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2026/02/19
鹿子木健

相場のドラマが1本に集約された情報の宝庫、ローソク足の見方はとても簡単です

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#テクニカルチャート
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チャートは相場分析に欠かせないツールです。そして、チャートに必ず登場するのが、ローソク足です。FXに限らず、株式投資など他の投資においてもローソク足は定番中の定番です。

値動きをグラフ化する意味では、ローソク足が並んでいる様子だけを見ても上昇傾向なのか、下落傾向なのかといった簡単なイメージを掴むことはできます。

しかし、ローソク足にはもっと多くの情報がとても分かりやすく集約されており、ローソク足の基本を知ることで相場分析の精度は向上します。覚えてしまえばとても簡単な、ローソク足に詰め込まれたドラマを読み解く方法を解説します。

1.江戸時代の日本で発明されたローソク足

チャート分析に関連する用語は外国語由来のものが多いため意外に思われるかもしれませんが、ローソク足は江戸時代の日本で発明されました。
出羽国(今の山形県です)出身の相場師で本間宗久が考案したもので、彼は自身が発明したローソク足を用いた相場分析手法で巨万の富を築きました。その意味では、発明された当初から実績を有していることになります。

ローソク足と呼ばれているのは、言うまでもなく形がローソクに似ているからです。発祥地である日本でローソク足と呼ばれているのにならって、英語でも「Candle Stick」といいます。

ローソクには、燃料を固めた胴体部分と、その中にある芯の部分があります。これをローソク足に置き換えると、胴体にあたる部分を実体、芯にあたる部分をヒゲといいます。

以下は、ある通貨ペアのチャート画面です。一般的なチャート画面には、このようにローソク足が並んでいます。1本1本のローソク足を見ると、実体部分と上下にヒゲが伸びている様子が観察できるため、「上下から芯が出ているローソク」のように見えます。

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引用元:TradingView

ローソク足によっては、実体部分がほとんどなかったり、逆にヒゲがなかったり短かったりするものもあります。このようにそれぞれのローソク足の形が異なる理由については、次の項目で解説します。


 

2.1本のローソク足が相場における4つの「結果」を表す

1本のローソク足から読み取れることは、以下の通りです。

・その時間内における始値
・その時間内における終値
・その時間内における高値
・その時間内における安値
・その時間内における値動きの向き

「その時間内における」というのは、ローソク足の種類によって異なります。1時間足であれば1時間内の動き、日足であれば対象となる1日の動きを示します。

始値と終値で実体部分が描かれ、時間内にこの2つの値を超える高値や安値があれば、ヒゲとして描かれます。これを図にすると、以下のようになります。

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この図の場合、始値よりも終値が上にあります。つまり、このローソク足が描かれた時間において相場は上昇したことが分かります。このように相場の上昇を示すローソク足を、陽線といいます。逆に、始値が上で終値が下にある場合は相場の下落を示し、陰線といいます。

そして始値と終値を超えるような高値や安値があれば、上図のようにヒゲが出現します。短期的に大きな値動きがあるとヒゲは長くなりますが、逆に始値と終値を超えるような値動きがなかった場合はヒゲのないローソク足になります。


 

3.日足から分かることはこんなにあります

1日の値動きを示すローソク足のことを、日足といいます。時差の関係で平日は24時間常に世界のどこかで外国為替市場が動いているため、FXチャートの日足は24時間すべての値動きを示します。

オセアニア市場から始まった1日の値動きがニューヨーク市場の終了で終わるため、ニューヨーク市場の終了をもって日足が確定します。アメリカにはサマータイムがあるため、サマータイムの時期は日本時間の午前6時、サマータイム以外の時期は午前7時に日足が確定します。

FXの1日には、東京時間や欧州時間などが含まれており、1本の日足にはこれらすべての市場で起きた値動きのすべてが集約されます。

東京時間に大きな動きが起きたものの、その後相場が収斂して翌日の未明には元のレート付近に戻るといったことはよくありますが、こうした値動きを日足で見ると、実体部分が短い一方でヒゲが長いローソク足になります。

私は常に、価格と時間、大衆心理が相場の本質だと述べています。これをローソク足に当てはめると、4つの値から価格が分かり、足の種類から時間が分かります。そしてローソク足の陰陽や実体部分の長さ、ヒゲの状況から大衆心理を読み解くことができます。

このように、1本の日足には24時間のドラマが凝縮されています。チャート画面ではたくさんのローソク足が並んでおり、これらが並んでいる様子からも相場のトレンドや強さ、転換点などを探ることができます。

例えば、実体部分が長い陽線が出現した場合には、強い上昇トレンドが発生する可能性があります。その後も連続陽線が出現すると上昇トレンドの継続が示唆されるため、市場参加者の多くが上昇を見越して買いが強まり、さらに上昇力を高める展開が考えられます。

これは、ローソク足が大衆心理を可視化し、それを見た市場参加者が買いに回ることでさらなる大衆心理を醸成する構図です。このようにローソク足から分かることはとても多く、さらにこの先の相場展開を読み解くためにも有用なツールで、FX投資家にとっても必須の知識といえます。


 

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著者プロフィール
鹿子木健(かなこぎ けん)
鹿子木健(かなこぎ けん)

お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることをライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野はFX。不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産などの投資も経験した。

代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)を登録し、現在、「投資助言選択型自動売買ローレバレッジ・フォレックス」や、「鹿子木相場塾」などを展開している。

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