円は8月安値とその後の高値との61.8%押し程度で止まっています。
ポンド円は現在ポートフォリオから外して様子見のスタンスを継続していますが、戦略的にはS150となります。
●豪ドル円
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9月15日までのレンジ=93.58〜99.85
9月15日時点の戦略=S100を継続
9月前半の豪ドル円も他のクロス円とまったく同様でした。月初の高値から着実に押してきましたが、2週目に入ってからはドル円の下げと豪ドル米ドルの上げのペースが同程度となっていたことから横方向のもみあいが続いています。
豪ドル円はS100で運用継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート94.551)、356円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は14,393円の利益となりました。
●ユーロドル
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9月15日までのレンジ=1.1001〜1.1154
9月15日時点の戦略=B100を継続
ユーロドルは第1週目こそドル円と同様にドル売りが先行しましたが、第2週に入ってからはドル円とともにユーロ円も下げたことからユーロドルも上値が重たい展開となりました。ユーロ円の項にも書きましたが、フランスの新首相指名後の全国的なデモも影響しています。また12日のECB理事会では予想通り0.25%の利下げとなりましたが、次回以降の利下げへの言及が無かったことから買い戻しが入る動きとなりました。
ユーロドルはB100で運用を継続しています。。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート1.10877)、4,453円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は6,729円の利益となりました。
●カナダ円(チャートのみ)
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9月15日時点の戦略=S80を継続
●スイス円(チャートのみ)
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9月15日時点の戦略=S80を継続
●ランド円(チャートのみ)
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9月15日時点の戦略=S50を継続
●トルコリラ円(チャートのみ)
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9月15日時点の戦略=S50を継続
●メキシコペソ円(チャートのみ)
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9月15日時点の戦略=S50を継続
(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。
●NZドルドル(チャートのみ)
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9月15日時点の戦略=B80を継続
●豪ドルNZドル(チャートのみ)
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9月15日時点の戦略=S80を継続
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