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2019/01/11
シストレ活用事例

トレンドが読めなければ5すくみが有効です。次のチャンスにつながります。【SSS】

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年始から起きた暴落と戻し。トレンドを読み切った後再度逆のトレンドを読むのは難しいものです。

年始から外貨と株価の大暴落が起きました。円高になり、外貨が落ちる状態を読み切ったのですが、この状態の後に、逆のトレンドが来ました。つまり、円安になり、外貨が上がり、株価が上がる状態で完全に戻されていきました。今回は暴落の前に円高を読み切り、ユーロ円と豪ドル円をかなりの量売っていました。そのため暴落の下では大きな利益を出すことができました。一方、暴落が終わった後は、豪ドル円は一度買いの決済をして利益を確定したのですが、ユーロ円の売りをいまだ仕掛け続けており、逆方向にトレンドが動くにつれて、ユーロ円の売りが少しずつ含み損が出てきました。より落ちた場合の保険としてユーロ円を仕掛けていたので、もし落ちたならば成功ですし、上がったならば失敗ですが、ユーロ円の量が多かったために、量のコントロールを少し間違えたと思っています。トレンドを一度読み切ったのちの、再度逆トレンド。このようなときには、再度逆トレンドに乗り切るのは、かなり難しいと思います。感情とは逆の動きをするためです。今回もそうでしたがさらに落ちたらどうなるか、そんな読みをしているためです。量のコントロールでもう少し改善することはできると思いますが、それだけではうまくいかないこともあると思います。

そんな時に効果があったのが、5すくみです。5すくみは最も安定して動いていました。

暴落して暴騰する、こんな時に大成功を収めているのが、5すくみです。裁量ではユーロ円を売りまくっていましたが、同時に5すくみで仕掛けていたユーロ円の買いが功を奏しました。ユーロ円を売りながら、ユーロ円を安値で買い戻していたので、実質ユーロ円の売りの利益確定をした形となっていました。一方、ユーロ円がそのまま落ち続ければ、ユーロ円の売りがさらなる利益をもたらしたため、ユーロ円の買いとユーロ円の売りのどちらが大きいとしてもある程度の利益や損失が、緩衝されており、レンジが大きく広がった時にも問題がない状態で推移したと思われます。5すくみは裁量で間違ったときにも、その利益を保証する保険でもあります。また裁量で成功した時にも利益を早めに確定する、利確装置でもあります。暴落と暴騰、そんな時に最も効果のあった、5すくみはやはり優れた手法でした。

5すくみのおさらい。各通貨ペアがすくみの状態になるように仕掛ける手法です。

私のブログやこのシストレちゃんねるでも数多く掲載していますが、5すくみという考え方でFXを動かしています。つまり、ドルでユーロを買い、ユーロで円を買い、円でNZドルを買い、NZドルで豪ドルを買い、豪ドルでドルを買う手法です。この手法であれば、ドルで最後ドルを買っているので、このすくみ自体が両建てとなっています。対円での通貨ペアはユーロと円、NZドルと円だけですので、円の暴騰や円の暴落が起きたとしても、ユーロドル、豪ドルNZドル、豪ドルドルはそれほど影響を受けずに済みます。この状態が続くことで、レンジを維持し、安定した値動きで利益を出すことができます。また逆方向にも仕掛けていると、逆の回転が起きた際に利益が跳ね上がります。つまり、ドルで豪ドルを買い、豪ドルでNZドルを買い、NZドルで円を買い、円でユーロを買い、ユーロでドルを買う手法です。この5すくみの両方向の仕掛けにより、暴落、暴騰をうまく耐えることができ、さらには、裁量で逆にトレンドが発生した際にも、うまく利益を確保しつつ、次の展開につなげることができます。裁量がうまくいかない場合は、すくみで安定化していくことで、利益が安定化します。

5すくみにより安定化した利益は、次のチャンスを活かすための原資となります。

5すくみは、レンジである限り勝ち続けます。一方、裁量のトレンドフォローは、あるトレンドが出ている場合は勝ち、また逆のトレンドが出ている場合は負けます。逆のトレンドで大きく含み損が増えてしまった場合においても、すくみができていれば、逆のトレンドが止まった踊り場にいる際には、またその踊り場のレンジにおいて、5すくみによる安定した利益確保ができます。つまり、円高でも円安でも外貨高でも、外貨安でもどのような状態においても、5すくみを仕掛けてあれば、レンジに入りさえすれば勝てるのです。レンジはFXのチャート上で7割を占めるといいます。トレンドが3割。裁量でもしものトレンドを当てることができれば、大きく5すくみのレンジの場所をノーダメージで動かすことができますし、トレンドとは逆に裁量取引を仕掛けてしまっても、すくみの範囲が広がっただけになりますので、ある程度の利益確保と損失の抑制に働くことができます。たんだんとトレンドを当てる能力が向上するのであれば、5すくみで耐えつつ、トレンドフォロー裁量力が上がるにつれて、トレンドフォローでも儲かり、5すくみでも儲かるような状態ができてきます。ここまでくれば、裁量トレーダーにもなれますし、5すくみの場所をうまく移動させる5すくみトレンドフォロートレーダーにもなれます。安定した利益を5すくみで取り続けることで、次のチャンスができます。次のチャンスまでに裁量で何がうまくいき、何がうまくいかなかったのかを突き詰めることで、より高い利益が出るようになると思います。

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著者プロフィール
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大変運が良いため人生楽しく過ごしています。変動と金利と消費効率の最大化が大好きです。主にシステムトレードで両建てと独自の「3〜すくみ」の考えを使い、安定的に為替差益を取りながら運用しています。加えて株、仮想通貨、不動産など他の投資も比較しつつ資産形成を行っており、SSSの世界観というブログにまとめています。