豪ドル/NZドルを今始めるなら、買いグルトレか買って放置がおすすめです【Yuki】
こんにちは。為替研究所のYuki(@kawaselab)です。
私は豪ドル/NZドルという通貨ペアをかなりよくトレードしており、その運用実績や、見通しなども公開しております。
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最近では、豪ドル/NZドルが下がってきたので、裁量での買いポジションも増やしております。
そういう中で、最近よく質問が来るようになったことに、「結局、今から始めるならどの設定がおすすめですか?」というものがあるので、今回はそれに対して答えたいと思います。
結論から言うと、今からはじめるなら
- グルトレ
- 裁量で買ってしばらく放置(利確は状況次第で、それについては後述します)
が良いと思っております。そこで、その理由を書いていきたいと思います。
なお、豪ドル/NZドルのグルトレにしても、裁量買いにしても、ある程度の相場に関する知識や売買のタイミングを見極める判断力が必要になります。その点、そのような個人の力量を問われないリピート系FX自動売買(更に言うと価格追従型のもの)はポートフォリオの中に組み込んでおくことがおすすめです。なかでも…
- 1,000通貨単位で自動売買ができる
- 自動売買も手数料無料、スプレッドも自動売買の中で最安値水準
- 豪ドル/NZドルの買いスワップが一番有利
という点で、アイネット証券のループイフダン口座がおすすめで、私も実際に使っている口座なのですが、この記事から口座開設+取引で、3,000円のAmazonギフト券が貰える限定タイアップもあるので、口座開設はこの記事からしていただくのがおすすめです。
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豪ドル/NZドルは今かなり買い時
まず簡単に豪ドル/NZドルという通貨ペアの説明と、今の状況を説明します。豪ドル/NZドルという通貨ペアについては、過去記事でかなり詳しく書いているので、それを引用します。
豪ドル/NZドルという通貨ペアは、「豪ドルを買って、NZドルを売る」という通貨ペアです。そして、豪ドルとNZドルは、
- どちらもオセアニア諸国の通貨
- どちらも中国経済の影響を大きく受ける
- どちらも先進国の中では比較的高金利
- どちらも緩やかに長期間経済成長が続いている
- どちらも公的債務残高が少なく、財政リスクが低い
というように、特徴が非常に似ているため、為替もほぼ同じような動きをして、その結果、豪ドル/NZドルという通貨ペアは、非常にレンジ相場になりやすい通貨ペアです。
実際、直近30年間の豪ドル/NZドルのチャートをご覧ください。
このように、1.0から1.4の間で安定してレンジ相場を形成しております。
このレンジ相場になりやすさは、他の通貨ペアと比べても圧倒的であり、他に自動売買で人気の高いドル円、豪ドル円、NZドル/ドルと直近30年間の値動き幅を比べると、以下の通りです。
このように、豪ドル/NZドルは、長期でレンジ相場になりやすく、レンジの幅も豪ドル円等と比べても狭いという特徴があります。
豪ドル/NZドルループイフダン私の実績と、自動売買における含み損の重要性【Yuki】
このように、1を下限とした、かなり狭いレンジ相場になっている通貨ペアなのですが、この通貨ペアについて、今1.03近くまで下がっており、かなり買いのチャンスと考えております。
【豪ドル/NZドル 週足チャート】
何故今下がっているかというと、豪ドル/NZドルという通貨ペアは、豪中銀とNZ中銀のスタンス(金利を上げるか下げるか、または現状維持か)の差によってかなり大きな影響を受ける通貨なのですが、現在は
- 豪中銀:弱気(利下げの可能性が高そう)
- NZ中銀:据え置きくらい
と見られている結果、豪ドルよりNZドルの方が強くなり、豪ドル/NZドルは下がっております。
しかし、先ほどのチャートを見ると、1.03を割るくらいまで下がってくると急上昇することが多いことが分かりますが、これは、このくらいの水準の時にNZ中銀が弱気に転じたことで上昇した結果、こういう形になっております。
NZにとって、オーストラリアは中国に次ぐ貿易相手国であり、また、オセアニア諸国の中でも最大の国力を持っているのがオーストラリアなので、NZ側からは豪ドル/NZドルのレートはある程度意識していると考えられ、この水準が大きく下がってきた時に金融政策のスタンスを変えることが多い傾向があります。
