山中康司のループイフダン戦略レポート(2019年10月号①)

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ループイフダン「2019年10月の戦略」

説明中に出て来る各レートは、斜線部分の「黄緑のライン」のレートとその上下の「ピンクのライン」のレートです。ピボット「緑点線のライン」(P)を中心に、上側の黄緑のラインを(R1)、上側のピンクのラインを(R2)と示し、下側の黄緑のラインを(S1)、下側のピンクのラインを(S2)と示しています。レートが見難い位置もありますが、すべて等間隔となっていますので簡単に計算できると思います。

また、それぞれの月においてS2以下がゾーン1、S2~S1がゾーン2、S1~Pがゾーン3、P~R1がゾーン4、R1~R2がゾーン5、R2以上がゾーン6を示しています。

(詳細は『確率を味方につけるループイフダン戦略』をご参照ください。)



●ドル円

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9月のレンジ=始値106.07、高値108.48、安値105.74、終値107.93

 

9月のドル円は、前半は10月に予定されている米中通商協議に対する期待から株高、円安と典型的なリスクオン相場となったことは前月の月中レポートに書いた通りです。その後9月後半は108.48レベルの月間高値をつけたものの、108円台後半ではドル売りオーダーが並んでいたこと、またトランプ大統領の弾劾調査開始、英国議会再開後の対欧州通貨での円買いと一時的にリスクオフの動きとなりました。その後、9月末に向けては実需のドル買いも見受けられ108円近辺での引けとなりました。

 

9月は前月終値がゾーン1となったことから、一段の下げを考えた順張りの売り戦略「S25」で運用を開始しました。その後、ポジションの見直しを考える各水準には到達せず月末を迎えましたが、10月の戦略も「S25」となっていますので、そのまま運用を継続します。現時点でのポジションは8単位、94,053円の含み損となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状態です。また9月の確定損益は14,312円の利益となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン4、10月始値ゾーン4

 

4で引けて4で始まるパターンはもみあいを想定した逆張りの売り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Sタイプ」、10月も「S25」がおすすめ戦略となります。

 

ドル安が進み106.06(S1)に到達した場合、いったん売りポジションを全て利食い、月末まで「B25」に買い転換することとします。ただし、その場合は107.43(P)まで戻したら買いポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して108.80(R1)以上のドル高となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また買い転換した後に104.69(S2)以下のドル安となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは1万通貨を「S25」、最大ポジション数10で前月から運用継続しています。

 

●ユーロ円

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9月のレンジ=始値116.55、高値120.01、安値116.57、終値117.78

 

9月のユーロ円は、月前半はドル円同様にリスクオンの動きに加え、ECB理事会を前にポジション調整のユーロ買い戻しが続き、理事会の結果も想定以上の緩和となり逆に材料出尽くしで一段の買い戻しを誘いました。しかし、月後半はドイツの経済指標(製造業PMI)が10年ぶりの弱い数字となったことや、英国議会再開後のポンド売りの影響もあり、じり安での月末クローズとなりました。

 

ユーロ円は「S40」で運用開始しましたが、早々にPに到達したことで運用STOPとなりました。その後も既存ポジションは利食いにも損切りにも到達せず、また10月の運用方針が「B40」へと転じることから、既存ポジション3単位は全て決済しました。結果として9月の確定損益は56,740円の損失となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン3、10月始値ゾーン3

 

3で引けて3で始まるパターンはもみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Bタイプ」、10月は「B40」がおすすめ戦略となります。

 

ユーロ高が進みに119.96(R1)に到達した場合、いったん買いポジションを全て利食い、月末まで「S40」に売り転換することとします。ただし、その場合は117.88(P)まで押したら売りポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して115.81(S1)以下のユーロ安となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また売り転換した後に122.03(R2)以上のユーロ高となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは1万通貨を「B40」、最大ポジション数10で117.859から運用開始しています。

●ポンド円

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9月のレンジ=始値128.89、高値135.75、安値126.68、終値132.82

 

9月のポンド円は当初は「B100」で運用開始しましたが、R1に到達したことで「S100」に売り転換、その後さらにR2にも到達したことで、運用月前半はユーロ円と同様にリスクオンの動き、そして英国の求める離脱代替案(バックストップ条項を削除)に対してEU側も理解を示す発言があったことからポンドは大きく買われる動きを見せました。しかし、その後は当事者でもあるアイルランドから英国の要求は理不尽であるといった発言が出たり、英国最高裁が議会閉会を違法と判断したり、英国議会再開とはなったものの議会での議論は閉会前から何ら進展が無いことに失望、売りが入っての9月末クローズとなりました。

 

