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2019/02/26
資産運用全般

FXで勝率アップを狙う!レンジ相場における売買のタイミング

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FXで勝率アップを狙う!レンジ相場における売買のタイミング

FX取引を行う場合、リスクを回避しながらリターンを得るためには、相場の状況を把握して取引することが欠かせません。FX相場には、「レンジ相場」というものと「トレンド相場」というものの2つがあります。FX取引で利益を確保するためには、通貨の売買タイミングを見極めることが大切です。そのためには、まずレンジ相場に関する特徴を理解しておく必要があるでしょう。そこで、レンジ相場の特徴やトレンド相場との違い、レンジ相場における売買タイミングの見極め方などについて解説します。

 

1.レンジ相場とは?特徴やトレンド相場との違いを解説!

為替相場は複雑に変動します。しかし、その動きは大きく分けるとレンジ相場とトレンド相場に分けることができます。そこで、レンジ相場の特徴やトレンド相場との違いについて詳しく解説します。

1-1.レンジ相場の特徴

レンジ相場とは、為替レートが一定のレートの範囲内で変動を繰り返す相場のことです。一般的なレンジ相場の場合、一定の範囲内で上と下の動きを何度も繰り返すことになります。レンジの幅が狭ければ、為替レートが大きく変動せずに、横ばいの状態が続いているように見える相場です。レンジ相場は、売りと買いがにらみ合っていて、どちらかに大きく動く状態にありません。そのため、もみ合いともいわれます。レンジ相場の特徴は、為替レートが上昇と下降を繰り返すため売買エントリーのタイミングが比較的難しいことです。

1-2.トレンド相場との違い

レンジ相場を理解するにあたっては、トレンド相場との違いを把握しておくことも大切です。取引するタイミングの相場が、トレンド相場なのかレンジ相場なのかを的確に判断できなければ、FXの売買取引に成功し続けることは難しいでしょう。トレンド相場とは、為替レートが一定の方向に変動していく相場のことです。為替レートが上昇しているときは上昇トレンド、下がっているときは下降トレンドといいます。レンジ相場のように一定の幅で上下動を繰り返すのではなく、ある程度の期間、上昇もしくは下降が継続することがトレンド相場の特徴です。

1-3.レンジ相場の見極め方

レンジ相場かどうかは、為替レートが一定の範囲内で上下動を繰り返してしているかどうかを確認することで判断可能です。レンジ相場かトレンド相場かどうかを見極める主な方法は、以下のようなものです。
為替レートが一定の上限と下限で挟まれた範囲内で上下動を繰り返していることは、チャートを利用すれば視覚で確認できます。
さらに、チャート上の移動平均線で為替レートの変動傾向を把握する方法として、一定期間の為替レートの平均値を線でつないだ移動平均線を利用すれば、比較的簡単に判断できます。
また、ボリンジャーバンドを利用する方法でも、為替レートが平均からどの程度離れているのかを表す分布曲線の形で確認できます。

 

2.為替相場における3つのチャートパターンとは?

為替相場はさまざまな値動きが生じます。しかし、一見複雑そうに見えるチャートであっても、3つのパターンで説明できることが多いです。そこで、3つのパターンについてそれぞれ解説します。

2-1.上昇トレンド

上昇トレンドとは、取引対象通貨の価値が継続的に上昇している状態のことです。チャートは、右肩上がりになります。短期的には下落する動きも入りますが、全体的には価格が継続的に上昇していくことが特徴です。基本的には、買いポジションを保有し、為替レートの動きに合わせて上昇したら売るという順張りをします。為替レートの上昇と利益の増加の方法が一致するため、わかりやすいです。

