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2021/11/19
FX投資

レバレッジへの誤解を解いて見せましょう!【鹿子木健】

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レバレッジ25倍がかけられることで、投資家が資金の25倍をいきなり奪われたりするようなことはありません。レバレッジとは、「正しく利用すれば、投資家にとってメリットしかない有用なシステム」です。レバレッジの基本を勉強していきましょう。



1.レバレッジとは単なる仕組みのこと

今回は、FXという金融商品にとって、なくてはならない「レバレッジ」について解説していきます。

いつの時代も、頭ごなしにFXのことを危険だという人がいますが、そういった偏った意見のはけ口にされやすいのがレバレッジです。そしてそういう人たち、そういう意見に同意してしまう人は、たいていがレバレッジを曖昧にしか理解していません。

レバレッジとは、持っている資金よりも大きな単位のトレードを可能にする仕組みのことです。資金が100万のとき、普通なら100万円のトレードしかできません。当たり前のことです。

ですが、現在の国内FX会社のルールでは、100万円の資金に対して2500万円分のトレードができます。資金の25倍なので、「レバレッジが25倍かけられる」と表現されます。この表現は何度も聞いたことがあると思います。

ここでポイントなのは、

資金の25倍のトレードができる(=本来必要な25分の1の資金でトレードができる)

だけ、というところです。

資金効率を高めるための仕組みであるに過ぎず、レバレッジのおかげで相場分析をしやすくなったり勝率が上がることはありません。また、レバレッジがトレーダーを負けさせるように作用することもありません。



2.レバレッジは借金と同じ

レバレッジというのは、簡単にいうと「借金」のことです。

家や車など大きな買い物をするとき、全額を現金で出せる人はあまりいないですよね。

例えば2500万円の家を買うとき、100万円を頭金に住宅ローンを組むことで、2500万円を払い終えるよりはるかに早く、その家に住むことができます。つまり、自己資金以上の効果を得ることができます。

もちろん借金ですので、返せないときにはそれなりのリスクがあります。

ところで、借金という単語に非常にネガティブな印象を持っていませんか? 「とにかく借金している状態はすべからく悪」のような。

もしそうなら、極端すぎると思います。例えば企業は、自己資本+銀行などからの借入金で運転資金を確保し経営されています。自己資本だけで回ればそれはそれで素晴らしいですが、より事業スケールを拡大するための資金が必要であれば、借入をして経営していくのは当たり前のことです。

そしてそのために、銀行という存在があります。その会社の事業に将来性、計画性があると判断されれば、銀行はお金を貸してくれます。

つまり、借金そのものが必ずしも悪いわけではなく、無計画、無謀な借金が問題というだけです。



3.レバレッジは高いほど良い

前置きが長くなりましたが、FXにおけるレバレッジは借金です。自己資本+借入金で、自分の資金よりも大きな単位をトレードすることは、そこに合理性や計画性があれば、まったく問題はありません。

そして、必要がない場面で、無理矢理借金をする必要もありません。十分な自己資本があったり、チャンスとはいえない場面では、無理にレバレッジをかける必要はないですよね。

つまり、レバレッジという仕組みは、計画的に利用できるのであれば、制度として非常に有用であるといえます。少なくとも存在自体は問題になりません。

今すぐ借りるかは別として、お金を借りたいときにすぐ借りられることは、とても安心感がある状況といえます。

国内FX会社のレバレッジは現在は25倍ですが、2000年代には数百倍のレバレッジがかけられる口座もたくさんありました。これはつまり、当時の方が今より制度が優れていたといえます。計画的なトレードが常にできるスキルやマインドが身についているのなら、レバレッジは高いに越したことはありません。



4.直近の相場から勝ちパターンを探る

私はFXで利益を出すために、勝ちパターンという考え方を提唱しています。

勝ちパターンは何かというと、あえて抽象的に書きますが、「相場の方から、おいしい局面なのでぜひエントリーしてください」とお願いされている状態のことです。

「ここでエントリーしたら勝てるかな?」という迷いは一切生じません。儲かって当然と判断できる形になっていることが、すなわち勝ちパターンです。

勝ちパターンを構成するものは、チャート分析やトレード手法だけではありません。資金管理、相場の地合、メンタルやマインドなど、全てが揃った状態こそ、勝ちパターンです。

ですが、現在のFXの業界では、チャート分析やトレード手法のみが追い求められているように感じます。

もちろんチャートや手法は大切なのですが、それらを単体で見るのではなく、それらを含んだ総合的な判断をしていくことが、FXを資産運用としてとらえていくベースになる考え方になります。

私が皆さんにお教えしている勝ちパターンは1〜10まであるのですが、今回は勝ちパターン1のチャート例を解説します。

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著者プロフィール
鹿子木健
鹿子木健
お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることがライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野は、FXを中心に、不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産など多岐に渡る。 代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録が完了。現在、外国為替投資助言「FX UNLIMITED」、FX学習コミュニティ「勝ちパターンFXの学校」を提供中。