FX複利運用の力と危険性 | 億を稼ぐのに必要な年数と、リスクを計算【Yuki】
こんにちは。為替研究所のYuki(@kawaselab)です。
複利運用というと、
- アインシュタインが人類最大の発明と評価した
- 100万円の元本が億になる
等々、「その凄まじさ」を強調する人が多いですが、今回はこの複利運用について、実際にそんなに儲かるのか?リスクはどういうものなのか?ということを説明したいと思います。
以下の順番で書いていきます。
- FX複利運用と単利運用の違いとは?
- 複利運用の凄まじさはアインシュタインが「人類最大の発明」と評するレベル
- FX複利運用で100万円が億になるのに何年必要?72の法則、115の法則で計算
- FX複利運用の危険性 資産が0になるリスクはどのくらい?
FX複利運用と単利運用の違いとは?
まず、そもそも複利運用というのがどういうものかを説明します。複利運用というのは、「投資で得た利益を、再投資することで、利益を雪だるま式に増やす」方式のことで、一方で単利運用というのは、「投資で得た利益を受け取り、元本はそのままで運用を続ける」方式のことです。
言葉では伝わりづらいので、例えば100万円元本、年利回り10%で運用すると仮定して、複利運用と単利運用の違いを説明します。
複利運用であれば、1年目には利益が10万円で、その利益10万円も投資に回すため、2年目は元本110万円スタートで、2年目の利益は110万円×10%で11万円になり、3年目はその11万円も含めた121万円スタートで、利益は121万円×10%で12.1万円になります。
一方、単利運用であれば、1年目の利益は同じく10万円ですが、2年目も元本は100万円のままなので利益は10万円、3年目も10万円・・・・というように、利益額が増えていくということはありません。
このように、利益を再投資して雪だるま式に増やすことを目指すのが複利運用で、利益を再投資せずに利益を安定的に出すのが単利運用です。
複利運用の凄まじさはアインシュタインが「人類最大の発明」と評するレベル
?この複利で利益を増やすという力は、実はあの天才学者アインシュタインが「人類最大の発明」と呼ぶほどの力で、特に長期で投資する場合に、凄まじい差になります。
先ほどの例で、差がどうなっていくのか長期で検証してみましょう。
?
このように、利益の差はどんどん広がって行って、10年後には年間利益が倍以上に、20年後にはなんと6倍にも差が広がります。なお、この差はこの先もどんどん加速度的に広がっていき、例えば50年後は複利運用であれば1,067万円の年間利益に、100年後ともなると元々100万円の元本が120億になり、年間12億円の利益というように、とてつもないことになります。
100万円の元本が、100年後には120億円超の元本で、年間12億円生み出すようになると考えると、「人類最大の発明」と言われても、確かに・・・・となるかと思います。
ただ、さすがに年間10%を100年間安定して複利運用し続けるのは全く現実的ではないので(笑)、もう少し現実的に、資産を2倍、3倍にするのにどのくらい時間がかかるか?というのを簡単に計算する方法や、その上で100万円が億になるにはどのくらい時間が必要か?ということを計算します。
FX複利運用で100万円が億になるのに何年必要?72の法則、115の法則で計算
複利計算は、厳密にやろうとすると、何乗とかを計算しないといけないのでエクセルとかを使わないと厳しいのですが、ただ、簡易的に2倍、3倍になるのにかかる時間の近似値を計算する方法はあります。
それがタイトルにも書いた「72の法則」「115の法則」というもので、これは、
- 資産が倍になるのにかかる年数は、72÷利回り(%)で求まる
- 資産が3倍になるのにかかる年数は、115÷利回り(%)で求まる
というものです。
例えば、先ほどの10%の利回りだと、72÷10で2倍になるのに7.2年、115÷10で3倍になるのに11.5年となりますが、実際には2倍になるのに7年とちょっと、3倍になるのは11年とちょっとなので、おおよそそのくらいだということが分かります。
【元本の推移】
これを利用すると、100万円が億になるには100倍が必要で、2の5乗×3が96なので、7.2×5+11.5=47.5年後に約96倍になることが分かるので、大体50年前後くらいかかりそうだということが分かります。
なお、実際に計算すると、48年後には9,702万円で97倍、49年後に1億672万円で億越えなので、大体そのくらいの期間で正しいことになります。
ちなみに、これがもし20%であれば、倍になるのは3.6年、3倍になるのが6年弱で、96倍になるのは25年前後、もし40%とかで運用できれば、倍になるのはたったの1.8年、3倍になるのは3年弱で、96倍でも12年前後で達成できるというように、凄まじいことになります。
私の運用手法では、複利は前提にしないものの、年利10%、20%、40%を狙う戦略はいくつかあり、このあたりの数字は不可能ではないので、興味があれば是非以下の記事もご覧いただければと思います。
【年利10%を狙う、10万円から投資できる初心者向け設定】
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FX複利運用の危険性 資産が0になるリスクはどのくらい?
このように「複利の力の凄まじさ」を説明してきましたが、最後に「複利運用のリスク」を説明します。
複利運用というのは、これまで獲得してきた利益を元本に加えて再投資することなので、言い方を悪くすれば、「ギャンブルのダブルアップ」と同じ発想でやるものです。
そして、このダブルアップというのは、「勝率が高くても、何度もやっていればいずれ破綻する可能性が極めて高い」というものであり、その点は複利運用でも同様のことが言えます。
例えば、90%の確率で20%の利益、10%の確率で全額ロスカットというトレードがあるとします。この場合、期待値で言うと、0.9×0.2-0.1×1=0.08と、期待値的には8%プラスなので、このトレード自体は良いトレードといえますが、これを続けると0になる確率がどのくらいなのかを見ると、以下の通りです。
このように、10年後に生き残れる可能性は約1/3程度で、20年後になると1/8くらいまで減っていきます。
そのため、複利運用についても、「何が何でも複利運用」というのではなく、自分がどのくらい稼ぎたいのか、そのためにどのくらい元本が必要なのかをしっかりと考えた上で、ある程度勝てたら「そこで降りる」という判断が非常に重要といえます。
先ほども説明したように、利回り20%であれば、倍になるのは3.6年、3倍になるのは6年弱くらいで、倍にしたいだけなら4年後の勝率は65.6%あるので、例えば「倍になったら、元本部分を取り出して、後は利益部分だけで運用する」とか、そういう工夫をしていくのが大事かと思います。
今回は以上です。私の運用手法では、複利は前提にしないものの、年利10%、20%、40%を狙う戦略はいくつかあり、このあたりの数字は不可能ではないので、興味があれば是非以下の記事もご覧いただければと思います。
【年利10%を狙う、10万円から投資できる初心者向け設定】
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