また、豪もNZもどちらも中国経済の影響を大きく受けるという共通点があり、その点で、どちらか一方だけが強気(または弱気)ということはなりづらく、そういう傾向があるからこそ、過去30年以上狭いレンジでの推移となっております。
以上のことを考えると、豪ドル/NZドルは遠からず上昇に転じる可能性があり、また、少なくとも過去最安値である1.0を割るほどの材料は今のところはないと考えられるので、豪ドル/NZドルについては、今は買いが優勢と考えております。
私の投資戦略の中で今の豪ドル/NZドルの状況からおすすめできる戦略
私の戦略は、上でも書いたようにハイリスク版、ローリスク版、グルトレとあり、また、最近は裁量買いも増やしております。
こういう状況では、個人的にはグルトレか、裁量買いかのどちらかがおすすめだと考えております。
まず、ローリスク版から説明すると、これはかなりゆったりとした値幅を取って、ゆったりと買い下がる戦略です。
この戦略を今はじめても、今が下値圏なので、これ以上買い下がる可能性はあまり高くなく、そうなると単に上がって、利確して、買いポジションを持ち直して、利確して・・・・というように、「じゃあただ単に買って持っているだけの方が、資金量も少なくて済めば、また利確→買い直しの際のコストもかからない」という点で、これを今から始めるよりは、普通に買い持ちしてた方がいいかなと思います。
また、ハイリスク版は、価格がレンジの真ん中くらいの時は両建て、下に来たら買い、上にいったら売りという戦略で、今は価格がかなり下の方に来ているので、ただ単なるループイフダンの買い戦略となっており、そのため上で書いたローリスク版と同じ理由で、今から始めてもそこまで面白くはないのかなと思っております。
一方で、グルトレという戦略は、両建て取引と買いの裁量ポジションを合わせることで、
- レンジ相場が続いている間は、両建ての自動売買が利益を出してくれる
- 上がった時は、売りの含み損と裁量の買いポジションの含み益を相殺できる
というように、「いつ上がるか分からないが、いつかは上がるはず」という時に非常に有効な戦略です。
(詳しい解説は グルトレ(グルグルトレイン)のやり方を解説 | メリット・デメリットや実績も公開 で書いております)
そのため、いつ上がるかまでは分からないものの、今後上がるだろうと考えられる今のような状況では、ぴったりの戦略と言えます。
また、ここまでややこしいことをしなくても、単に裁量で買って持って、上がるのを待つというのも、シンプルながら有効な戦略です。
今後は、2/4に豪中銀、2/12にNZ中銀が政策金利・声明を発表する予定となっており、そこで流れが変わると予想するのであれば、今から買って持っておくのもありだと思います。
ただし、ここでもし豪利下げ、NZ据え置きとなると、豪ドル/NZドルがもう一段階下がる可能性もあるので、今全力で買うというよりは、最低でも1.0までは買い下がれるくらいの余力を持って投資していくのがおすすめです。
利確の目安としては、個人的には
- もしRBA前に1.042まで上がれば一旦半分くらいは利確
- RBA、RBNZのスタンスが特に変わらない中で、日々の値動きで1.055まで上がれば一旦利確
- RBNZ弱気化で上がる場合は、1.06までは持ち、できれば1.07まで握りたい
と思っております。
【関連記事】
豪ドル/NZドル週間見通し(毎週更新)| 重要指標・チャート・IMM通貨先物で予想
このように、個人的には今から始めるならグルトレか、裁量買いかなと思いながら相場を見ております。
但し、あくまで今のタイミングならという条件つきになってしまいます。この戦略を取る場合は、やめ時の見極めが必要になってしまい、トレードの敵である「感情」に支配されないよう十分に注意してください。
中長期的な運用をしていきたい場合、やはり基本戦略にはループイフダンのようなリピート系FX自動売買を使って、レンジ相場になりやすい通貨ペアである豪ドル/NZドルでの運用がおすすめです。
私がおすすめのループイフダンは、
- 1,000通貨単位で自動売買ができる
- 自動売買も手数料無料、スプレッドも自動売買の中で最安値水準
- 豪ドル/NZドルの買いスワップが一番有利
という点が特徴で、私も実際に使っている口座です。この記事から口座開設+取引で、3,000円のAmazonギフト券が貰える限定タイアップもあるので、口座開設はこの記事からしていただくのがおすすめです。
口座開設は、
からできます。
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