FXは円安、円高どっちが成功しやすいの?

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米ドル/円の為替相場は、2011年に1ドル80円程度まで円高が進んだあと、2015年には120円まで円安が進行。その後、現在は1ドル110円前後で落ち着いています。FXで成功するには、こうした為替の変動を利用して「為替差益」を得る必要があります。では、円高と円安、どっちのほうがFXは成功しやすいのでしょうか。

そもそも、円安、円高って?

よくニュースなどで「円高」や「円安」という言葉を耳にします。では、そもそも「円高」や「円安」とは、どういう状態を指しているのでしょうか?
例えば、1ドル100円だった円相場が90円まで下がると「円高」の状態になります。逆に、110円まで上がると「円安」になります。要は、ある時点と比較して、円の価値がどちらの方向に動いているかを示す言葉が「円高」「円安」となります。

円の金額が安くなっているのに「円高」、もしくは円の金額が高くなっているのに「円安」というのは少し違和感を覚えるかもしれません。これは「円の強さ」を相対的に比較して、高い/安いと表現しているためです。
例えば、1ドル80円のときは、1ドルを手に入れるのに80円を支払うだけで済みます。同様に、1ドル110円のときは、同じ1ドルを手に入れるのに110円が必要になります。同じものを手に入れるのに、より多くのお金を払わなければならないということは、それだけ通貨(円)の価値が「弱い」=「安い」ということになります。これが「円高」「円安」の基本的な考え方です。

円高、円安が起こる原因

では、なぜ「円高」や「円安」が起こるのでしょうか? ドル/円相場は、世界中のあらゆる為替市場で取引されているメジャーな通貨ペアなので、その取引状況に応じて24時間、為替相場は少しずつ動いていきます。

時には、一気に為替相場が動く場合もあります。例えば、国内総生産(GDP)や雇用指標など、各国の経済情勢を示すデータが発表されたときに、為替相場が大きく変動する場合があります。誰でも、儲かっている国や強い通貨に投資したいと考えるのが普通です。よって、「この国は景気が良さそうだ」という指標が発表されると、その国の通貨に人気が集まり、価値が上昇するのが一般的です。

また、事件や事故、政治的な動きが起きたときに為替相場が動くケースもあります。日本円の相場の不思議なところは、大震災や北朝鮮のミサイル発射など、日本に危機が迫ったときほど円高になる傾向が強いことです。

これには、いくつかの要因が考えられます。1つ目の要因は、日ごろ円を売って儲けていた投資家が、「日本がピンチになりそうだから、いったん取引をやめよう」と円を買い戻すためです。2つ目の要因は、為替の世界では「円は比較的リスクが低い通貨」と認識されているためです。世界を揺るがす大事件が起きそうなときは、「とりあえず、あらゆる通貨のなかで最もリスクが低そうな円を買っておこう……」という動きが投資家の間で見られます。

このように、為替相場が一気に動くときは、経済指標や政治・事件などの「ファンダメンタルズ」が影響している場合が多いといえます。もちろん、ファンダメンタルズ以外の要因で為替相場が大きく変動するケースもあります。

FXで成功する方法をおさらい

100円で仕入れた品物を110円で売れば、10円の利益になることは誰でもすぐに理解できると思います。FXも同じ理屈で、1ドル100円で買って110円で売れば、10円の利益を得られます。このようにFXでは、為替の値上がり/値下がりをもとにした「為替差益」で利益を得るのが基本です。

では、今後、円高になると予想される場合はどうしたらよいのでしょうか? 例えば、現在1ドル100円で、近い将来1ドル90円くらいになると予想される場合、このタイミングでドルを買ってしまうと、1ドル90円になったときに10円分の損が出てしまいます。損をするために投資する人は、ほとんどいないはずです。
このような場合に覚えておきたいのが、FXは「売りから始めることもできる」ということです。通常の商売では、手元にない商品を売ると詐欺になってしまう可能性があります。しかし、FXの世界では、手元の口座に円しかなく、ドルを持っていない状態でも、ドルを売ることができます。

今後、円高が進み、ドル安になると予想したのならば、ドルを売ることから始めればよいのです。100円で売ったドルを90円で買い戻せば、10円分を得する計算になります。なぜ自分が持っていない通貨を売ることができるかというと、FXは「差金決済」が基本になるからです。
ドル/円のように、FXの世界ではあらゆる通貨をペアにして扱います。そして、通貨の売買を行うときに、現物のお札や硬貨を交換するのではなく、通貨同士の差額を支払うことで決済をしています。このような決済方法を「差金決済」といいます。

差金決済では、「得した分だけ受け取る」もしくは「損した分だけ支払う」という決済方法になります。よって、実際の通貨を手元に持っていなくても、売りから始めることができるのです。この仕組みを利用すると、ドル/円のように円を介在した取引だけでなく、ドル/ユーロのような海外通貨同士のペアの取引も行えることになります。

まとめ:FXは円高、円安のどちらでも成功できる

ここまで見てきたように、FXは「売り」からも「買い」からも取引を始められます。このため、結論としては、「円高、円安のどちらでも成功できる」といえます。為替相場は日々動く生き物のようなもの。相場の流れに乗り遅れないようにして、FXで成功するためのノウハウを身につけていきましょう。

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