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2019/02/19
シストレ活用事例

ボラティリティを確認しましょう。少ない時は要注意。【SSS】

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FXの自動売買を行いほったからしにするとしても、最低限のチャートの読み方を覚えましょう。

FXの自動売買は様々なツールが出ており、使いやすく、利益も上がりやすい素晴らしいシステムができてきています。特に最近のツールは初心者にもわかりやすく、始めやすくできていますので、より一層様々な層の方が口座を開設し、相場の世界へ足を踏み入れることとなりました。

この世界は素晴らしい世界で、様々なブロガーや本でFX自動売買システムの取り扱い方を説明しており、その説明も日に日に洗練されてきています。私も、アイネット証券のループイフダンをはじめとするシステムを使い、4すくみ、5すくみというシステムの設定の仕方を考えながら、より安定的に利益を出すことを考え続けて、発信しております。

これはこれでいい世界です。ただし、自動売買システムが良く、説明が増えているとはいえ、完全にご自身の頭の中から為替の動きをなくしてしまうのは、急な激変に対して、大きなダメージを負ってしまうことも多いと思います。自動売買システムで楽はしつつですが、最低限のチャートの読み方も覚えることが重要と思います。

 

チャートはY軸価格軸とX軸時間軸となります。その両方から見えることがあります。特に価格軸の動きが小さい時が注意です。

FXのチャートは2つの軸しかありません。価格の軸と時間の軸です。価格も時間もより大きな軸には拡大、縮小できますが、本当にこれだけであとは上に上がるか下に下がるかを考えるだけの世界です。この中で注目したいのが、上にも下にも動いておらず小さな値動き=Y軸の動きのみになっており、時間が経っている=X軸が長い時の状態です。

基本はY軸である価格軸は、大きな幅で上にも下にもどんどんと動いていくものですが、ある時間だけを区切ってみてみると、価格軸が大変狭い範囲で動いていることがあります。こんな時には、より大きな利益を取るためには、より多い通貨数、つまりより多いポジションを持ってしまいがちになりますが、Y軸が動かず、X軸だけが動いているということは、Y軸のどちらかの方向に吹き飛ぶエネルギー(という言い方を個人的にはしています。)がたまっていることが多いです。

相場に蓄積されたエネルギーの見方は簡単で、長い間、チャートのY軸の値が上下に動いていないときは、エネルギーがしっかりとたまっていると見ることができます。この状態は極めて安定に見えて不安定な状態で、何らかの変化が一気にエネルギー放出へ向かう状況を作ることがあります。そのタイミングで、ポジションを数多く持っていると、行ってほしい方向とは逆方向に動いた際に、一気に含み損が拡大してしまうことがあります。

そのため、ポジションを増やすときは、チャートが上下に動き続けてもう動けないとなった伸びきった後がよく、チャートが収束している状態ではあまり大きなポジションをもつことは良くないと感じています。大きなポジションを持たずに、できる限り慌てずにエネルギーが発散されるのを待ちつつ、次の動きを見極めることに力を入れると、最高の取引が続くと思います。

 

大きなエネルギー放出があることを知っているだけで、そのエネルギーを利用することができると、本当の上級者となります。

「チャートが収束しているとエネルギーがたまっている」ということを知っているか、知らないかは大きな差があります。チャート収束の状態がエネルギーを持った状態であれば、あとは、エネルギーが発散するであろう方向に向け、ついていくだけとなります。

この方向はレンジをブレイクした方向となりますが、何度か再度逆方向に行くダマしに合うかもしれません。このダマシに何度か合うのはもう仕方がなく、あきらめつつも、最後ブレイクした方向にエネルギーは放出されていくと思います。エネルギー放出が相当な価格の変動を引き起こしますので、そのエネルギー=つまり相場の変動幅をうまく利用できると、逆に大儲けをすることも可能になります。変動さえしてしまえば、利益もしっかりと乗りますので、安定して少ないポジションで利益を出せる形をとることができます。

エネルギーが貯まるとは、ボラティリティが低下していることと同じですので、ボラティリティを見ていればよくわかります。ボラが低く、チャートに動きがない場合は、エネルギーが蓄積されていると感じてみてください。この感覚ができてくると大きな値動きに対して利益が膨大に出るようになります。次から次へと利益を出すことも重要ですが、大きな負けをせずに、利益を確定させていくこともまた重要です。大きな負けができてしまうと、それまでの利益が吹き飛びます。大きな負けを止めるにはポジションを持ちすぎないことが重要です。特に大きなエネルギー蓄積⇒放出がおきそうなボラティリティが低い時には、無理なくポジションを減らすことが重要だと思いますし、上級者への近道です。

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著者プロフィール
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大変運が良いため人生楽しく過ごしています。変動と金利と消費効率の最大化が大好きです。主にシステムトレードで両建てと独自の「3〜すくみ」の考えを使い、安定的に為替差益を取りながら運用しています。加えて株、仮想通貨、不動産など他の投資も比較しつつ資産形成を行っており、SSSの世界観というブログにまとめています。