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2023/01/17
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2023年1月②)

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ループイフダン「2023年1月の戦略・月中レビュー」

●お知らせ

  • 現在のポートフォリオ運用概要は「現在のポートフォリオ運用について」をご覧ください。昨年は3回見直しを行っていますので、現在の戦略についてまとめてあります。
  • 12月にWEBセミナーを開催しました。アイネット証券のホームページにてご視聴いただけますので、是非ご覧ください。
    https://inet-sec.co.jp/seminar/onlineseminar/#yamanaka

●現在のポートフォリオ運用について

「移動平均で攻めるループイフダン戦略」

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。

リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。

ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●米ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

1月15日までのレンジ=127.45〜134.76

1月15日時点の戦略=S100を継続

1月前半のドル円は、第1週は12月20日の日銀会合後の円高の動きに対して調整のドル買い戻しが先行しましたが、135円近くでは戻り売りも出てきたことで第2週はじり安再開となりました。そして1月18日の会合で更なる緩和縮小思惑が広がったことで130円の大台を割り込み13日には昨年6月以来の127円台へと大きく水準を下げることとなりました。

ドル円は「S100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均コスト128.185)、2,542円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は27,414円の利益となりました。

●ユーロ円

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1月15日までのレンジ=137.38〜142.84

1月15日時点の戦略=S100を継続

1月前半のユーロ円は月初に昨年末の下げの流れを受けてユーロ売りが先行し137円台前半まで売り込まれたものの切り返し、翌週には142.84まで上昇と上げ相場ではユーロドル上昇の動きに引っ張られる展開となりました。しかし、すぐに反落し日銀会合での追加緩和縮小思惑が強まりドル円が昨年5月以来の安値まで円高が進行したことでユーロ円も138.00まで下げと目まぐるしい値動きの1月前半となりました。

ユーロ円は「S100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均コスト138.466)、3,119円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は3日のポジション転換もあり8,900円の損失となりました。

●ポンド円

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1月15日までのレンジ=155.34〜161.22

1月15日時点の戦略=S150を継続

1月前半のポンド円も、ユーロ円同様で12月末からの下げが先行し155.34の安値をつけたところから切り返しての反転上昇で161.22の戻り高値をつけました。そしてその後は18日の日銀会合で追加の緩和縮小が行われるという思惑が広がったことで、ドル円、クロス円で広く円買いが進行し月初の安値に近づいての月後半を迎えています。

ポンド円は「S150」で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均コスト155.652)、4,678円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は3日のポジション転換もあり10,979円の損失となりました。

●豪ドル円

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1月15日までのレンジ=87.40〜89.08

1月15日時点の戦略=S100を継続

1月前半の豪ドル円は基本的に月初は前月末からの円高が先行したところから切り返しての上昇、そして日銀会合に向けて再び円高という流れです。しかし対欧州通貨に比べ豪ドル円の値幅は1円68銭に留まり、ドルの動きが比較的ドル円と同じタイミングで上下したことからクロス円の動きにそこまでドル円の影響を受けなかったという印象でした。

豪ドル円は「S100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均コスト88.483)、10,984円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は18,600円の利益となりました。

●ユーロドル

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1月15日までのレンジ=1.0482〜1.0867

1月15日時点の戦略=B100を継続

1月前半のユーロドルは月初こそユーロ円の下げも手伝って売りが先行、1.0482の安値をつけましたが1.05の大台割れではユーロ買いも出て反転。12月高値を上抜けるとテクニカルな買いも入って1.0867レベルまで上昇、昨年4月以来のユーロ高水準を見ています。

ユーロドルは「B100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均コスト1.08431)、1,910円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は15,118円の利益となりました。

●カナダ円(チャートのみ)

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1月15日時点の戦略=S80を継続

●スイス円(チャートのみ)

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1月15日時点の戦略=S80を継続

●ランド円(チャートのみ)

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1月15日時点の戦略=S50を継続

●トルコリラ円(チャートのみ)

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1月15日時点の戦略=S50を継続

●メキシコペソ円(チャートのみ)

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1月15日時点の戦略=S50を継続

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

●NZドルドル(チャートのみ)

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1月15日時点の戦略=B80を継続

●豪ドルNZドル(チャートのみ)

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1月15日時点の戦略=S80を継続



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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。