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投資としてのFXにはやめ時など存在しません【鹿子木健】
1.よくある議論「FXは投資か、ギャンブルか」
「FXはギャンブルだから良くない」のような表現で、FXそのものが否定的な見方をされることがよくあります。
ですが、ギャンブルとは何かという定義がなければ、この議論はできません。
この記事では、ギャンブルを「長期的には、プレイヤーの資産が減り、胴元(主催者)の資産が増えるもの」と定義します。
短期的にはプレイヤー側が勝つことはあっても、長期的にはプレイヤーが負けるのがギャンブルです。
あるいは、たくさんいるプレイヤーの一部が儲けることはあっても、大多数のプレイヤーは損をします。
その結果として、全体ではプレイヤーが負け、運営側が勝つことになるわけです。
私たちが参加できるギャンブルである、競馬、競輪、競艇、オートレース、カジノの各ゲーム、パチンコなどは、原則的にはどれもこの仕組みになっているため、営利目的での運営が成り立っています。また、宝くじやtotoも同様の仕組みになっています。
2.投資にはやめ時はない
長い目で見てプレイヤーが損をするなら、運良く儲けが出ているどこかのタイミングで勝ち逃げしないといけません。つまり、ギャンブルにはやめ時が存在します。そしてやめ時を見極めることは非常に難しいです。 ? ? ? ? ? ? ??
これに対して、私が考える投資には、やめ時は存在しません。
短期的に見れば資金が減るタイミングは必ずありますが、長く続けるほど資産が増えていく期待を持てるのが投資です。
つまりやればやるほど、お金が増えるわけですから、やめるべきタイミングは存在しないことになります。
3.期待値×大数の法則
やめ時が存在しない、やればやるほどお金が増えるものが投資である感覚を身に付けるためには、「期待値」と「大数(たいすう)の法則」の理解が有効です。
期待値とは、「ある行動を取ったとき、平均的に得られるリターン」という意味です。個別の結果はばらつきますが、理論上はの平均値はこうなるという考え方です。
期待値上で利益が出る場合は、可能な限りたくさんのチャレンジ数を確保することが望ましく、その根拠は大数の法則です。大数の法則では、試行数(トライ数)が増えるほど、結果は理論上の平均値に近づいていくとされています。
つまり、理論上利益が出る行動(この連載のテーマである、勝ちパターンに合致していること)を、できるかぎり繰り返すことで、期待値の考え方と大数の法則が連動して、安定的に利益が出続けます。
これこそが、投資としてのFXには、やめ時が存在しない理由です。
逆に、少ない試行数で一撃で大勝ちを狙うようなトレードは、投資とはまた違うともいえます。
4.直近の相場から勝ちパターンを探る
私はFXで利益を出すために、勝ちパターンという考え方を提唱しています。
勝ちパターンは何かというと、あえて抽象的に書きますが、「相場の方から、美味しい局面なのでぜひエントリーしてください」とお願いされている状態のことです。
「ここでエントリーしたら勝てるかな?」という迷いは一切生じません。儲かって当然と判断できる形になっていることが、すなわち勝ちパターンです。
勝ちパターンを構成するものは、チャート分析やトレード手法だけではありません。資金管理、相場の地合、メンタルやマインドなど、全てが揃った状態こそ、勝ちパターンです。
ですが、現在のFXの業界では、チャート分析やトレード手法のみが追い求められているように感じます。
もちろんチャートや手法は大切なのですが、それらを単体で見るのではなく、それらを含んだ総合的な判断をしていくことが、FXを資産運用としてとらえていくベースになる考え方になります。
私が皆さんにお教えしている勝ちパターンは1〜10まであるのですが、今回は勝ちパターン1の例を紹介します。
目標は840pips!ユーロドルの週足で買いサイン発生です!!
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