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2025/11/27
シストレ活用事例

ループイフダンの運用資金はいくら必要なのか?初心者向けに解説しました

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「いくらあれば始められるの?」その疑問にお答えします

ループイフダンを始めようとすると、まず気になるのが「いくら用意すればいいのか」という点ではないでしょうか。

この記事では、初心者の方がリスクを抑えて始めるための資金の考え方について解説します。

この記事を読めば、ループイフダン運用における資金の重要性がお分かりいただけるはずです!
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【結論:30万円以上】ループイフダン運用の必要資金

結論からお伝えすると、弊社のループイフダンでは、設定内容や相場変動を考えると運用にゆとりを持つために30万円は欲しいところです。

もちろん、実際に必要な資金は設定や相場状況により変わります。

「30万円もいるの?」と感じる方もいるかもしれませんが、この金額には理由があります。
 

●リスク管理のしやすい金額

ループイフダンは自動で売買を行いますが、必ず利益が出るわけではなく、相場が予想と異なる動きをすることもあります
30万円ほどの資金があると、相場変動を踏まえた設定を選びやすくなり、運用に必要な「資金的な余裕」を持たせやすくなります。

資金に余裕がある場合、一時的に含み損(確定していない損失)が出ても、落ち着いて運用を続けやすい点がメリットです。
 

こうした「余裕を確保すること」は、リスク管理を考えるうえで非常に重要なポイントの一つになります。

 

●実践的な運用が可能な最低ライン

あまりにも少ない資金で始めようとすると、
 

・相場変動の影響を受けやすい設定
・売買の頻度が少なくなりやすい設定
 

のいずれかを選ばざるを得ないケースが出てきます。

特に、相場変動への余裕が小さい設定では、資金的な余裕もなく自動ロスカット(※)が発生する可能性が高まるため注意が必要です

自動ロスカット・・・FX会社では、損失の拡大を防ぐため『自動ロスカット』のルールを設けて、一定額の損失を超えると自動的にすべての取引を決済します。

30万円ほどの資金があると、相場変動を踏まえた設定の選択肢が広がります。


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●相場変動への対応力が確保できる

FX市場は24時間動き続けるため、時には大きな値動きが生じることもあります。
30万円ほどの資金があると、短期的な変動があっても慌てずに様子を見やすくなります

こうした“気持ちの余裕”が、感情に左右されずにループイフダン運用を続けるうえで重要なポイントとなります。

 

知っておきたい基礎用語

さて、参考設定のご紹介の前に、ループイフダンの注文で使用する基本用語をあらかじめ確認しておきましょう。
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ループイフダン注文ならではの用語として、「売買システム」と「最大ポジション数」があります。

◆売買システム
売買システムの例として「ループイフダンB150」や「ループイフダンS80」があります。

ループイフダンの後ろにつくBやSなどは、売買方向を表します
売買方向の選択は全部で3種類です。

<B(買い)>上昇相場に有効
=設定値幅ごとに買い注文と利益を確定する売り注文を繰り返します。

<S(売り)>下降相場に有効
=設定値幅ごとに売り注文と利益を確定する買い注文を繰り返します。

<BS(買いと売り両方)>方向感のない相場に有効
=BとSを同時に運用する為、レートが上がっても下がっても売買チャンスがある

  ※BSタイプは資金管理や通貨ペアの選定などで運用の難易度が上がるため経験者向けと言えるでしょう。

 

BやSの後ろにつく数字は「設定値幅」といい、いくら動いたら売買するかの間隔を表します
数字の単位はpips(FX取引で通貨ペアをとわず使える値動きの共通単位)となります。


【pipsの見方】
対円通貨ペアの場合:1pips=0.01円(1銭)
外貨同士の通貨ペアの場合:1pips=0.0001
詳しい動画解説はこちら
 

<ループイフダンB150>
=レートが150pips動くたびに売買をする。レートが上がると利益になる。

<ループイフダンS80>
=レートが80pips動くたびに売買をする。レートが下がると利益になる。

 

