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2024/07/26
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【最新】20代〜50代の平均貯金額と中央値を年代別にまとめてみた!いくらが理想?

#お金の知識
#老後資産

 

あなたはふと、 「自分と同世代の人たちは、いくらくらい貯金があるのだろう」「今の歳だと、いくら貯金があれば安心なのだろう」 と思ったことはありませんか?

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必要な貯金額は、年齢や、人生設計によって人それぞれ違いますが、30代から40代には家庭を持ってマイホームを購入する人も増えてきます。

50代から60代では、老後を見据えたマネープランを考えることが大切です。

そこで今回は、周りの人に聞きにくい貯金額とその目安についてお話ししていきます。

 

20代〜50代の平均貯金額

さっそく、20代〜50代の平均貯金額をみてみましょう。

平均貯金額のデータは、日本銀行の関連組織、政府金融広報中央委員会が、「家計の金融行動に関する世論調査」という報告書の中で公開しています。

それによると、平均貯金額はこちらのようになっています。

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出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」(令和5年)

 

さて・・・あなたの予想と比べてどうだったでしょうか?

予想どおりという方もいるかと思いますが、 なかには、意外と周りの人は貯金をしているのだな、と焦りを感じた方もいるのではないでしょうか?

 

 

平均だけでなく中央値も参考にしよう!

しかし、貯金額のデータを正しく読み解くうえで、おさえておきたいポイントがあります。

それは、「平均値」と「中央値」の違いです。

ご存じのように、平均値とは、全ての数値を合計して、数値の総数で割ったもの、ですよね。

 

一方の中央値は、数値の分布の中心です。

つまり貯金額でいえば、貯金額が大きい順、または小さい順に並べたとき、ちょうど真ん中の人の貯金額のことを指します。

 

なぜ中央値が大事なのかというと、平均値は、極端に貯金額が高い「外れ値」の影響を受けやすいためです。

たとえば、ある地域の10世帯のうち、9世帯の貯金額が100万円だったとします。

でも、たった1世帯の貯金額が1億円だった場合、平均貯金額は100万円よりもずっと高い、約1000万円になりますよね。

先ほどご紹介した金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」で貯金額の平均値をご紹介しましたが、同調査では、貯金額の「中央値」も公表しています。

そのデータが、こちらです。

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出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」(令和5年)

 

年齢を重ねるにつれて、貯金額は増えていくという結果は変わらないものの、50代になっても、貯金額は中央値でみると単身世帯で80万円、2人以上世帯で300万円に留まり、「平均値」と比べると「中央値」の貯金額の伸びはゆるやかです。

こちらのデータのほうが、より実態に近いといえそうですね。

 

 

貯金はいくらあればいいの?

さて、ここまで他の人がどのくらい貯金をしているのかみてきましたが、結局のところ、貯金はいくらあれば安心なのでしょう?

それは、貯金をする目的次第です。

貯金は、毎月の生活費をカバーするため、というよりも、人生の節目となるライフイベントでの大きな出費に備えるため、という方が多いのではないでしょうか。

そこで、大きな出費となりやすい「人生の三大資金」を意識して、貯金をしていきたいところです。

「人生の三大資金」の1つ目は、住宅購入資金です。

マイホーム購入の必要資金は、

  • マンションで平均約4500万円
  • 建売住宅や注文住宅など一戸建てで平均約3500万円
  • 中古の戸建やマンションで平均約2500〜3500万円

いわれます。

住宅ローンを組む場合でも、平均的な手持金は購入費の10%から15%程度が一般的ですので、数百万円を目標に貯金をしていきたいところです。

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2つ目は、お子さんの教育資金です。大学卒業までの教育費を考えた場合、すべて国公立を選択した場合でも約1000万円、私立や一人暮らしを選択した場合にはさらに追加の費用が必要となります。

こちらも、お子さんがいらっしゃるご家庭では、計画的に準備しておきたいところですよね。

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3つ目は、老後の生活費です。

老後の主な収入は、国民年金や、厚生年金といった、公的年金に頼るという方が多いと思いますが、それだけでは足りなくなるケースも少なくありません。

事実、65歳以上の夫婦2人のみ世帯の平均的な支出は25万円前後とされており、現役時代と比べ、老後の支出額は意外と下がりません。

しかし、働いていない場合の収入は年金給付などに頼らざるを得なくなり、高齢夫婦無職世帯では、毎月約5万円の赤字となり、この赤字を繰り返していくと、20年で約1,300万円、30年で約2000万円の貯金の取り崩しが必要となります。これがいわゆる、話題となった「老後2000万円問題」です。
 

老後に思い描いている生活のために、コツコツと貯金を続けていきたいところです。もちろん、冒頭でもお話ししたように、必要な貯金額は人それぞれです。あなたの人生設計や環境によって必要なお金も変わってきますので、ご自身が安心できるマネープランを考えてみてくださいね。

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まとめ

今回は、20代〜50代の年代別の貯金額のデータから、必要な貯金額について考えてみました。

おさらいしますと、老後に向けて貯金を積み上げておきたい年代である50代の貯蓄額は、2人以上世帯で平均1147万円、中央値で300万円です。ただしこちらを参考にしつつも、必要な貯金額は人生設計によって人それぞれ大きく異なります。「人生の三大資金」と言われる

・住宅購入資金

・お子さんの教育資金

・老後の生活費

など、貯金を取り崩す可能性のあるイベントを洗い出し、あなたはどのライフイベントにどの程度備えるのか、考えておくと安心です。

目標金額が決まったら、1日でも早く貯金や投資といった資産形成を始め、なるべく無理なく将来に備えましょう。

コツコツと続けていれば、ゴールが見えてくるのが資産形成の魅力です。

今日できる小さなことからまずは1つ、行動していきましょう。

 

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※本記事は情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本記事の情報により生じたいかなる損害についても弊社及び執筆者は一切の責任を負いかねます。