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2018/06/01
シストレ活用事例

シストレは自分で作ることができるって本当?

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シストレは自分で作ることができるって本当?

システムトレードにはループイフダンのように、FX会社が用意した自動売買システムを利用して運用を行うものもありますが、自分でプログラムを組んでMT4などの売買ツール上で動かすこともできます。後者の場合、自分のアイデアを実行できるなどメリットがある一方で、プログラミングの知識はもちろん、戦略が利益を出せるように細かく調整を行う必要があるため、上級者向きといえます。

ここでは、自分でシストレを作る場合のポイントについて紹介していきます。

 

シストレ(システムトレード)とは?

はじめにシストレ(システムトレード)とは何かのおさらいです。
シストレ(システムトレード)は、一定のルールのもと機械的に売買をしていくことで、広義の意味では手動か自動かは問いません。ただし、今回は狭義の意味として、あらかじめ決められたルールをもとにシステムが自動で売買を行ってくれるものということで解説していきます。自動売買システムとしてのシストレは設定さえすれば、仕事中や睡眠中でもルールに従って売買をしてくれるので、取引タイミングを逃さずFX取引をすることができます。

 

シストレ(システムトレード)のメリット・デメリット

シストレ(システムトレード)のメリット・デメリットも簡単に復習おきましょう。
■メリット
・24時間休みなく取引できる
・感情による判断ミスがない

■デメリット
・売買システム選びを間違えると思わぬリスクが発生する

 

シストレ(システムトレード)の作り方

Pythonなどのプログラミング言語で自作する

シストレを自作する方法はいくつかありますが、独自でシステムを作成する場合はPythonが多く使われます。
テクニカル分析と呼ばれる、過去の値動きを参考に将来の為替動向を予想するアルゴリズムを考え、プログラムを組んでいきます。
FXに加え、プログラミングの高度な知識も必要になるため、初心者にはハードルの高い方法です。

MT4などのチャートツールを使用する

シストレを自作する方法として、メタクオーツ社が提供するMT4(もしくはMT5)というチャートツール上で作動するシステムを作成する方法もあります。MT4は国内外の様々なFX会社のチャートツールとして使用されており、ウェブ上に公開されているインジケーターやシストレをインストールして使用することができるので、非常に拡張性が高いのが特徴です。
MT4ではMQL4というプログラミング言語が使われています。このMQL4言語はC++言語というプログラミング言語をベースに作られていますが、「シストレの自作」という目的であれば、C++を勉強する必要はありませんので、直接MQL4言語の勉強から始めてしまいましょう。

とはいえ、日頃プログラム言語に親しんでいるプログラマーなどの職業以外の人にとって、いきなりプログラミングを始めるのはハードルが高いと思うかもしれません。

しかし、世の中に出回っている様々なシストレなども、基本的に「条件分岐」「繰り返し」「処理」の命令を繰り返し行っているだけで、あまり複雑なことは行っていません。基本的な言語を知っておけば、あとはその組み合わせを作成するだけなのです。それゆえ、基本的な組み合わせであれば、意外にも短時間で動かせる可能性があるのも開発型の魅力でもあります。

 

開発型のメリットとデメリット

こうしたMT4などのツールを使って自作するシストレのことを「開発型」といいます。開発型のシストレを使うメリットとしては「自分のアイデアを実行できる」点です。

基本的には、MT4のツール上でできることは、コードを使うことで実現が可能であるため、例えば日々の裁量トレードで「○○と■■のインジケーターを組み合わせると効果的かも……」とアイデアが浮かべば、その売買サインでエントリーとイグジットを自動化させるシステムを作ることも可能です。ただし、その売買するタイミングが複雑になりすぎると、自動化が困難になることはあるので注意が必要です。

また、ネットには有志が自作したツールや、有料で販売されているツールなどが多く共有されています。これらのツールもMT4上で作動させることができるので、自作しない場合でも、気に入ったものがあれば取引環境にすぐ導入できるのもメリットのひとつです。さらに、MQL4言語の知識があれば、ダウンロードしたツールのコードを書き換えることで、自由に調整して使うことも可能です。

一方デメリットとしては、MQL4言語を学習する必要がある、という点でしょう。ウェブ上に公開されているコードをコピペしたり、単純な構造のシステムであればすぐに動かすことができますが、条件が複雑になったり、パフォーマンスの高いシステムにするためには、検証を行ってその都度調整することが必要になります。そうしたレベルに達するまでには、それなりに時間が必要となる点は把握しておく必要があります。

 

まずはFX会社のシステムでシストレを知る

開発型に興味があっても、いきなり自作するのはちょっと……という人の場合は、まずFX会社で提供されているシステムや、無料で公開されているMT4で動かすシステムなどを導入して、デモトレードなどで動かしてみるとよいでしょう。シストレがどのような仕組みになっており、運用していくコツなども掴みやすくなります。

また、ネット上では有志がシストレを始める方法を丁寧に解説しているブログや、MT4を使ったシストレの開発方法が書かれた解説書などもたくさんあります。まずはこうした情報を集めたうえで、実際に始めてみるとよいでしょう。

開発型を自作することで、シストレの仕組みにも強くなれますし、運用の幅が広がると考えると今後の利益につながる選択肢とも言えます。

 

まとめ

プログラミング言語を使ってMT4などのチャートツール上で作動するプログラムを書くことができれば、シストレは自分で作成することができます。シストレを開発するメリットは、自分のアイデアを戦略として落とし込むことができたり、パラメータを調整して、より利益を出せるに改善していける点にあります。プログラム言語を覚えるというハードルはありますが、個人ブログや解説書などもたくさんあるため、一度学んでしまえば投資の選択肢を増やすチャンスともいえるでしょう。

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