山中康司のループイフダン戦略レポート(2024年6月②)
ループイフダン「2024年6月の戦略・月中レビュー」
●オンラインセミナーのご案内
6月22日(土)13:30〜、オンラインセミナーを行います。ループイフダン戦略と足元の金融市場について解説します。詳細は以下のサイトでご確認ください。
https://inet-sec.co.jp/seminar/seminarInput.do?openTime=20240622&seq=1
多くの方の参加をお待ちしております。
●現在のポートフォリオ運用について
「移動平均で攻めるループイフダン戦略」
使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。
長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。
リスク管理としては、全ての通貨ペアで「取引単位を5千通貨単位、最大ポジション数が5、損切設定はあり」とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。
ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。
●米ドル円
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※赤い線が移動平均線です。
6月15日までのレンジ=154.52〜158.25
6月15日時点の戦略=B100を継続
6月上旬のドル円は月初こそ弱い米国経済指標に反応してドル売りが先行しましたが、その後は予想よりも強かった米国経済指標、予想よりも弱かった米国CPIと上下に振れながらもFOMCでは12月時点の金利見通しが1回利下げへと後退する一方で、市場参加者の利下げ織り込み度は2回と年後半に向けての見方の違いが続いています。また日銀会合では国債購入額の減額が来月決定というニュースに円売りで反応し一時158円台乗せを見たものの、金額が大きくなり7月に利上げの可能性もあるとしたことで、行って来いとなりました。引き続きドル円は横方向のもみあいになりやすい流れにあります。
ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート157.469)、2,530円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。これまでの確定損益は26,545円の利益となりました。
●ユーロ円
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6月15日までのレンジ=167.51〜170.88
6月15日時点の戦略=B100を継続
5月前半のユーロ円は月初はドル円の下げに引っ張られ、その後は欧州議会選のフランスの議席においてマクロン大統領率いる再生がルペン氏の極右にトリプルスコアで大敗。この結果を受けてマクロン大統領が解散総選挙を行うとしたことで、ユーロが全ての通貨ペアに対して売られる展開となっています。
ユーロ円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは3単位(平均約定レート169.791)、13,048円の含み損となっていますが、上昇局面での利食いを待っている状態です。これまでの確定損益は20,694円の利益となりました。
●ポンド円
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6月15日までのレンジ=197.19〜201.60
6月15日時点の戦略=見送り
5月前半のポンド円もユーロ円同様で月初はドル円の下げによる売りが先行、その後ユーロでは売りが入ったいっぽうでポンドには目立った売りが入らず、特にポンド円は年初来高値を更新したことで、一時201円台半ばへと16年ぶりの高値をつける動きとなりました。しかし、英国のインフレが収まってきていることから、英中銀が早期利下げに動くという見方が広がり、直近では上値が重くなっています。
ポンド円は運用を見送っていますが、運用するならば現状はB150継続となります。
●豪ドル円
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6月15日までのレンジ=102.60〜104.79
6月15日時点の戦略=B100を継続
6月前半の豪ドル円も月初は他のクロス円同様に下げが先行し、その後買い戻しが入る流れでした。欧州通貨と異なり豪中銀は今後1年程度は緩和には動かないため、当面は高値圏で底堅い値動きになりやすいと言えます。ただ、105円水準では売りオーダーも入っている様子で、同水準の売りをこなせれば、一段高もありそうです。
豪ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート103.965)、3,146円の含み益となっていますが、設定値幅での利食いを待っている状態です。これまでの確定損益は5,035円の利益となりました。
●ユーロドル
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6月15日までのレンジ=1.0667〜1.0915
6月15日時点の戦略=S100に転換(6月14日終値)
ユーロドルは大きく下げる動きを見せました。7日の米国雇用統計が強かったことによるユーロ売り、そして欧州議会選でフランスの議席において与党連合が極右に大敗を喫したことでマクロン大統領が解散総選挙の賭けに打って出ました。ただ、状況は厳しく総選挙では極右が第1党になることが確実視され、他党による連立がまとまらなければユーロは大幅安となるリスクにさらされています。
ユーロドルは14日終値でS100に転換しましたので、17日に全てのポジションを閉じS100で運用開始しました。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート1.07089)、292円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は損切りしたポジションもあり、5,497円の損失となりました。(17日の損益はまだ反映されていません)
●カナダ円(チャートのみ)
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6月15日時点の戦略=B80を継続
●スイス円(チャートのみ)
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6月15日時点の戦略=B80を継続
●ランド円(チャートのみ)
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6月15日時点の戦略=B50を継続
●トルコリラ円(チャートのみ)
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6月15日時点の戦略=B50を継続
●メキシコペソ円(チャートのみ)
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6月15日時点の戦略=S50に転換(6月14日終値)
(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。
●NZドルドル(チャートのみ)
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6月15日時点の戦略=B80を継続
●豪ドルNZドル(チャートのみ)
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6月15日時点の戦略=S80に転換(6月14日終値)
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