山中康司のループイフダン戦略レポート（2023年12月②）
ループイフダン「2023年12月の戦略・月中レビュー」
●お知らせ
- 現在のポートフォリオ運用概要は下記の「現在のポートフォリオ運用について」をご覧ください。現在の戦略についてまとめてありますが、ポンド円についてはセミナーで解説した通り、今は運用見送りとしています。
●現在のポートフォリオ運用について
「移動平均で攻めるループイフダン戦略」
使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間（5営業日）単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。
長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。
リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで５、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4％（当レポートでは20万円以上）に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。
ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6％を超える損失（当レポートでは30万円超）で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。
●米ドル円
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※赤い線が移動平均線です。
12月15日までのレンジ＝140.96〜148.34
12月15日時点の戦略＝S100を継続（12月8日終値でS100に転換）
12月上旬のドル円は前月のウォラーFRB理事の利下げ発言以降も米金利低下とドル安の流れが続きました。強い米国雇用統計を受けて一時的に買い戻しは入ったものの、FOMCで2024年末の金利見通しが下方修正され、現行水準から3回の利下げが行われるとの見通しを背景に一段の金利低下とドル安となり、一時141円を割り込むこととなりました。
8日終値でB100からS100へと転換したことで、11日早朝に買いを全決済しS100で運用を開始しています。現時点でのポジションは1単位（平均コスト141.854）、708円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。これまでの確定損益はポジション転換もあり74,176円の損失となりました。
●ユーロ円
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12月15日までのレンジ＝153.21〜161.76
12月15日時点の戦略＝B100を継続（12月15日終値でS100に転換の可能性大）
12月前半のユーロ円は月初は上値が重たいユーロドル、その後雇用統計前日のドル円急落の動きから一時153円台前半まで急落し、その後は両通貨ペアともに対ドルでのドル安の動きとなったことから155円レベルをもみあいの中心としながらも上下に振れやすい流れを続けています。
ユーロ円は「B100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは4単位（平均コスト157.292）、23,458円の含み損となっています。15日の終値でS100へと転換する可能性が大きく、その場合週明け月曜の朝に転換を行います。これまでの確定損益は損切設定にかかった注文があり100,675円の損失となりました。
●ポンド円
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12月15日までのレンジ＝178.34〜187.51
12月15日時点の戦略＝見送り
12月前半のポンド円はユーロ円同様で月初はポンド安、その後ドル円での急落から一時178円台前半まで水準を下げた後にやや戻す展開です。短期的な安値を見た可能性はあるものの、上下の振れも大きく今後のドル円の動き次第では、下値模索が続く可能性もあります。
ポンド円は運用を見送っていますが、運用するならば現状はB150継続も15日の終値でS150へ転換する可能性が高い状況です。
●豪ドル円
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12月15日までのレンジ＝93.74〜98.06
12月15日時点の戦略＝B100を継続
12月前半の豪ドル円も他のクロス円同様にドル円が急落を演じた余波から大きく水準を変えることとなりました。一時94円を割り込んだものの、欧州通貨ほどの下げにはなっていないため、現状はB100継続のままで安値圏でのもみあいが続いている状況です。
豪ドル円は上記の通りB100を継続、今週時点のポジション転換はありません。現時点でのポジションは4単位（平均コスト96.465）、23,973円の含み損となっていますが、上昇局面での利食いを待っている状態です。これまでの確定損益は5,127円の利益となりました。
●ユーロドル
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11月15日までのレンジ＝1.0723〜1.1008
12月15日時点の戦略＝B100を継続
ユーロドルは月初こそ1.10の大台を見たことで利食い売りが先行したものの1.07台前半で底固めをした後は、米金利低下の動きから改めてユーロ買いえへと動き、ECB理事会では現状維持ではあったものの思った以上にタカ派な内容となっていたため、府再び1.10の大台乗せを見ることとなりました。
ユーロドルは「B100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位（平均コスト1.09432）、2,007円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は13,616円の利益となっています。
●カナダ円（チャートのみ）
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12月15日時点の戦略＝B80を継続（12月15日終値でS80に転換の可能性大）
●スイス円（チャートのみ）
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12月15日時点の戦略＝B80を継続（12月15日終値でS80に転換の可能性大）
●ランド円（チャートのみ）
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12月15日時点の戦略＝B50を継続（12月15日終値でS50に転換の可能性大）
●トルコリラ円（チャートのみ）
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12月15日時点の戦略＝S50を継続
●メキシコペソ円（チャートのみ）
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12月15日時点の戦略＝B50を継続（12月15日終値でS50に転換の可能性大）
（注）メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。
●NZドルドル（チャートのみ）
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12月15日時点の戦略＝B80を継続
●豪ドルNZドル（チャートのみ）
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12月15日時点の戦略＝S80を継続
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