投資を始めるといっても、金融商品にはさまざまな種類があり、同じ金融商品にも数多くの銘柄があります。利益を出していくためには、その中から自分に合っているもの、その時期に適切なものを見つけなければいけません。

自分にマッチした金融商品や銘柄に巡り合うためには、金融の知識を学んでいく必要がありますが、多くの人は早く利益を出したいと焦り、自分の投資先を理解していないまま投資を始めて損失を出し、投資自体を止めてしまう人もいると思います。

今回は、投資をする前に金融商品について勉強することの大切さについて説明していきます。

1.投資先は非常に数が多い

一般的に投資といえば、株式、FX、債券が有名です。これらはニュースなどでも取り上げられやすく、投資をしたことのない人でも知っているのではないでしょうか。

しかし、金融商品にはこれら以外にもさまざまな種類があります。

投資先の例を挙げると、日本株、外国株、FX、債券、REIT、投資信託、ETF、先物取引、CFD、バイナリーオプション、金・銀・プラチナ現物など、非常に豊富です。

投資をしていくためには、これらの金融商品から自分に合う商品や銘柄を自分自身で決めなければいけません。

もし、誰かの意見に従って決めてしまえば失敗する可能性は高くなります。これは「判断を人任せにして自分で考えない投資家は成功できません」の記事で解説していますが、「誰かがお勧めしたから」「誰かが言っていたから」という受け身的な態度では投資で成功するのは難しいです。

投資で成功するためには金融商品の特徴などの知識を身につけ、自分に合う商品を自分自身で決める必要があります。

2.金融商品についてしっかりと学びましょう

さらに、金融商品を一つとっても、さまざまな銘柄があります。例えば、上場している日本の企業は約4000社あります。日本株を取引する場合、この4000社の中から利益を出せそうな銘柄を選ぶ必要があります。

仮に投資信託を購入する場合も同じで、5000本以上あるファンドの中から投資先を選ぶ必要があります。多くの銘柄の中からどのように探せばよいか途方にくれるかもしれません。

大切なのは、自分が投資しようと思っている金融商品や銘柄はどんな特徴があるか、どんな人に向いているか、リスクとリターンはどのくらいを期待できるかなどの基本的な要素を理解することです。

「数が多いから無理」と思うかもしれません。しかし、自分の大切なお金が増えるか、減るかの瀬戸際に「数が多いから無理」と適当に決めてしまうと、あとで後悔することに繋がります。

大切なお金を担保にするからこそ、投資先についてしっかりと勉強する必要があるのです。

3.あせって投資を始める必要はありません

今は「どんな金融商品や銘柄が良いか分からない」という人でも、少しずつ勉強していけば見方や考え方は変わってきます。

例えば、家を買うときはメーカーや工法、建材などについて調べると思いますし、就職活動時も、企業の事業内容や給料、募集職種といった勤務先の情報を集めると思います。

投資も同じで、自分なりに調べて勉強することが大切なのです。

現在は書籍やインターネットでさまざまな情報を集めることができます。もちろん、全てをうのみにしてはいけませんが、勉強をしやすい時代になっています。

最低限、自分が投資をする先がどのような商品で、どんな銘柄があり、特徴と予想されるリスクとリターンはどのくらいなのかは少なくとも知っておきましょう。

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