山中康司のループイフダン戦略レポート(2019年5月号①)

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ループイフダン「2019年5月の戦略」

説明中に出て来る各レートは、斜線部分の「黄緑のライン」のレートとその上下の「ピンクのライン」のレートです。ピボット「緑点線のライン」(P)を中心に、上側の黄緑のラインを(R1)、上側のピンクのラインを(R2)と示し、下側の黄緑のラインを(S1)、下側のピンクのラインを(S2)と示しています。レートが見難い位置もありますが、すべて等間隔となっていますので簡単に計算できると思います。

また、それぞれの月においてS2以下がゾーン1、S2~S1がゾーン2、S1~Pがゾーン3、P~R1がゾーン4、R1~R2がゾーン5、R2以上がゾーン6を示しています。

(詳細は『確率を味方につけるループイフダン戦略』をご参照ください。)



●ドル円

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S1:110.75

4月のレンジ=始値111.01、高値112.40、安値110.81、終値111.42

 

4月のドル円は、月前半は押しを挟みながらも株価上昇とともにリスクオンの円安の動きとなりましたが、月後半は大型連休を前にしても1日のレンジが11銭と過去20年間でもっとも狭い値幅を記録するなど、動意薄の展開が続きました。24日には112.40レベルと年初来高値を更新する動きもあったものの跡が続かず動きは鈍いまま、111円台半ばでの月末クローズとなりました。

 

4月は売り戦略「S25」での運用を続けていましたが、17日に112.11(R1)に到達したことで運用STOPとなり、月末まで既存ポジションのみの運用となりました。また、5月の戦略が「B25」となることから既存ポジションは全て決済、決済も含めての確定損益は1,467円の損失となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン4、5月始値ゾーン3

 

4で引けて3で始まるパターンは、もみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Bタイプ」、5月は「B25」がおすすめ戦略となります。

 

ドル高が進み112.34(R1)に到達した場合、いったん買いポジションを全て利食い、月末まで「S25」に売り転換することとします。ただし、その場合は111.54(P)まで戻したら売りポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して110.75(S1)以下のドル安となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また売り転換した後に113.13(R2)以上のドル高となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは1万通貨を「B25」、最大ポジション数10で111.550から運用開始しています。

●ユーロ円

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S1:123.95

4月のレンジ=始値124.65、高値126.81、安値124.09、終値125.02

 

4月のユーロ円は、月前半は臨時EUサミットにおいてブレグジット延期の行方がユーロにとっての懸念材料でもあり、また政治的な配慮からも延期となるという思惑も根強く底堅い展開を続けていました。しかし年後半における欧州の景気減速が改めて懸念されたこと、ドル円でも112円台で上値が重くなったこともあって月中安値を更新後にやや戻して引けました。

 

ユーロ円は、「B40」での運用を続けていましたが、月末時点まで見直しを考える各水準には到達しないまま、また5月も「B40」おすすめ戦略となるため、今月もこのまま継続運用となります。月末時点のポジションは6単位、38,222円の含み損となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状態です。また4月の確定損益は30,128円の利益となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン3、5月始値ゾーン3

 

3で引けて3で始まるパターンは、もみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Bタイプ」、5月は「B40」がおすすめ戦略となります。

 

ユーロ高が進み126.66(R1)に到達した場合、いったん買いポジションを全て利食い、月末まで「S40」に売り転換することとします。ただし、その場合は125.30(P)まで戻したら売りポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して123.95(S1)以下のユーロ安となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また売り転換した後に128.02(R2)以上のユーロ高となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは1万通貨を「B40」、最大ポジション数10で4月から継続運用しています。

●ポンド円

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 S1:143.72

4月のレンジ=始値144.73、高値147.20、安値143.78、終値145.31

 

4月のポンド円はブレグジット延期に向けて臨時EUサミットに対する楽観的な思惑が月前半はポンドを下支えする材料とされました。しかし、延期された期間内に英国議会で与野党超党派の合意が出来るのかどうか、また与党内ではメイ首相退陣の声も上がり何ら不透明感に前進が見られないことを嫌気したポンド売りが目立ちました。テクニカルにはここ2カ月ほどの安値圏となっている144円を維持したことから月末にはやや買い戻しも入りました。

 

