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2024/02/05
山中康司

山中康司のループイフダン戦略レポート(2024年2月)

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ループイフダン「2024年2月の戦略」

●お知らせ

  • 現在のポートフォリオ運用概要は下記の「現在のポートフォリオ運用について」をご覧ください。現在の戦略についてまとめてありますが、ポンド円についてはセミナーで解説した通り、今は運用見送りとしています。

 

●現在のポートフォリオ運用について

「移動平均で攻めるループイフダン戦略」

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。

リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。

ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

 

●米ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

1月のレンジ=141.28〜148.79

2月の戦略=B100に転換(1月26日終値)

1月のドル円は元旦の能登半島地震の影響で日銀の引き締め転換思惑が後退する中で、あまりハト派では無かったFOMC議事録の公表、続く強い米国の経済指標など、米金利上昇も重なって、ドル買い・円売りに年初から大きく転換する動きとなりました。ただ、150円の大台に対する警戒感も強く148円台に乗せると売りが出てくるという流れとなったこと、主要国の金融政策決定会合が続くことによる様子見から月後半は高値圏でのもみあいを続けることとなりました。

ドル円はS100で運用していましたが、1月26日終値で2週続けて移動平均線を上回ったことからB100に転換しました。現時点でのポジションは1単位(平均コスト148.428)、265円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。1月の確定損益はポジション転換もあり56,065円の損失となりました。

●ユーロ円

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1月のレンジ=155.07〜161.85

2月の戦略=B100を継続

1月のユーロ円は月前半はドル円での円安の影響が大きく、クロス円全般での円安が進行する中でユーロ円も155円台前半から161円台後半まで上昇する動きを見せました。しかし、月後半はECB理事会に向けて早期緩和思惑が広がったことでユーロドルが下げたこともあり、やや下押ししての月末クローズとなりました。

ユーロ円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは3単位(平均コスト160.792)、7,881円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。1月の確定損益は月初に損切設定にかかった注文もあって53,931円の利益となりました。

●ポンド円

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1月のレンジ=178.72〜188.91

2月の戦略=様子見

1月のポンド円は月前半は円安の影響が強く上昇する動きを見せましたが、クロス円の中でもスイス円とポンド円が強い動きとなっているのは昨年同様と言えます。月後半は直近高値を上抜けたことによる利食いや、主要国の金融政策決定会合が続くことから若干調整の売りが出ていました。

ポンド円は現在ポートフォリオから外して様子見のスタンスを継続しています。(戦略的にはB150となっています。)

●豪ドル円

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1月のレンジ=95.83〜97.87

2月の戦略=B100を継続

1月の豪ドル円は月初こそドル円が円安に動いた影響で上昇しましたが、その後は97円台半ばで横方向のもみあいを続けることとなりました。資源国通貨として中国の景気に左右されやすい豪ドルですが、中国の不動産不況に対する懸念が強いことが上値を抑える結果となりました。

豪ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは3単位(平均コスト96.965)、3,843円の含み益となっていますが、設定値幅での利食いを待っている状態です。1月の確定損益は5,240円の利益となりました。

●ユーロドル

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1月のレンジ=1.0794〜1.1038

2月の戦略=B100を継続

1月のユーロドルは、月初から高値安値とも切り下げるじり安の展開を辿りました。米金利上昇によるドル買いと、FRBよりもECBのほうが緩和への転換時期が早くなりそうだとの見方もあり、1.10台前半から1.08台割れまで着実にユーロ安が進む流れとなっていました。

ユーロドルはB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは3単位(平均コスト1.09439)、38,758円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。1月の確定損益はありませんでした(ゼロ)

●カナダ円(チャートのみ)

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2月の戦略=B80を継続

●スイス円(チャートのみ)

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2月の戦略=B80を継続

●ランド円(チャートのみ)

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2月の戦略=S50を継続

●トルコリラ円(チャートのみ)

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2月の戦略=S50を継続

●メキシコペソ円(チャートのみ)

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2月の戦略=B50を継続

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

●NZドルドル(チャートのみ)

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2月の戦略=B80を継続

●豪ドルNZドル(チャートのみ)

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2月の戦略=S80を継続



 

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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。