2-2.下降トレンド

下降トレンドは、為替レートが徐々に下がっていく状態のことです。為替レートが継続的に下がっていくことによって、チャートは右肩下がりになります。上昇する動きも含まれますが、全体的には為替レートは下がり続ける動きをすることが特徴です。下降トレンドのときは、上昇トレンドとは取引方法が逆になります。すでにポジションを保有している場合は、為替レートが下降する前に手放すことがポイントです。この場合の順張りは売りポジションを保有し、下落したところで買い戻すことによって利益が得られます。(通貨を保有していない状態で、売りから入ることを空売りといいます。)

2-3.レンジ相場(もみ合い)

レンジ相場は、一定の範囲で為替レートが上下するため、売買のタイミングをとらえることが難しいです。レンジ相場になったら、いったんトレードを休止してポジションを持たない状態で様子を見るとよいでしょう。為替レートが横ばいのレンジ相場が終わると、上昇もしくは下降トレンドが発生します。どちらのトレンドが発生するかを予測することがポイントです。レンジ相場の間は、次のトレード戦略を練っておきましょう。

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3.レンジ相場がブレイクするとどうなる?

レンジ相場が終了し、為替レートが横ばいだった時期を抜けてトレンドが発生することをブレイクといいます。ブレイクが生じるタイミングは、取引を行うチャンスです。そこで、ブレイクしたあとの為替レートの動きがどのようになるのかについて解説します。

3-1.トレンド相場に転換する

レンジ相場が終わりブレイクが発生したあとは、トレンド相場が発生することが多いです。上昇トレンドに変わる場合は、レンジ相場で上限となっていた為替レートを大きく抜けて、高値・安値が切り上がっていく状態になります。ブレイク直後に買いを入れれば、上昇トレンドに乗って利益を得られます。また、レンジ相場の下限となっていた為替レートを下に抜けたら、下降トレンドの発生です。下降トレンドに転換すると、高値と安値が切り下がりながら、チャートは右下がりになります。空売りの取引を行うことで利益が得られる状態です。レンジ相場が終わるタイミングでは、どちらのトレンドになるかを、慎重に見極めることが重要になります。

3-2.だましが発生する可能性がある

レンジ相場においては、「だまし」が発生する場合があるため、注意が必要です。だましとは、上昇トレンドに転換したとみせかけて下降トレンドに移行したり、下降トレンドが発生したようにみえても、すぐに本格的な上昇トレンドに転じたりすることをいいます。そのため、レンジ相場の上限や下限を為替レートが抜けたとしても、その方向にトレンドが発生するとは限りません。レンジ相場が終わるタイミングでは、トレンドの発生なのかだましなのかに関する判断がすぐにつかない場合もあります。最終的にどちらの方向のトレンドが発生するかを、冷静に見極めることが重要です。

 

4.レンジ相場における売買のタイミング

レンジ相場では、基本的には取引を休止するのが無難です。しかし、レンジ相場でも利益を出せる方法があります。うまく取引すれば、休止せず取引を続けて利益を出すことも可能なのです。レンジ相場には、レジスタンスラインと呼ばれる為替レートの上限と、サポートラインという下限が存在しています。取引方法は、レジスタンスラインに取引レートが届いたら売り、サポートラインに届いたら買うという取引を繰り返す方法です。ただし、タイミングの見極めやレジスタンスライン・サポートラインの見極めは難易度が高く、初心者にはハードルが高い取引といえます。慣れないうちは、レンジ相場の取引は控えることも大切です。

 

5.レンジ相場での売買が難しい場合はシステムトレードで取引!

レンジ相場でのレジスタンスライン・サポートラインの見極めや売買タイミングの判断ができるようになれば、利益を出せるチャンスが広がります。初心者だけではなく、ベテランのトレーダーでも見極めが難しいです。
但し、このようなレンジ相場を得意とするシステムトレードを利用することで上手に運用している人も多くなってきています。リピート系FXと呼ばれているもので一定の範囲内で自動でポジション管理をしながら売買を繰り返します。このリピート系FXの中でも、トレンドに追従して売買範囲を自動的に変えていくタイプのものがお薦めです。
代表的なものにループイフダンがありますので、是非チェックしてみましょう。

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