4月はリスクを減らし前月のポジション2単位に加え、「B100」で最大ポジションを3、合計5の最大ポジション数でスタートしました。月中段階で前月からのポジションは決済され、月末時点では2単位のポジションを保有していました。5月も「B100」となりますので、継続運用を考えるところですが分散することでポジション取り直しまでの値幅が小さくなってしまいますので、この2ポジションも決済し新たに「B100」で入り直すこととします。4月の確定損益は決済分も含めて31,081円の利益となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン3、5月始値ゾーン3

 

3で引けて3で始まるパターンは、もみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Bタイプ」、5月は「B100」がおすすめ戦略となります。

 

ポンド高が進み147.14(R1)に到達した場合、いったん買いポジションを全て利食い、月末まで「S100」に売り転換することとします。ただし、その場合は145.43(P)まで戻したら売りポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して143.72(S1)以下のポンド安となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また売り転換した後に148.85(R2)以上のポンド高となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは「B100」を1万通貨単位、最大ポジション数5で145.646から運用を開始しました。

●豪ドル円

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S1:77.82

4月のレンジ=始値79.02、高値80.72、安値78.12、終値78.54

 

4月の豪ドル円は前半こそリスクオンの動きや中国の経済指標が予想よりも強かったことに支えられ80円台後半まで水準を切り上げました。しかし、月後半は豪州の経済指標が予想よりも弱かったことから、これまでの年後半の利下げ思惑が急速に前倒しになるのではないかとの見方が広がり、豪ドル円は高値から一気に78円間近まで水準を切り下げ、やや戻しての引けとなりました。

 

4月はSタイプで運用を開始しましたが、S1に到達したことで運用STOPとなり、月末まで既存ポジションのみの運用となりました。月後半は利食いの決済が多かったのですが、1単位がストップに引っかかったこともあり、5月の確定損益は5,670円の利益となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン3、5月始値ゾーン4

 

3で引けて3で始まるパターンは、もみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Bタイプ」、5月は「B20」がおすすめ戦略となります。

 

豪ドル高が進み80.42(R1)に到達した場合、いったん買いポジションを全て利食い、月末まで「S20」に売り転換することとします。ただし、その場合は79.12(P)まで戻したら買いポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して77.82(S1)以下の豪ドル安となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また売り転換した後に81.72(R2)以上の豪ドル高となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは「B20」を1万通貨単位、最大ポジション数10で78.654から運用開始しました。

●ユーロドル

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S1:1.1110

4月のレンジ=始値1.1202、高値1.1324、安値1.1111、終値1.1215

 

5月のユーロは、前半はブレグジット延期を好材料と捉えてリスクオンの動きとともにユーロドルでも買いが目立ちましたが、基本的に欧州経済に対して楽観的になれないことから上がったところでは売りがかぶさってくる動きとなりました。さらに下旬に入り年初来安値を割り込んだことからテクニカルなユーロ売りも入りましたが、新値のゾロ目(1.1111)は止まりやすいというジンクスも効いたのか、月末に向けては買い戻しも見られました。

 

4月の戦略は「B40」でスタートしましたが、S1に到達したため運用STOP、月末時点では4単位のポジションを持った状態で5月となりましたが、5月のおすすめも「B40」となりますので、5月は既存ポジションを減らした状態での運用開始とします。4単位のポジションは19,973円の含み損となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状態です。また4月の確定損益は42,475円の利益となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン3、5月始値ゾーン3

 

3で引けて3で始まるパターンは、買い戦略を想定したシナリオとなります。タイプとしては「Bタイプ」、5月も「B40」がおすすめ戦略となります。

 

ユーロ高が進行し1.1323(R1)に到達した場合は、買いポジションを全て利食い月末まで「S40」に売り転換します。ただし、その場合は1.1216(P)まで戻したら売りポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して1.1110(S1)以下のユーロ安となった場合、また売り転換した後に1.1429(R2)以上のユーロ高となった場合には、月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは既存ポジションに加え、1万通貨を「B40」、最大ポジション数6で1.12292から運用開始しました。

●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン2、5月始値ゾーン3    「B40」



●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン4、5月始値ゾーン3    「B50」



●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン2、5月始値ゾーン3    「B50」



●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン4、5月始値ゾーン4    「S50」



●NZドル米ドル(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン2、5月始値ゾーン3    「B40」



●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=4月終値ゾーン5、5月始値ゾーン3    「B40」



【参考】

フィボナッチ・ピボットをもっと詳しく

◆山中康司の確率を味方につけるループイフダン戦略とは?

ピボットをもっと詳しく

◆テクニカル解説集 ピボット|アイネット証券



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著者プロフィール

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山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。

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