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2024/03/19
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【一体なぜ?】中国経済の“崩壊”が現実に!?日本に待ち構える余波とは・・・

#経済指標・ニュース解説
#お金の知識
 

 

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最近多くのメディアでこんな話題を目にするようになりました。
FXや株式投資をしている人にとって世界2位の経済規模を誇る中国は、無視できる存在ではありませんよね。

中国経済が現在どのような状態にあり、なぜ崩壊がささやかれているのか、さらには、経済の崩壊が現実となった場合、どのような影響があるのか考えてみましょう。

 

中国は世界2位の経済大国

2022年の国際通貨基金IMFの報告によれば、中国の経済規模を示す国内総生産GDPは19兆ドルに達しています。
 

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これは、中国が世界第2位の経済規模を持つ国であり、第1位の米国に次いで、世界第3位の日本のGDP4兆ドル強を大きく引き離しています。

この事実だけでも、中国経済がいかに巨大かがわかると思います。
さらに、中国経済の特筆すべきポイントは、近年、世界に誇示し続けている高い成長力です。

40年間以上もGDP世界第2位の地位を確立してきた日本を中国が追い抜いたのは2010年ですが、現在は、日本に対し4倍以上のGDPを誇っています。 
中国は、経済大国としての地位を確立し、世界経済におけるパワーバランスを大きく変化させることに成功したともいえますね。

しかし驚くべきことに、現在世界第2位のGDPを誇る中国は「先進国」ではなく、先進国よりも高い成長性を秘めた国として「新興国」に分類されています。
事実、各国の複数の機関やシンクタンクは、中国が将来的に米国のGDPを追い抜き、世界の経済覇権を握ると予想しており、その時期は2030年〜2035年頃だと試算していました。

そのため最近まで、中国の急成長は2020年代、2030年代も長期的に保たれるだろうとの説が主流でした。
日本でもこうした中国経済への注目度は高く中国株への投資も行われています。

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なぜ中国は崩壊すると言われている?

世界2位の経済規模を誇る中国ですが、2023年現在「今後の中国経済には崩壊の危機が迫っている」という見方が専門家やアナリストの間で強くなっています。

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2022年の中国のGDP成長率は、実質3.0%にとどまり以前の中国が経験した2ケタ成長どころか政府の目標であった5.5%すらも大きく下回っています。

一体、何があったのでしょうか?

中国経済のブレーキには、複数の経済的課題があります。

特に巨大な不動産開発会社「中国恒大集団」や「碧桂園」が業績悪化による手元資金不足で債務不履行いわゆるデフォルト状態に陥るなどの不動産関連市場の不調が問題視されています。

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その背景として「中国恒大集団」は3,000億ドル以上を借り入れるなどして事業を積極的に拡大し中国最大の企業の一つとなりました。

しかし、2020年8月に中国政府が負債の額を制限する新たな規制を導入したことにより資金を捻出するために不動産を大幅に安く売らざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。

中国にとって不動産関連市場はGDPの約3割を占めるとの試算もあり、不動産関連市場の不調は、中国経済全体に連鎖的に波及する恐れがあります。

そのほか、中国経済が長期低迷に陥る懸念としては、人口動態の変化があります。
日本と同様に中国も高齢化が進み、労働力、国内の消費力が弱まる見通しです。
さらに、中国経済は、輸出に依存した成長を続けてきましたが、中国の台頭に警戒感を強める米国が中国製品の関税を引き上げるなど、新たな課題にも直面しています。

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では、米国との緊張が高まるとどうなるのでしょうか。
現在も米中関係は良好とはいえず、中国製品の国外への輸出の懸念が続けば、中国経済の先行き不透明感はさらに強くなっていくでしょう。

経済の先行きを予想することは困難ですが、中国のGDPの成長が急速に鈍化したことが明確に数値に表れたことで専門家の間でもいよいよ中国経済が崩壊に向かっていることが意識されたといえます。

 

為替市場への影響

では、もし中国経済が崩壊したら、為替市場にどのような影響があるのでしょうか?

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一般的に通貨の価値は、その国の経済状況とおおむね連動する傾向にあります。
つまり、経済が好調な場合は、通貨の価値も上昇しやすいといえます。
その為、中国経済が崩壊すると、中国元の価格が下落する可能性が高いでしょう。
 

また、中国経済の不振は、中国と貿易関係が深い国にも大きな影響を与えます。
例えば豪州は、中国向けの輸出が全体の3分の1を占めているため、豪ドル安につながりやすいといえます。
 

一方で、投資家はリスクを避け、安全な資産へと資金をシフトさせます。 
その結果、安全通貨とみなされている米ドルが買われやすくなり、米ドル高につながる可能性は高いでしょう。

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また、日本にとって中国は、地理的にも近く主要な輸出先の一つです。 
その為、中国経済が崩壊すると、日本の輸出産業が打撃を受け、日本経済全体へも連鎖的に悪影響が波及する可能性があります。
結果、国力の低下が円安の加速という形で為替レートに現れるかもしれません。
 

もちろん、あくまで想定するシナリオの一例に過ぎませんが、いずれにしても中国経済の崩壊は、為替市場全体に大きなインパクトを与えることは間違いないでしょう。

 

まとめ

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今回は、中国経済崩壊の可能性と影響についてお話ししてきました。

最後にまとめると、中国経済の崩壊は、以下の理由から十分に考えられるシナリオです。

 

  • 2022年の中国のGDP成長率が実質3.0%にとどまったこと
  • 中国恒大集団に代表される不動産関連市場の低迷

 

もし、中国経済が崩壊してしまうと、中国元の価値の下落に加え、元と密接な関係を持つ他の通貨も影響を受けることが考えられます。

ぜひ中国の動向をチェックして、今後の投資に役立ててみましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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※本記事は情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本記事の情報により生じたいかなる損害についても弊社及び執筆者は一切の責任を負いかねます。