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2023/02/02
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2023年2月①)

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ループイフダン「2023年2月の戦略」

●お知らせ

  • 現在のポートフォリオ運用概要は「現在のポートフォリオ運用について」をご覧ください。昨年は3回見直しを行っていますので、現在の戦略についてまとめてあります。
  • 過去のWEBセミナーはアイネット証券のホームページにてご視聴いただけますので、是非ご覧ください。
    https://inet-sec.co.jp/seminar/onlineseminar/#yamanaka

●現在のポートフォリオ運用について

「移動平均で攻めるループイフダン戦略」

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。

リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。

ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●米ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

1月のレンジ=127.21〜134.76

2月の戦略=S100を継続

1月のドル円は年初こそドル買いが先行したものの135円超えのドル売りオーダーも出てきたことで2週目以降は円高の動きへと回帰しました。18日の日銀会合では12月の実質的な緩和縮小とは逆に共通担保オペの期間長期化という緩和を補完する政策が導入されたことで一時的に円安に振れる場面も見られましたが、月末に向けては欧米の金融政策イベントを前に上下ともに限定的な値動きが続きました。長期的にはドル上昇の起点となった2021年安値から昨年高値までの半値押しで下げ止まったこともその後の底堅い動きにつながったと言えるでしょう。

ドル円は「S100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは3単位(平均コスト128.694)、25,032円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。1月の確定損益は47,004円の利益となりました。

●ユーロ円

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1月のレンジ=137.38〜142.84

2月の戦略=S100を継続

1月のユーロ円は月初に下値をトライしたものの9月安値を抜け切れずに反転上昇、ドル円の下げとともに再度下値をトライしたものの月初安値はトライできず、その後はドル円が下げきれない動きになったこと、テクニカルな要因が大きかったもののユーロドルの買いが強まったことから、月末には高値圏に近づいての引けとなりました。

ユーロ円は「S100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは4単位(平均コスト139.960)、35,577円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。1月の確定損益はポジション転換による損失も含めて11,038円の利益となりました。

●ポンド円

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1月のレンジ=155.34〜161.79

2月の戦略=S150を継続

1月のポンド円もユーロ円と同様で12月の下げを継続して月初は上値が重かったものの安値は年初につけ、その後は上下を挟んで月末に向け月間高値をつけに行く展開となりました。背景としてはドル円が下がり切らなかったことや、FOMCとECB、英中銀の利上げ幅が異なることで金利差が縮小することから欧州通貨に買いが入った面もあったようです。

ポンド円はS150で運用を継続しています。現時点でのポジションは4単位(平均コスト158.037)、53,180円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。1月の確定損益はポジション転換による損失もあり3,479円の損失となりました。

●豪ドル円

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1月のレンジ=87.40〜92.80

2月の戦略=S100を継続

1月の豪ドル円は月初に下げの動きはあったものの12月安値はトライせずに反転、その後上下を挟んだものの月末に向けて買いが強まる展開となりました。中国がゼロコロナから脱却したことで中国経済が上向けば豪州にとってもプラスという思惑が広がる中で、実際に豪州産石炭の輸入再開も好材料とされたようです。月末に向けて92.80まで上昇する動きとなりました。

豪ドル円は「S100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは5単位(平均コスト90.011)、56,494円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。1月の確定損益は28,551円の利益となりました。

●ユーロドル

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1月のレンジ=1.0482〜1.0928

1月の戦略=B100を継続

1月のユーロドルは月初にやや下押しが入った以外は底堅い動きを続け11月中旬以降の上昇チャンネルの中で着実な上昇を見せました。材料的には2月のECB理事会に向けECB関係者からタカ派な発言が目立ち、米国との金利差縮小を材料としたユーロ買いも見られました。しかし、長期的なユーロの動きを見ると2021年高値から2022年安値までの下げに対してほぼ半値戻しとなっていることから、1.10の大台を前に上値も重くなっての月末を迎えました。

ユーロドルは「B100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均コスト1.08431)、516円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。1月の確定損益は15,118円の利益と中間レポートから変化していません。

●カナダ円(チャートのみ)

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2月の戦略=S80を継続

●スイス円(チャートのみ)

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2月の戦略=S80を継続

●ランド円(チャートのみ)

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2月の戦略=S50を継続

●トルコリラ円(チャートのみ)

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2月の戦略=S50を継続

●メキシコペソ円(チャートのみ)

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2月の戦略=S50を継続

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

●NZドルドル(チャートのみ)

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2月の戦略=B80を継続

●豪ドルNZドル(チャートのみ)

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2月の戦略=S80を継続(B80に転換の可能性あり)



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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。