9月は売り戦略「S100」最大ポジション数5で運用を開始しましたが、S1に到達したため、「B100」へと買い転換、さらにS2にも到達し運用STOPとなりました。その後、月末時点では既存ポジションも全て決済されました。9月の確定損益は115,380円の利益となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン5、10月始値ゾーン4

 

5で引けて4で始まるパターンは、もみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Sタイプ」、10月は「S100」がおすすめ戦略となります。

 

ポンド安が進み127.21(S1)に到達した場合、いったん売りポジションを全て利食い、月末まで「B100」に買い転換することとします。ただし、その場合は131.75(P)まで戻したら買いポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して136.28(R1)以上のポンド高となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また買い転換した後に122.68(S2)以下のポンド安となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは1万通貨を「S100」、最大ポジション数5で132.855から運用開始しました。

 

*いよいよブレグジットがどうなるか10月末までには結果が判明します。合意無き離脱となった場合の混乱を考えると、ポンド円はポートフォリオから外すスタンスが望ましいと考えます。特に10月はポンド円のシナリオは参考に留めていただいたほうが良さそうです。

●豪ドル円

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9月のレンジ=始値71.35、高値71.10、安値74.50、終値72.95

 

9月の豪ドル円は米中通商協議への期待が強く反映する結果となり、対中貿易額が大きい豪ドル円はクロス円の中でも素直に上昇する動きとなりました。しかし、米国を訪れていた中国代表団が早期帰国するなど、まだ合意への道のりは平坦では無いという冷静な見方から、月後半はじり安の動きとなりましたが、ドル円が底堅い動きとなっていたこともあって、下値も限定的なまま引けています。

 

9月は「S20」で運用を開始しましたが、月末に至るまで運用STOPとなる各水準には到達知っていません。また10月も「S20」となることから運用を継続することとします。現時点でのポジションは3単位、3,196円の含み損となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状態です。また9月の確定損益は、月前半の損切りの影響が大きく85,374円の損失となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン4、10月始値ゾーン4

 

4で引けて4で始まるパターンはもみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Sタイプ」、10月も「S20」がおすすめ戦略となります。

 

豪ドル安が進み71.15(S1)に到達した場合、いったん売りポジションを全て利食い、月末まで「B20」に買い転換することとします。ただし、その場合は72.85(P)まで戻したら買いポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して74.54(R1)以上の豪ドル高となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また買い転換した後に69.45(S2)以下の豪ドル安となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは1万通貨を「S20」、最大ポジション数10で継続運用しています。

●ユーロドル

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9月のレンジ=始値1.0990、高値1.1110、安値1.0885、終値1.0898

 

89のユーロは、月前半はECB理事会に向けてのポジション調整、ECB理事会結果は考え得るほぼ最大の包括的な緩和策となり、直後に戻り高値を付けることとなりました。しかし、その後はECB理事会でも指摘された欧州経済弱さに対する懸念が広がる中、ドイツの経済指標の悪さがきっかけとなりユーロ売りの流れが広がりました。月末終値も年初来安値を更新し、2017年5月以来の安値引けとなっています。

 

9月の戦略は月初は「B40」で運用開始しましたが、Pに到達したことで売り転換、さらにS1に到達したことで、売りポジションも全て決済しています。9月の確定損益は62,084円の利益となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン2、10月始値ゾーン3

 

2で引けて3で始まるパターンは、もみあいの買い戦略を想定したシナリオとなります。タイプとしては「Bタイプ」、10月は「B40」がおすすめ戦略となります。

 

ユーロ高が進行し1.0964(P)に到達した場合は、買いポジションを全て利食い月末まで「S40」に売り転換します。ただし、その場合は1.0851(S1)まで押したら売りポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して1.0739(S2)以下のユーロ安となった場合、また売り転換した後に1.1076(R1)以上のユーロ高となった場合には、月末まで既存ポジションのみの運用とします。

*始値がS1に近いため、すべての水準をひとつずつ下にシフトしています。

 

当レポートでは、1万通貨「B40」、最大ポジション数10で1.08909から運用を開始しました。



●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン4、10月始値ゾーン4   「S40」

 

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン3、10月始値ゾーン3   「B50」



●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン4、10月始値ゾーン4   「S50」

(各水準はひとつずつ上にシフト)



●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン4、10月始値ゾーン4   「S50」

●NZドル米ドル(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン3、10月始値ゾーン3   「B40」

(各水準はひとつずつ下にシフト)

 



●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=9月終値ゾーン5、10月始値ゾーン4   「S40」

【参考】

フィボナッチ・ピボットをもっと詳しく

◆山中康司の確率を味方につけるループイフダン戦略とは?

ピボットをもっと詳しく

◆テクニカル解説集 ピボット|アイネット証券



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著者プロフィール

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山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。

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