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2019/09/02
FX投資

ドル円の今後の予想(2019年、2020年)と、FXでのおすすめ戦略【Yuki】

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こんにちは。為替研究所のYuki(@kawaselab)です。

今回は、最近下落しているドル円について、現在の為替相場の分析をして、今後どうなるか予想し、FXで私が考えているトレード戦略を書いていきたいと思います。

なお、これはあくまで私見であり、投資は自己責任でお願いいたします。

ドル円の現状 トランプ大統領就任後のコアレンジを下抜け

これまでTwitterや私のサイトでも、「108円を明確に下抜けるかが一つのポイント」と書いておりましたが、この108円というのは、トランプ大統領就任後のコアレンジが、おおよそ108-114円であったため、かなり重要な節目と考えておりました。

【トランプ大統領就任以降 ドル円 週足チャート】

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このように、このコアレンジを明確に下抜けした時は、昨年の株価急落&米中貿易戦争勃発でのリスクオフと、今年はじめのフラッシュ・クラッシュの時で、今回は、それに続いて明確に108円割れをして、直近ではさらに107円割れも経験しました。

何故最近下落しているかというと、

  • しばらく大人しかったトランプ大統領がGW以降「中国への追加関税」「メキシコへの追加関税(これは無期限延期されましたが)」「イランへの攻撃承認報道」「日米安保条約破棄の考えを側近に伝えた旨の報道」等、また暴れ始めている
  • アメリカの経済指標の結果も悪いものが散見され始め、景気のピークアウト感が出ている
  • 6月のFOMCでは、年内利下げ予想がほぼ半数の8人となり、このうち7人は2回の利下げを予想し、パウエル議長も「利下げする根拠が強まった」「貿易摩擦が前回会合に比べて重要な要素となった」「多くの参加者が利下げの環境と判断」と発言したことから、7月利下げの可能性がかなり高まった(金利先物市場では利下げ確率100%に達したようです)

といったように、「リスクオフの円高」「アメリカの景気ピークアウト、利下げ見通しによるドル安」の両方が関連してのものです。

このように、ドル円は様々な要因で下落し、トランプ大統領就任後のコアレンジを下抜けしましたが、それでは今後どうなるかを次に予想したいと思います。



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ドル円今後の見通し予想(2019年、2020年)とおすすめ戦略

今後の見通しとしては、私は

  • 基本的には下落基調を予想し、まずは105円の節目を目指す
  • ただし、トランプ大統領がまた対外強硬策を緩める等があれば、再びレンジ相場に戻す可能性もある
  • レンジ相場に戻したかどうかの判断基準は、まずは21日移動平均線(今は108.3円付近にあります)を明確に上抜けできるか、次に110円の節目を抜けられるかを見たい
  • とはいえ、仮にレンジに戻すにしても、レンジ上限の114円を2020年までに超える可能性は低いと見ており、115-116円くらいまで見て売りで自動売買を仕掛けるのはあり
  • 長期で考えると、105円を割った水準であれば、ゆっくりと買い下がっていってホールドするのもあり

と考えております。

まず基本的には、アメリカの景気のピークアウトは2018年からずっと言われていたことであり、また、欧州景気も悪化していることを考えると、今後景気はマイナス方向にいき、利下げ方向で進む確率はかなり高いと見ております。

それに対して、日本は「金融緩和を継続」ということはできても、これ以上拡大させるとなるとその余地は小さく、また昨年何度も「緩和の終了」「緩和の副作用」という話題も出たように、これ以上の緩和は難しいと考えられ、消去法的に円が買われやすい情勢が続き、円高ドル安方向になる可能性が高いと考えております。

その場合、まずは昨年や今年のフラッシュ・クラッシュ時に一瞬割った105円の節目が再びクローズアップされると考え、そこまでの下落は基本線で考えております。

そこから先どこまで落ちるかと言われると、正直読みにくいとは思っておりますが、とはいえ、こうした日米の金融緩和の動向の違いや、世界経済情勢を考えると、2020年までに100円割れをする可能性も、決して絵空事ではないと考えております(その可能性が高いかどうかと言われると、105円での攻防や、その時の情勢にもよるので、今時点では何とも言えません)

