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2024/08/06
鹿子木健

私がおすすめするテクニカル指標はボリンジャーバンドです【鹿子木健】

#FX
#お金の知識
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テクニカル指標は多くの種類があり、どれを使えば良いか悩んでいる人も多いかと思います。

そこで、私がおすすめするテクニカル指標を紹介していきます。そのテクニカル指標とは、ボリンジャーバンドです。

今回はボリンジャーバンドをおすすめする理由と、どんな特徴があるのかを解説していきます。

1.ボリンジャーバンドはシンプルで分かりやすい

世の中にはさまざまなテクニカル指標があります。移動平均線や一目均衡表、RSIのような多くの投資家が使っているポピュラーな指標があれば、個人が作成したオリジナルの指標を使っている人もいます。

数多のテクニカル指標があるからこそ、「この指標が良さそう」、「あの指標を使えば勝てそう」などと聖杯探しをしてしまうのかもしれません。

私がおすすめするテクニカル指標はずばり、「ボリンジャーバンド」です。FX初心者はもちろん、中級者〜上級者にもボリンジャーバンドはおすすめです。

ボリンジャーバンドの何が良いのかというと、シンプルで分かりやすい点です。

よく、複数の指標を表示させた方がより勝てるのではと思う人はいますが、異なる指標を同時に何種類も表示させると、同時に売買サインが出てしまうなど分かりづらく、混乱してしまいます。

本当に高度なものはシンプルです。だからこそ、シンプルなボリンジャーバンドがおすすめです。

ボリンジャーバンド説明1.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

2.ボリンジャーバンドのメリット

ボリンジャーバンドにはいくつかのメリットがあります。それらを解説していきます。

①相場の方向性が分かる

ボリンジャーバンドの傾きによって相場の方向性を判断可能です。上を向いていれば上昇傾向、下を向いていれば下落傾向、横を向いていれば横ばいと考えられます。なお、ボリンジャーバンドの中心線は移動平均線です。

②ボラティリティを把握できる

ボリンジャーバンドのバンド幅が広がっているか、狭くなっているかでボラティリティを判断できます。広がっていればボラティリティが高く、反対にバンド幅が狭くなっていればボラティリティが低いと考えられます。

③トレンド相場を判断しやすい

ローソク足が±1σ〜±3σのバンドに沿うように上昇または下落していれば、トレンドが出ていると判断できます。この状態をバンドウォークと呼びます。

④シグナルの種類が少ない

ボリンジャーバンドはデッドクロスやゴールデンクロスのように線が交差するような売買シグナルは発生しません。売買シグナルの数が少ないからこそ、迷う場面も少なくてすみます。

ボリンジャーバンドには主に、以上の4点のメリットがあります。相場の方向性を読みやすく、トレンドが発生しているタイミングが分かりやすいというのがおすすめポイントです。

 

3.勘違いしている間違った使い方

ボリンジャーバンドはその性質上、値動きが±3σ以内に収まるとされています。計算上では、±2σ以内だと約95.4%、±3σ以内は約99%の確率で収まるようです。

そのため、よく「+2σに到達したら売り」「-2σに到達したら買い」と言われています。しかし、これは間違いです。

この考えはボリンジャーバンドの性質を無視しています。確かに、レンジ相場であれば-2σまで到達したら買いで利益を出せる可能性があります。

しかし、-2σからバンドウォークをしてさらに下落していく可能性もあります。もし、買いエントリーをしていたら、大きな損失を抱えてしまうと思います。

ボリンジャーバンド説明2.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

「+2σに到達したら売り」「-2σに到達したら買い」は典型的なボリンジャーバンドの間違った使い方なので、注意しましょう。
 

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著者プロフィール
鹿子木健
鹿子木健
お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることがライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野は、FXを中心に、不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産など多岐に渡る。 代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録が完了。現在、外国為替投資助言「FX UNLIMITED」、FX学習コミュニティ「勝ちパターンFXの学校」を提供中。