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FXのリスクについておさらいします【鹿子木健】
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FXをはじめとする投資にはリスクはつきものです。金融商品によってリスクの大小はありますが、リスクが全くない投資は存在しません。
FXをすでにやっている人、これから始めようと考えている人はある程度の知識はあると思いますが、どのようなリスクがあるのかを理解しておくことは非常に重要です。
今回はFXのリスクについておさらいしていきます。
1.取引環境におけるリスクに注意
FXを続けていくためには、まずは取引環境におけるリスクに注意しましょう。取引環境におけるリスクとは、取引しているFX会社や証券会社が原因で資産を失ってしまう可能性があることです。
例えば、無登録の海外ブローカーを利用していたら、急に出金できなくなったというケースはよく聞きます。この場合、日本の法律の適用除外となるため、全て自分で解決しなければならず、リスクが高いといえます。
一方で日本の金融庁に登録しているFX会社の場合、日本の法律に従って運営されているので、出金できなくなるなどのリスクは非常に少ないです。
海外FXはレバレッジ無制限、ボーナスキャンペーンが多いなどの表面的なメリットがあるため、気軽に利用している人も多いですが、ブローカーの都合で大切なお金を失ってしまうリスクについてしっかりと理解するべきです。
また、FX会社や証券会社が倒産してしまうリスクもあります。ただし、現在は信託保全制度があるため、仮に倒産しても国内業者ならお金が戻ってくる可能性は極めて高いです。
大切な資産を失わないためにも、できる限り安心して取引ができるFX会社や証券会社を選ぶことは大切です。
2.相場で発生するリスクは必ず把握しておきましょう
当たり前ですが、相場にはリスクがあります。有名なのが急変リスクです。いきなり反対方向に動く場合や○○ショックと呼ばれるような急変動が発生し、大きな損失を被る可能性があります。
急変リスクについては、資金管理をしっかりと行うことで軽減できます。短期で大きく儲けようと、許容できないほどロット数を大きくするのは厳禁です。
また、休日明けにレートが飛ぶリスクにも注意しましょう。土曜、日曜は取引ができませんが、その間に相場を大きく動かすイベントや戦争、天災などが起きてしまうと月曜日の相場再開時に大きくレートが動いてしまう場合があります。このリスクはGWや年末年始のような長期休暇明けでも起きやすいです。
週末や長期休暇はポジションを持ち越さない、ポジションを大きくしすぎないといったリスク管理が重要です。
相場は生き物です。いつも自分の思い通りに動いてくれることはなく、常にリスクがあることは理解しておきましょう。
3.自分自身にもリスクが潜んでいます
取引環境や相場状況だけでなく、自分自身にもリスクがあることを理解しておきましょう。実は、これが一番損失を出しやすいリスクです。
自分自身のリスクとは「魔が差す」ことです。これはほとんどのトレーダーが経験していると思います。
例えば、順調にトレードで利益を上げているうちに、「もっとレバレッジを上げればもっと儲かるのでは」と考え、フルレバレッジで取引したら予想と逆行してしまい、大きな損失を出してそれまでの利益を全て失ってしまうことはありがちです。
魔が差すのは初心者だけではありません。中級者でも上級者でも関係なく陥ります。自分自身の欲を抑えることもリスクを減らす重要な要素です。
あとは注文ミスというリスクもあります。FXは25倍までレバレッジをかけられるため、注文数量を一桁間違えて発注しても約定してしまうことがあります。
また、売りと買いを逆にして注文してしまう場合や、予約注文で注文価格を間違えることもあります。
「私は間違えることはない」と思われるかもしれません。しかし、人間である以上、注文ミスは起こりうるリスクです。
大切な資産を守るためには、どんなに小さいリスクにおいても注意を払っておくことは大切です。
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