ただし、一方で「じゃあ確実に下がる」と言えるかというと、それもそうとも言い切れず、というのも、最近下げている要因の一番上で書いた「トランプ大統領の動向」が、これまでも「緊張→緩和→緊張」というのを繰り返しているように、対外強硬策をやり続けるとも考えづらく、その緊張緩和のタイミングでまた上昇する可能性もあるためです。

また、利下げについても、それによって市場に資金が流入→景気の底支えということになった場合、いわゆる「ゴルディロックス(適温経済)」の状態となって、ドル円も思ったより下がらない・・・という展開もありうると考えており、「またレンジ相場に戻す」という展開になる可能性も、想定しておくべきシナリオだと思っております。

このレンジ相場に戻したかどうかの判断は、

  • 108円の節目に戻す
  • 最近サポート・レジスタンスとして機能することの多い21日移動平均線を抜ける
  • 下落トレンドラインを上抜ける

の3つは条件と考えており、その後109円、110円と戻して、90日移動平均線にタッチするようなことがあれば、少なくとも「今時点の下落相場ではなくなった」と判断しても良いかと思います(もちろん、その後再び下落する可能性もあると思いますが)

【ドル円 日足チャート】

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このように、ドル円については、基本的には下落の可能性の方が高いと見ておりますが、またレンジ相場に戻す可能性も否定しきれず、個人的には「どちらかと言えば戻り売り狙い」くらいが良いと思っております。

以上のことから、ドル円について、個人的にはしばらくは、

  • 高値・安値・節目近辺での短期トレード(最近はそれなりにボラティリティも出てきて、楽しくなってきました)
  • 108-115円までレンジを取り、116円までは損切されない自動売買(売り)
  • 105円を下回ってきたら、ゆっくりと買い下がり(下落方向で予想しているので、自動売買等で利確を入れるのを推奨)

をやっていこうかなと思っております。

なお、自動売買をする場合、ドル円のスプレッド、スワップポイント、取引単位を比較すると以下のように、ループイフダンが取引コスト、スワップポイントともに一番良いので、ループイフダンでの取引がおすすめです。

手数料 スプレッド 1万通貨
取引コスト
スワップ
ポイント
マイナス
スワップ
ループイフダン 無料 2 200円 68 -75
トラリピ 無料 2〜3 200〜300円 9 -69
iサイクル注文 400円 1 500円 35 -50
トラッキングトレード 400円 0.3 430円 60 -63
トライオートFX 無料 2.3※3 230円 50 -70

(比較表の最終更新 9/1)

※1 スプレッドは全て単位は銭で、レンジで示していないものは原則固定
※2 手数料は1万通貨取引の場合の手数料を記載
※3 トライオートFXのスプレッドは、1万通貨〜10万通貨のもの

特に買い方向での長期のトレードであれば、ある程度長くポジションを持つことになるので、スワップポイントは非常に重要な要素であり、その条件が一番良く、その上取引コストも最安値であるという点で、ループイフダンが一番おすすめです。

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口座開設は、

アイネット証券

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からできます。

以上です。なお、ドル円については、私のサイトでも「そもそもアメリカという国はどのくらい強いのか」「何故アメリカは強いのか」「これまでどういう要因でドル円相場は動いてきたのか」等、さらに詳しく色々と書いて、ほぼ毎月見通しを更新するようにしている(努力目標)ので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

米ドル円今後の見通し予想2019年6月 | 円高?円安?チャートのポイントも解説

また、Twitterでも相場の見通しや、私のトレードも書いているので、よろしければそちらもフォローお願いします!

Twitter:Yuki(@kawaselab)

 

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・本レポートは筆者の主観及び経験に基づき執筆されており、内容の正確性や完全性を保証するものではありません。筆者及び株式会社アイネット証券は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。

・本レポートはあくまでも参考情報であり、筆者及び株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。

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著者プロフィール
Yuki
Yuki

FX歴10年超のファンダメンタルズ派トレーダー。主に短期から中期でのトレードを得意としており、最近は自動売買やスワップ投資も行っております。 2010年より為替研究所を運営。相場の見通しや、FXでのおすすめの投資方法などを分かりやすく解説しております。 ループイフダンでは、豪ドル/NZドルやトルコリラ等を運用中。