山中康司のループイフダン戦略レポート(2019年10月号②)

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ループイフダン「2019年10月の戦略・月中レビュー」(10月15日時点)

説明中に出て来る各レートは、斜線部分の「黄緑のライン」のレートとその上下の「ピンクのライン」のレートです。ピボット「緑点線のライン」(P)を中心に、上側の黄緑のラインを(R1)、上側のピンクのラインを(R2)と示し、下側の黄緑のラインを(S1)、下側のピンクのラインを(S2)と示しています。

また、それぞれの月においてS2以下がゾーン1、S2~S1がゾーン2、S1~Pがゾーン3、P~R1がゾーン4、R1~R2がゾーン5、R2以上がゾーン6を示しています。

(詳細は『確率を味方につけるループイフダン戦略』をご参照ください。)

●ドル円

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10月15日までのレンジ=106.49~108.63

 

10月上旬のドルは先週ワシントンで開催された米中通商協議(次官級、閣僚級)に向けての思惑での上下が続きました。月初は中国側が協議範囲を狭める、米国側は部分合意を認めないと暗雲が漂いリスクオフでの売りが先行しましたが、その後米国側が部分合意は第一歩と中国側に歩み寄る姿勢に転じたことから部分合意でまとまり、1日高値を更新する動きを見せました。しかし今回の合意内容は米国民に向け体裁を整えた感が強く、14日には今回の合意内容で更なる協議が続く可能性が出てきたことから今後も継続する懸念材料となっての折り返しです。

 

10月の戦略は順張りのSタイプを考え「S25」で前月から運用を継続しています。現時点でのポジションは9単位、112,662円の含み損となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状態となっています。またここまでの確定損益は28,161円の利益となっています。

 

●ユーロ円

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10月15日までのレンジ=117.08~120.00

 

10月前半のユーロ円は月初こそ欧州内の材料出尽くし感もあり、悪材料による売りが収まり方向感がはっきりしないスタートを切りましたが、その後も今週17・18日のEUサミット(理事会)を前に様子見姿勢が強まりました。英国とEUの間では代替案による合意に向け調整が続いていましたが、一時は困難かと思わせたところ先週後半から合意の可能性が強まり、ポンド円がリードする形でユーロ円も一時120円の大台をつける動きとなりました。

 

10月の戦略は逆張りのBタイプを考え「B40」で運用を開始しましたが、119.96(R1)に到達したため、既存ポジションを決済し「S40」へと売り転換しています。現時点でのポジションは1単位、50円の含み損となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状態となっています。またここまでの確定損益は24,939円の利益となっています。

●ポンド円

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10月15日までのレンジ=130.44~137.89

 

10月前半のポンド円は、先週半ばまではいよいよ合意最終期限となる10月19日を前に、今週17・18日に開催されるEUサミットを見守りたいとの姿勢が強く緩やかな売りが先行していました。しかし、先週後半になって英国とEU双方の離脱担当相から協議が前進しているとの発言があり、代替案による合意ある離脱への期待が急速に高まりました。ポンド円は急速に買い戻され、金曜には137.89と6月12日以来の高値をつける動きとなりました。

 

10月の戦略は逆張りでの売り戦略「S100」最大ポジション数5で運用を開始しましたが、R1以上のポンド高となったため、既存ポジションのみで運用STOPとなっています。現時点でのポジションは4単位、50,681円の含み損となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状態となっています。ここまでの確定損益は上昇局面で損切りにかかった注文もあって、109,394円の損失となっています。

 

なお、ポンド円については10月1日レポートを含め最近のレポートで繰り返し述べていることですが、ブレグジットの結果が判明するまでポートフォリオから外すスタンスが望ましく、特に今月は参考程度に留めるべきと考えています。

●豪ドル円

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10月15日までのレンジ=71.74~73.96          

 

10月前半の豪ドルは豪中銀による1日の利下げ自体は織り込み済みだったものの、声明が想定以上に緩和的で次回以降の利下げ思惑もあり下げてのスタートを切りました。その後は安値圏でのもみあいを続けていましたが、先週後半になり米中通商協議合意期待から資源国として中国への輸出が大きい豪州にとっても好材料ということで、豪ドル円は大きく上昇し月初の下げる前の高値を上抜ける動きを見せました。

 

10月の戦略は、逆張りの売りを想定し「S20」での運用を前月から継続しました。上下に動いてはいるものの、現時点では運用を見直す各水準に到達していません。現時点でのポジションは8単位、59,964円の含み損となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状態となっています。ここまでの確定損益は13,934円の利益となっています。

●ユーロドル

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10月15日までのレンジ=1.0879~1.1063

 

10月前半のユーロドルは、月初の段階でこれまでの欧州の悪材料をこなしてのユーロ売りが進んできたことに対して、材料出尽くしの買い戻しと米国からのドル高牽制発言も重なって自律反転的に買い戻しが進みました。特に米国からのドル高牽制はドルインデックスを考慮していると考えられ、ドルインデックスで半分以上の割合を占めるユーロ安(ドル高)を気にする市場参加者が多いことがあります。先週はブレグジットの協議進展がポンド買いとなり、それがユーロドルでのユーロ買いにも波及することとなりました。

 

10月の戦略はもみあいを想定した逆張りの「B40」で運用開始しましたが、Pに到達したこと(始値の水準によりひとつずつ下にシフト)で売り転換、現在は「S40」の売り戦略で運用しています。現時点ではポジションは1単位、2,280円の含み損となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状況です。ここまでの確定損益は15,328円の利益となっています。



●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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10月後半の戦略=S1, Pともに到達したため、買い転換後に決済しノーポジション

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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10月後半の戦略=B50で運用継続



●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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10月後半の戦略=P, S1とも到達し、B50に転換後運用STOP。既存ポジションのみで運用

(各水準はひとつずつ上にシフト)



●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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10月後半の戦略=R1到達で運用STOP。既存ポジションのみで運用

●NZドル米ドル(チャート、ゾーンのみ)

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10月後半の戦略=P到達で「S40」に転換し運用継続



●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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10月後半の戦略=S40で運用継続

【参考】

フィボナッチ・ピボットをもっと詳しく

◆山中康司の確率を味方につけるループイフダン戦略とは?

ピボットをもっと詳しく

◆テクニカル解説集 ピボット|アイネット証券



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著者プロフィール

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山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。

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