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2021/12/02
シストレ活用事例

南アフリカランド/円の為替相場見通しと稼ぐ運用戦略【2021年最新版】【鈴木拓也】

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こんにちは、元メガバンク為替ディーラーの鈴木拓也です。

ちょうど1年前の「南アフリカランド/円」(ZAR/JPY)の2021年の見通しでは、1ランド7.00円をブレイクするようなら順張りとお伝えしました。予想通りに2021年の南アフリカランド/円は上昇し、5月30日には8.00円にタッチするところまで上昇トレンドを持続。これが10月下旬まで続きました。ただし11月下旬には7.00円ラインまで急落しています。その背景と2022年にかけてどうやって南アフリカランド/円で稼いでいくのか、その戦略について今回はお伝えしていきます。

【今回の記事でわかること】
2021年南アフリカランド/円の変動要因

2021年終盤から2022年かけて、南アフリカランド/円で稼ぐための戦略

※当記事は11/29までの情報を元に執筆しております。



1.2021年南アフリカランド円のここまでの変動要因

2021年の南アフリカランド/円は7.00円から8.00円のレンジでの変動となっています。ここに大きな影響を及ぼしているのは、南アフリカの経済状況とアメリカのテーパリングや利上げ観測になります。

好調な経済と利上げ期待感

2021年前半の上昇の鍵となったのが世界的なコロナ禍の沈静化と経済回復です。4月の南アフリカの消費者物価指数は事前予想の4.3より高い4.4%の伸びとなり、南アフリカ中央銀行はここまでの経済の回復ぶりを鑑みて、2021年のGDP成長率の見通しを3.8%から4.2%に上方修正しました。政策金利は2020年7月以降、ずっと3.50%を維持していましたが、利上げ期待が高まり、5月下旬には一時およそ2年4ヶ月ぶりとなる8.17円まで南アフリカランド買いが進んでいます。

この時期の南アフリカランドに勢いをつけた要因のもうひとつが、アメリカ経済回復の鈍化とテーパリング観測の後退です。そのため南アフリカランドへの期待感がより強まったのですが、ここから徐々に南アフリカランド/円は下落を始めます。ワクチン接種の遅れによる新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が、常にカントリーリスクとして根強かったという点も影響していたと考えられます。またアメリカの年内のテーパリングが確定的となっていき、アメリカの利上げ観測が高まるにつれ、資本流出圧力もまた強まっていき、南アフリカランド売りの流れに傾いていったのです。

11月からの利上げが動意薄

一端は下落したものの、株式市場がリスクオンに傾き堅調に推移していたことで、南アフリカランド/円は10月20日に4ヶ月ぶりの7.95円をつけています。9月の消費者物価指数が事前予想の3.1より高い3.2%の伸びだったことや、プラチナ価格も堅調だったことが挙げられます。しかし、ここから11月下旬に向けて急落しました。11月18日には政策金利が3.75%に利上げされることが決定となりましたが、市場は動意薄でした。アメリカの2022年利上げがほぼ確定的になってきたこと、国営電力会社エスコムによる計画停電のリスク、与党ANC(アフリカ民族会議)が5年に1度の統一地方選挙で初めて半数を割るといった求心力の低下によるリスク、そして経済見通しの不透明感から南アフリカ中央銀行が、2021年GDP成長率の見通しを5.3%から5.2%にやや引き下げたことが要因として考えられます。

また11月26日には南アフリカで新たな変異株(後にオミクロン株という名称がつけられる)が確認され、渡航制限措置を決める国も出てきたことから一気にリスクオフとなり7.00円を割り込むところまで南アフリカランド/円は急落しています。週明けは7.00台まで回復したものの予断を許さない状態が続いています。

2021年南アフリカランド円のここまでの変動要因のポイント!
経済回復と利上げの期待感から一時は8.00円台を突破。
11月以降は、様々なカントリーリスクと新たな変異株の登場で南アフリカランド売りのトレンドへ。



2.2021年終盤から2022年にかけて、南アフリカランド/円で稼ぐための戦略

下落基調となっている南アフリカランド/円ですが、ここから2022年にかけて稼いでいくためにはどのような戦略が必要となってくるのでしょうか?

7.00円のサポートラインに注目

かなり強烈なサポートラインとなっているのが7.00円です。利上げが決定されても動意薄の状態であるということは、材料不足で上昇はなかなか厳しいため、現状を維持できるか、本格的な下落トレンドに突入するのかということになるでしょう。金利上昇によって南アフリカランド/円のロングのプラススワップが改善されることが予想されますが、サポートラインをブレイクしてしまうと抱えている買建玉分だけ大きな含み損が発生し、スワップポイントの利益は吹き飛んでしまうので注意が必要です。特にオミクロン株がどれだけの影響を世界にもたらすことになるのか不透明なため、しばらくは様子見してもいいかもしれません。底は2020年4月につけた5.59円ですから、状況次第では一気にこのラインまで急落する可能性もあります。

逆にこのサポートラインが機能し続ければ、狭いレンジでのもみ合いになることが予想されるため、もみ合いとなれば利益確定の幅を狭く設定し、取引回数を増やして為替差益で稼ぐという手法が有効です。

ループイフダンで取引回数を増やす

取引回数を増やすためには、それだけ長くパソコンの画面やスマホでチャートを眺めている必要があります。裁量トレードであれば専門トレーダーでもない限り、なかなか1日の取引回数を増やしていくことは難しいでしょう。そこでお勧めするのが、アイネット証券の自動売買ツール「ループイフダン」です。取引通貨ペアや利益確定の幅を設定しておくだけで、24時間自動で売買を繰り返してくれます。本業で忙しい時間帯も、流動性の高まるものの睡眠時間と重なる日本時間の深夜であっても、まったく負担なく取引していくことができるのです。ループイフダンであれば南アフリカランド/円で効果的に為替差益を積み上げてくれますし、プラススワップも1Lotで9円ついていますからインカムゲインも期待できます。

注意点としては買いか売りかどちらかを選択することになりますので、もみ合いの中であれば買いを続けていく流れでいいのですが、7.00円をブレイクして下落トレンドに突入した際には一端設定をし直す必要があります。下落トレンドの中でナンピン買いを続けていくと、損切りが続くことになりますのでトレンドの行方には充分に注意してください。

2021年終盤から2022年にかけて、南アフリカランド/円で稼ぐための戦略のポイント!
7.00円のサポートラインを維持できるか。維持できればもみ合いの展開。
もみ合いの中で取引回数を増やし、為替差益を稼ぐにはループイフダンが最適。



3.南アフリカランド/円の為替相場見通しと稼ぐ運用戦略【2021年最新版】のまとめ

2021年の終盤になって先行きが不透明になってきた南アフリカランド/円。注目すべきは、オミクロン株の影響力と、アメリカが順調に利上げの展開を進めていけるのかです。どちらか一方でも7.00円ブレイクのリスク要因となりますので、下落トレンドに突入した際には切り替えてショートで稼ぐ視点も必要になってくるでしょう。ショートでもループイフダンを活用して下落トレンドに乗ることはできます。見極めと切り替えが今後の南アフリカランド/円には重要になってくると考えてください。

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著者プロフィール
鈴木 拓也
鈴木 拓也

公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経験 ・東京工業大学大学院修士課程修了