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2024/01/04
山中康司

山中康司のループイフダン戦略レポート(2024年1月①)

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ループイフダン「2024年1月の戦略」

●お知らせ

  • あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。現在のポートフォリオ運用概要は下記の「現在のポートフォリオ運用について」をご覧ください。現在の戦略についてまとめてありますが、ポンド円についてはセミナーで解説した通り、今は運用見送りとしています。

 

●現在のポートフォリオ運用について

「移動平均で攻めるループイフダン戦略」

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。

リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。

ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

 

●米ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

12月のレンジ=140.24〜148.34

1月の戦略=S100を継続

12月のドル円は前半はウォラー理事の発言とFOMCでの金利見通し下方修正を受けた米金利低下に素直にドル売りの動きが強まりました。その後も米金利は低下の一途を辿り、ドル円だけでなくドル全般に広く売りが広がったことから一時140円の大台に近づく動きとなりました。月後半は海外がクリスマス、国内は年末年始の連休となることもあって、取引自体は薄くなっていました。

ドル円はS100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均コスト141.392)、7,320円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。12月の確定損益はポジション転換もあり63,376円の損失となりました。

●ユーロ円

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12月のレンジ=153.21〜161.76

1月の戦略=S100を継続

12月のユーロ円は月前半は前月までのユーロ円買いポジションの解消に、ドル円での円買いの動きが強まったことも重なって161円台後半から153円台前半へと急速に値を下げる展開となりました。その後は全体的なドル売りの動きの中で、ドル円とユーロドルとのドル売りのペースが歩調を揃えたことで上下しながらも156円を中心としたもみあいへと移行しました。

ユーロ円はS100で運用を継続しています。現時点でのポジションは4単位(平均コスト157.293)、21,272円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。12月の確定損益は月初に損切設定にかかった注文もあって78,639円の損失となりました。

●ポンド円

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12月のレンジ=178.34〜187.51

1月の戦略=様子見

12月のポンド円はユーロ円同様に月初はポンド安、その後のドル円での円買いの動きから187円台半ばから178円台前半まで9円以上もの急落を演じました。その後はドル円とポンドドルともにドル安の動きとなったことで下げ止まったものの、ドル円での円買いの動きが根強く上値が重く高値を切り下げての年末相場となりました。

ポンド円は現在ポートフォリオから外して様子見のスタンスを継続しています。

●豪ドル円

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12月のレンジ=93.74〜98.06

1月の戦略=B100を継続

12月の豪ドル円は月初にドル円が大きく水準を下げた余波から一時93円台後半まで水準を下げました。しかし、その後は下げ止まり、月後半は米金利低下によるドル安の動きで対豪ドルでのドル売り(豪ドル買い)が強まったこともあって、月初の水準に近づく水準まで戻し、年末に向けてはやや押す動きとなりました。

豪ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは3単位(平均コスト96.965)、6,016円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。12月の確定損益は15,846円の利益となりました。

●ユーロドル

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12月のレンジ=1.0723〜1.1138

1月の戦略=B100を継続

12月のユーロドルは、月初こそ1.10の大台を見た後の利食い売りが先行したものの、FOMCがハト派的であったのに対し、ECB理事会はタカ派的であったことによる温度差から、ユーロドルの買いが強まりました。月後半は参加者が少なくなる中で米金利低下の動きから全般にドル売りが強まり、1.1138レベルと7月以来の高値圏に上昇する動きを見せました。

ユーロドルはB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均コスト1.09942)、5,322円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。12月の確定損益は19,491円の利益となりました。

●カナダ円(チャートのみ)

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1月の戦略=S80を継続

●スイス円(チャートのみ)

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1月の戦略=B80を継続(S転換を挟んで、年末に再度B転換)

●ランド円(チャートのみ)

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1月の戦略=S50を継続

●トルコリラ円(チャートのみ)

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1月の戦略=S50を継続

●メキシコペソ円(チャートのみ)

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1月の戦略=S50を継続

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

●NZドルドル(チャートのみ)

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1月の戦略=B80を継続

●豪ドルNZドル(チャートのみ)

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1月の戦略=S80を継続



 

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【本レポートに関するご注意】

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  • 記述されている意見ならびに予想は分析時点のデータを使ったものであり、予告なしに変更する場合もあります。レポート内のチャートはFibonacci Trader社のテクニカル分析ソフトを承諾を取り使用しています。
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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。