山中康司のループイフダン戦略レポート(2021年5月①)

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ループイフダン「2021年5月の戦略」

●セミナー、その他のお知らせ

4月24日(土)13:00~に実施したオンラインセミナーを含め、過去に実施したオンラインセミナーは以下のURLでオンディマンド視聴が可能です。

https://www.youtube.com/watch?v=GQyyuyKAScc

レポートと併せて参考にしていただければ幸いです。

●移動平均で攻めるループイフダン戦略(戦略概要)

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数はドル円が10(その他は5)、損切設定はあり、とします。(*下線部分は昨年11月からの変更)

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくてあります。

ポートフォリオ全体の資金管理としては、以前の戦略と同様「1か月の最大想定損失額25万円以上に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」というスタンスです。なお、この状態で「ポジションが無い状態での翌月のエントリーは、2週連続で終値が上か下かというトレンドが確定した週末を待つこと」としています。つまり、再エントリーの場合でもフィルターをかけます。

ポートフォリオ全体としては、証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超の損失)で、全ての利益が出ているポジションも含めて成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで25万円以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

4月のレンジ=107.47~110.84

5月の戦略=B50を継続

4月のドル円は、3月末につけた年初来高値110.96からも調整局面が4月23日まで続きました。年初からのドル高の動きが調整らしい調整を見ないまま8円以上もドル高・円安が進行したことから米金利の低下と足並みを揃えてドル円でもドル売りの動きとなりました。ただ長期的なトレンドは移動平均線の位置からもわかる通り依然としてドル高にあり、108円割れではドル買いが出てきたところに米金利も上昇へと転じ4月末に向けて買い戻しが見られる動きとなりました。

ドル円は「B50」で継続運用しています。現時点のポジションは4単位、25,268円の含み損(平均約定レート110.024)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。4月の確定損益は20,295円の利益となりました。

●ユーロ円

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4月のレンジ=129.56~132.36

5月の戦略=B80を継続

4月のユーロ円は、第3週までは米金利低下の中でドル円とユーロドルがドルとしてほぼ同じペースで動いたこともあって、ユーロ円は130円の大台を挟んでほぼ1円レンジの狭い値幅でのもみあいに終始していました。しかし最終週に入りドル円は米金利の上昇に沿ってドル買いとなる中でユーロドルは米金利の動きとは乖離してユーロ買いに動いたことでユーロ円上昇の動きが増幅され2018年9月以来の高値圏へと上伸し、月末には若干押しての引けとなりました。

ユーロ円は「B80」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、6,650円の含み損(平均約定レート132.173)となっていますが上昇局面での売り直しを待っている状態です。4月の確定損益は44,737円の利益となりました。

●ポンド円

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4月のレンジ=149.05~153.40

5月の戦略=B100を継続

ポンド円は月初こそ高値からの利食い売りが先行したものの150円の大台割れでは買いで構えている向きが目立ちました。これは先進国では米国と英国におけるワクチン接種が進んでいることによる景気回復が先行しやすいという期待の現われです。ちなみに両国とも人口100人あたり73回となっていて先進国では最多、欧州で最も多いドイツの36回に比べて2倍、日本は3回未満ですから論外です。ポンドはその後も最終週まで底固めを続け、最終週にはユーロ円同様に買いが強まって引けました。

ポンド円は「B100」で継続運用しています。現時点のポジションは3単位、14,420円の含み損(平均約定レート152.132)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。4月の確定損益は50,111円の利益となりました。

●豪ドル円

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4月のレンジ=83.03~85.00

5月の戦略=B80を継続

4月も豪ドル円は横ばいの一か月となりました。3月から高値圏でのもみあいが続いていますが、中国をはじめ世界的なコロナ禍からの景気回復期待が強まっていることが、資源国としての豪州には好材料となるいっぽうで、中国との摩擦も残っていて、豪中双方とも牽制程度の動きではあるものの金融市場参加者としては、一段高を目指すには警戒感も残っているという雰囲気が為替相場の地合いに表れている様子でした。今後も世界的な景気回復期待が広がることを考えると底堅い地合いにも変化は出にくいと見られます。

豪ドル円は「B80」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、2,481円の含み損(平均約定レート84.718)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。4月の確定損益は24,079円の利益となりました。

●ユーロドル

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4月のレンジ=1.1712~1.2149

5月の戦略=S60を継続(終値が移動平均線を上下し始めた点に注意)

4月のユーロドルは最終週まではドル円同様に米金利低下によるドル売りがユーロドルの買い戻しを継続させることとなりました。最終週はユーロが対ドル、対円で買いが強まり、特にユーロ円で2018年9月以来の高値をつけた動きもユーロドルを下支えする要因となっていました。月末には実需のユーロ売りも出たことから押しが入って引けていますが、流れが変わったというほどの値幅でもなく。5月に入ってからの動きを見極めたい状況となっています。

ユーロドルは「S60」で継続運用しています。現時点のポジションは4単位、22,247円の含み損(平均約定レート1.19638)となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状態です。4月の確定損益は低い水準で持っていた売りポジションが損切設定に引っかかったこともあって、58,487円の損失となりました。

●カナダ円(チャート、ゾーンのみ)

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5月の戦略=「B80」を継続

●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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5月の戦略=B80を継続

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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5月の戦略=B50を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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5月の戦略=S50を継続

●メキシコペソ円(チャートのみ、ゾーンのみ)

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5月の戦略=B50を継続

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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5月の戦略=B80に転換(4月30日終値)

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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5月の戦略=B80を継続



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著者プロフィール

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山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。