◆最大ポジション数
一つのループイフダンが運用中に保有するポジション()の最大数のことで、ループイフダン開始時に設定していただく値です。

新規注文が成立した後、利益や損失が確定する決済前の取引の状態

「最大数に達する」→「損切りや自動ロスカットのリスクあり」ということになります。
最大ポジション数が多いほど広い範囲でループイフダンが自動売買を繰り返しますが、より多くの資金が必要です。


【もっと詳しく知りたい方へ】
ループイフダンの動き方がわかると、用語の意味がイメージしやすくなります。
 こちらのページでは、ループイフダンの仕組みを図解で解説していますのでぜひご覧ください。
 

30万円で始める!参考設定をご紹介

それでは、30万円程度の資金を前提とした設定をご紹介します。
 

 運用資金30万円の参考設定
 

想定リスク

運用資金

約30万円(円貨レートにより変動します)

通貨ペア

EUR/GBP(ユーロ/英ポンド)

売買方向

S(売)

売買システム

ループイフダンS80

損切設定

あり

数量

1(1000通貨)

最大ポジション数

15



●通貨ペアにEUR/GBPを選ぶ理由

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ユーロ/英ポンドは、相場が比較的安定して推移する場面が見られる通貨ペアです。
そのため、FX自動売買がはじめてといった方向けの通貨ペアとして取り上げられることもあります。

FX自動売買の設定を考える際に取り上げられることも多い通貨ペアです。


ユーロ/英ポンドの特徴についての解説はこちら
 

●売買システムと最大ポジション数

80pipsごとに売買を行い、最大15個までポジションを保有する設定です。
この設定はSタイプのため、レートが下がった局面で利益が確定します。

Sタイプを選んでいる理由は、FX取引の特徴であるスワップポイント()がプラスであるためです。
スワップポイントは、特に相場の回復を待つ際にとても重要なものです。

スワップポイント・・・金利が異なる2種類の通貨の売買によって発生する、2通貨間の金利差調整額のこと
 スワップポイントについての解説はこちら

一方で、レートが上昇した際には、最大ポジション数を踏まえると約1,200pips(80×15)の値動きまでを想定した設定となります。
(参考:2020年11月〜2025年10月の5年間での最大変動幅は約1,054pips)

こうした値幅を前提に設定することで、相場変動を踏まえた運用のイメージが持ちやすくなります。



損失が出るケースは?
設定値幅(80pips×16本=1280pips)を超える上昇が起きた場合、損切が発生します。
また、その過程で含み損が大きくなると、口座資金が圧迫される点にも注意が必要です。

さらに、口座維持率が一定基準を下回ると、自動ロスカット(強制決済)が発生する可能性があります。
こうした仕組みやリスクを理解したうえで、運用を検討することが大切です。

 

もっと少ない資金でも始められる?

「30万円はまだ準備できない…」という方でも、設定の工夫によって運用を検討できます。

たとえば、「最大ポジション数」を減らすことで必要資金を抑えた設定にすることができます。
ただし、値動きに対する余裕が小さくなるため、想定されるリスクは大きくなりますが、約15万円から始められる設定もあります。


運用資金15万円の参考設定
 

想定リスク

運用資金

約15万円(円貨レートにより変動します)

通貨ペア

EUR/GBP(ユーロ/英ポンド)

売買方向

S(売)

売買システム

ループイフダンS80

損切設定

なし

数量

1(1000通貨)

最大ポジション数

9

 

 

●最大ポジション数が9個

約30万円設定の15個と比べると、保有できるポジション数が少なくなるため、価格が動いた際に保有できるポジションの余裕がへることになります。

15個の場合は、約1,200pipsの変動を想定した設定でしたが、9個では想定する変動幅は約720pips(80×9)となります
(参考:2024年11月〜2025年10月の1年間における変動幅は約605pips)

このように、想定できる値動きの許容幅が小さくなるため、相場状況によっては短期的な運用向きとなる場合があります。


●損失が発生しなければ利益は30万円設定と同じ

15万円の参考設定の売買システムは、30万円の参考設定と同じ「ループイフダンS80」です。
そのため、「レートが80pips下がるごとに利益を確定する」という仕組みは変わりません。

