山中康司のループイフダン戦略レポート(2023年11月①)
ループイフダン「2023年11月の戦略」
●お知らせ
- 過去に実施したオンラインセミナーは全て下記URLにてご視聴いただけますので、併せて参考にしていただければ幸いです。
https://inet-sec.co.jp/seminar/onlineseminar/#yamanaka - 現在のポートフォリオ運用概要は下記の「現在のポートフォリオ運用について」をご覧ください。現在の戦略についてまとめてありますが、ポンド円についてはセミナーで解説した通り、今は運用見送りとしています。
●現在のポートフォリオ運用について
「移動平均で攻めるループイフダン戦略」
使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。
長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。
リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。
ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。
●米ドル円
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※赤い線が移動平均線です。
10月のレンジ=147.35〜151.70
11月の戦略=B100を継続
10月のドル円は3日に150.15レベルの高値をつけた直後に3円近い急落を演じ、その後も介入だったのかと疑心暗鬼を強めていました。個人的にはここまでの動きがあったことから小規模介入だったのではないかと見ていましたが、月末の介入実施額で介入では無かったことが判明しています。月末に向けてごく緩やかな円安が続いていたところに30日の日経新聞のリークでイールドカーブコントロール再調整、そして実際にその通りの決定となったものの、事実で円売りとなり、介入が無かったという発表で151円台後半まで円安が進行しての月末クローズを迎えました。
ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均コスト151.425)、140円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。10月の確定損益は35,060円の利益となりました。
●ユーロ円
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10月のレンジ=154.36〜160.83
11月の戦略=B100を継続
10月のユーロ円は3日にドル円が急落した動きから一時154円台前半まで下げる動きを見せましたが、その後はドル円が緩やかな円安となったことに加え、ユーロドルが短期的に底打ちを見せ買い戻しが強まった動きからユーロ円は底堅い動きとなっていました。G津末に向け、日銀会合と財務省の介入額発表を前にポジション調整も見られましたが、月末の日本要因による円安加速からユーロ円は2008年以来の160円の大台乗せを見ることとなりました。
ユーロ円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均コスト160.857 )、4,415円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。10月の確定損益は54,782円の利益となりました。
●ポンド円
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10月のレンジ=178.13〜184.28
11月の戦略=様子見
10月のポンド円はユーロ円同様に10月3日のドル円急落で178円台前半まで下げましたが、元の水準まで買い戻された後はほぼ横方向のもみあいが月末まで続きました。月末のドル円、クロス円での円大幅安の動きから184円台前半まで買われたものの景況感の悪さもあり、8月高値よりもだいぶ低い水準に留まっています。
ポンド円は現在ポートフォリオから外して様子見のスタンスを継続しています。
●豪ドル円
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10月のレンジ=93.00〜96.40
11月の戦略=S100を継続
10月の豪ドル円にはドル円の急落によって93.00レベルの安値をつけましたが、その後買い戻されてからは94円台前半から95円台後半の比較的狭い値幅の中で横方向のもみあいを繰り返しました。月末の円安の動きでは豪ドルもまた弱い動きとなったことで、もみあいを抜け出す動きには至りませんでした。
豪ドル円はS100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均コスト95.935)、60円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。10月の確定損益は12,006円の利益となりました。
●ユーロドル
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10月のレンジ=1.0447〜1.0693
11月の戦略=S100を継続
10月のユーロドルは、緩やかな上昇を続けました。7月高値から平行下降チャンネルの中で下げ続けていたユーロドルは、10月初めに底打ちした後はレジスタンスラインを上抜け現在は平行上昇チャンネルの中で安値、高値とも切り上げる展開が続いています。米欧の景況感差を考えると上昇し続けるとも思えませんが、現状はテクニカルな要因が強く緩やかな上昇相場を継続しやすい状態です。
ユーロドルはS100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均コスト1.05346)、2,575円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。10月の確定損益は15,003円の利益となりました。
●カナダ円(チャートのみ)
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11月の戦略=B80を継続
●スイス円(チャートのみ)
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11月の戦略=B80を継続
●ランド円(チャートのみ)
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11月の戦略=B50を継続
●トルコリラ円(チャートのみ)
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11月の戦略=S50を継続
●メキシコペソ円(チャートのみ)
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11月の戦略=S50に転換(10月27日終値)
(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。
●NZドルドル(チャートのみ)
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11月の戦略=S80を継続
●豪ドルNZドル(チャートのみ)
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11月の戦略=B80に転換(10月27日終値)
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