山中康司のループイフダン戦略レポート(2024年9月)
ループイフダン「2024年9月の戦略」
●オンラインセミナーのお知らせ
9月7日(土)13:00からオンラインセミナーを開催します。
以下のURLに詳細があります。多くの皆様の参加をお待ちしております。
https://inet-sec.co.jp/news/detail.jsp?id=548
●現在のポートフォリオ運用について
「移動平均で攻めるループイフダン戦略」
使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。
長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。
リスク管理としては、全ての通貨ペアで「取引単位を5千通貨単位、最大ポジション数が5、損切設定はあり」とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。
ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)は、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済」とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。
●米ドル円
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※赤い線が移動平均線です。
8月のレンジ=141.67〜149.76
9月の戦略=S100を継続
8月のドル円は7月31日に日銀が利上げを実施し、さらに8月2日の米国雇用統計が予想以上に悪かったことを受け株安になった動きがきっかけとなりましたが、5日に日経平均株価が史上最大の下げ幅を演じたことでリスクオフの動きからドル円は一時141.67レベルの安値をつけました。しかし翌日の日経平均株は史上最大の上昇となり、いったんは大幅な円高継続とはならなかったものの、8月20日週に米国雇用者数の大幅下方修正とジャクソンホールのパウエルFRB議長講演で9月利下げが明示されたとの判断からドルの上値が重くなる流れでした。
ドル円はS100で運用を継続しています。現時点でのポジションは3単位(平均約定レート145.266)、15,970円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。8月の確定損益は低い水準で売ったポジションが損切に引っかかったこともあり285円の損失となりました。
●ユーロ円
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8月のレンジ=154.39〜163.88
9月の戦略=S100を継続
9月のユーロ円は8月第1週はドル円の乱高下に振り回される展開となりましたが、その後は方向感がはっきりしないもみあいが続きました。しかし、パリ・オリンピックで中断していたフランス首相指名の検討が再開したものの、後継指名が難航しそうなことからユーロは対ドル、対円ともに上値が重たくなりやすい地合いの後半相場となりました。
ユーロ円はS100で運用継続しています。現時点でのポジションは3単位(平均約定レート160.751)、19,100円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。8月の確定損益は低い水準で売ったポジションが損切に引っかかったこともあり3,100円の損失となりました。
●ポンド円
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8月のレンジ=180.08〜192.01
9月の戦略=様子見
8月のポンド円はユーロ円と同様で第1週はドル円とともに乱高下、その後は徐々に値幅を狭めるもみあい相場となりました。ただ、中旬以降は192円で上値を抑えられる動きが続いていて、オプション絡みの売りオーダーが入っている様子です。ただこの手の大口オーダーというのは最終的には抜けることが多いため、注意が必要でしょう。
ポンド円は現在ポートフォリオから外して様子見のスタンスを継続していますが、戦略的にはS150となります。
●豪ドル円
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8月のレンジ=90.12〜99.02
9月の戦略=S100を継続
8月の豪ドル円は他のクロス円同様に第1週はドル円での乱高下とともに大きく動いたものの、その後は狭い値幅でのもみ合いが続いています。豪ドル円もポンド円のように99円での上値が重く何らかの売りオーダーが入っている感じです。
豪ドル円はS100で運用継続しています。現時点でのポジションは5単位(平均約定レート97.011)、60,712円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。8月の確定損益は低い水準で売ったポジションが損切に引っかかったこともあり49,147円の損失となりました。
●ユーロドル
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8月のレンジ=1.0781〜1.1201
9月の戦略=B100を継続
8月のユーロドルは、月初からほぼ一貫した上昇相場となりましたが、月初に米国雇用統計をきっかけにドル安の動きが始まり。7月高値を上抜けて以降はテクニカルなユーロ買いも目立ちました。しかし1.12水準で年初来高値を見て以降は、フランスでの首相指名が難航しそうなことから、フランスに投資しているポートフォリオを減らす動きもあり、ユーロは反落しての月末を迎えました。
ユーロドルはB100で運用を継続しています。。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート1.11405)、6,457円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。8月の確定損益は13,360円の利益となりました。
●カナダ円(チャートのみ)
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9月の戦略=S80を継続
●スイス円(チャートのみ)
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9月の戦略=S80を継続
●ランド円(チャートのみ)
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9月の戦略=S50を継続
●トルコリラ円(チャートのみ)
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9月の戦略=S50を継続
●メキシコペソ円(チャートのみ)
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9月の戦略=S50を継続
(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。
●NZドルドル(チャートのみ)
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9月の戦略=B80を継続(8月23日終値で転換)
●豪ドルNZドル(チャートのみ)
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9月の戦略=S80に転換(8月30日終値で転換)
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