設定が同一である場合、運用中に損切りが発生しなければ、15万円の参考設定と30万円の参考設定では、確定する利益に差は生じません。 
 

●リスクには違いがあります

15万円の参考設定は始めやすい一方で、以下の点に注意が必要です。

<相場変動への余裕が小さくなる>
資金が少ない分、損失方向へ大きく動いた場合には損切りや、自動ロスカットが発生する可能性が高くなります。

具体的には、15万円の参考設定では、想定する変動幅が約720pipsとなるため、この範囲を超える値動きが起きると、口座状況次第で自動ロスカットが発生してしまいます。

一方で、30万円の設定では同じ仕組みでも約1,200pipsを前提としているため、値動きに対する余裕は相対的に大きくなります。

心理的な余裕が少なくなりやすい> 
資金に余裕が少ない設定では、含み損が出た際に不安を感じやすくなります。
その結果、自動売買の利点ともいえる「感情に左右されにくい運用」が難しく感じられる場面が生じることもあります。

運用を検討する際は、「どれくらいの値動きまで想定できるか」を具体的にイメージしておくことが大切です。


ほったらかしすぎには注意>
ループイフダンは、細かな相場分析が不要で「ほったらかしで運用しやすい」点が利点の一つです。
ただし、値動きの影響を受けやすい設定では、相場状況や口座状況を適度に確認しておくことが必要です。

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まとめとデモ口座のご紹介


これまでの内容から、ループイフダン運用を安全に進めるためには、30万円程度のまとまった資金で始めることが望ましいことが分かりました。

15万円でも運用可能な設定はありますが、リスクとの兼ね合いをより慎重に考える必要が出てきます

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では、100万円ほどのまとまった資金がある場合はどうなるのでしょうか?

運用資金が100万円あれば、最もシンプルな例として「30万円の設定を3本同時に運用して、利益を3倍にする」といった戦略の幅を広げることが可能です。
ただし、損失方向へ相場が変動した場合に含み損も3倍になることには注意が必要です。


ここまで具体的な資金額と設定をご紹介してきましたが、最後に「デモ口座」をご紹介して終わりたいと思います。

デモ口座とは?

デモ口座は、実際のお金を使わずに取引の流れを試せるサービスです。
本番に近い形で操作方法やループイフダンの仕組みを確認することができます。

弊社のデモ口座は、無料でご利用いただけます。

デモ口座開設はこちら
デモ口座は、ニックネームとメールアドレスの登録だけで即日開設できます

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<デモ口座の大きなメリット>

・実際の資金を使わずに操作に慣れることができる

実際のお金を使わないため、資金面のリスクを気にせず操作を確認できます。
注文の入れ方や設定方法、チャート表示など、基本的な流れを落ち着いて試すことができます。

また、設定を変えて動きを試すなど、「この場合はどうなる?」といったシミュレーションもしやすいため、操作に慣れる段階で役立ちます。

 

・設定の違いによる動きを比較できる

デモ口座では、売買システムの種類や最大ポジション数の違いによって、どのように動きが変わるのかを比較しながら確認できます

複数の設定を試すことで、それぞれの特徴や動きの傾向をつかみやすくなり、運用を検討する際の参考になります

実際に操作してみることで気づける点も多く、運用イメージを深めるのに役立ちます。

ループイフダンは、仕組みの理解と資金管理を踏まえることで、投資初心者の方でも利益を目指せる投資ツールのひとつです。

まずはデモ口座などを活用しながら、あなたに合う運用スタイルを見つけてみてください。

 

【注意事項】

  • 本記事に掲載する情報については、正確性・完全性の確保に努めておりますが、その内容を保証するものではありません。
  • 本記事は、資産運用やFX取引に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の取引手法やサービスの利用を推奨・勧誘するものではありません。
  • 投資に関する最終的な判断は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
    なお、本記事の閲覧または利用により生じたいかなる損害についても、著者および株式会社アイネット証券は一切の責任を負いかねます。

著者プロフィール
アイネット証券社員
アイネット証券社員

アイネット証券の記事作成担当です。
「お客様にループイフダンをもっと効果的に活用してもらいたい!」と強い思いを抱きながら記事作成をしています。
初心者にも分かりやすい説明を心がけています。