【お金の授業(入門編)】人生100年時代!年代別に必要なお金
突然ですが、ライフイベントという言葉を聞いたことがありますか?
「結婚」「出産」「マイホームの購入」「子供の進学」など、人生のさまざまな出来事をライフイベントと呼びます。
それに伴い、どうしてもかかってきてしまうのが、「お金」ですよね。
そこで今回の動画では、20代から70代のそれぞれの年代で、主にどんなライフイベントがあり、どのようにお金がかかってくるのかわかりやすく解説していきます。
2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げとなり、これからは大人の仲間入り!とワクワクしている新成人のみなさん、「少し貯金ができた!と思ったら予想外の出費で結局は貯金を切り崩してしまう」と嘆いているそこのあなた!
20代に必要なお金
20代は、晩婚化が進んでいるとはいっても、多くの人にとって、この時期の主なライフイベントは、結婚と出産、そして就職活動や転職に伴う新生活のスタートです。
これらの費用を合計すると、、、約550万円(※)のお金がかかります。
就職や転職などでリクルートスーツや宿泊代、交通費などでおよそ10万円、勤務地によっては引越しが必要となり、引っ越し費用もみておく必要があるでしょう。
さらに、20代後半になると、結婚する人も増えてきます。
大変おめでたい話ですが、現実的には、お金の話がついて回ります。
結納や新婚旅行を含む結婚費用をあわせると、およそ500万円(※)の費用がかかるといわれてます。
また、結婚にともない、出産を経験する人も多いでしょう。
出産には、入院費などをふくめるとおよそ50万円(※)の費用が発生します。
※日本FP協会「主なライフイベントにかかる費用の目安」(2022)をもとに算出(内訳:就職活動10万円、出産52万円、結婚469万円)
30代に必要なお金
30代は、20代のころとは違い、子どもの教育費用やマイホームの購入など、ライフイベントに大きな金額がかかってきます。
もしマイホームを一括で購入するとすれば、子どもの教育費用とあわせて、約5,500万円ほどのお金がかかります。
もちろん、マイホームを一括で買う人は多くありません。
しかしその場合、切っても切れないのが住宅ローンです。
住宅ローンを活用した場合、頭金は500万円程度で済むことが多くなりますが、一方で毎月10万円程度のローン返済(※)が、長年にわたって続くことになります。
※住宅ローンの金利は金融機関、借り入れ日、市場金利情勢によって金利は変動します。
また、このタイミングで賃貸からマイホームへ引っ越す方も多いため、引っ越し費用もあわせてかかってくることになります。
さらに、30代は子どもの入学の時期とも重なります。0歳から小学6年生までの12年間にかかる子育て費用の目安は、一人あたりおよそ1,000万円(※)とされています。
※マネープラザ ONLINE「子供の養育費はいくらかかる? 子育てに必要な資金の貯め方」(2022)をもとに算出
40代に必要なお金
40代では、子どもの中学校、高校、場合によっては大学への入学があります。
20代後半で出産を経験した夫婦は、40代後半に子どもが大学へ進学し、教育費用の負担がピークに達するといわれています。
教育費用の合計は、子ども1人あたりおよそ1,000万円(※)といわれています。
※日本FP協会「主なライフイベントにかかる費用の目安」(2022)より
これは、幼稚園から高校まで公立、大学のみ私立の場合で、全て私立を選択した場合には、かなりの費用になりそうですね。
しかし、教育費用は学費だけではありません。
子どものお小遣い、部活動や習い事などにかかるお金も考えると、入念なマネープランなしには、急増する教育費用をまかなうことはできません。
50代に必要なお金
50代になると子育ても一段落し、一般的には大きなライフイベントとは無縁だと考えられています。
しかし、両親がご存命の場合には、介護費用の一部を負担することが多いのも50代です。
さらに、ご両親が亡くなったタイミングで、総額およそ200万円(※)とされる「葬儀費用」の負担が発生するケースもあります。
※公益財団法人生命保険文化センター「葬儀にかかる費用はどれくらい?」(2022)より
60代に必要なお金
60代で想定されるライフイベントとしては、子どもの結婚、子どものマイホームの購入支援、ご自身のマイホームのリフォームなどがあります。
これらの費用を合計すると、約1000万円のお金がかかることになります。
先ほどもお話したように、結納や新婚旅行を含む結婚費用は、約500万円の費用がかかるといわれてます。
さらに、60代になると、30代で購入したマイホームが古くなり、リフォーム費用の捻出が求められる場合が増えてきます。
リフォーム費用にはバラツキがありますが、築年数が古くなると、大規模なリフォームが必要になります。
フルリフォームで総額およそ400万円、施工面積が大きい場合・二世帯住宅でおよそ1,500万円(※)かかることもあります。
※リショップナビ「フルリノベーション(マンション/一戸建て)の費用・デメリット・注意点!施工例や内訳金額の目安も公開」(2022)より
70代に必要なお金
70代のライフイベントは、ご自身や配偶者の介護、場合によっては葬儀があります。
これらの費用を合計すると、70代では合計3000万円〜4000万円ほどの費用がかかることもめずらしくありません。
まず、高齢になると、働き続けることが難しくなり、無職の夫婦世帯の月あたりの支出がおよそ30万円(※)、10年で3,600万円の生活費がかかることになります。
※お金と暮らしの情報サイト〈もんじゃ〉「【夫婦/一人暮らし】老後生活費の平均と内訳は?」(2022)より
その為、「年金を除く収入がほとんど期待できなくなる一方で、生活費はかわらずにかかる」ことを、あらかじめマネープランに入れておく必要がありますね。
さらに、ご自身や配偶者に介護が必要になることも想定しておきましょう。
いわゆるヘルパーさんから介護を受ける在宅介護の場合、目安として月額費用が平均でおよそ8万円(※)かかるといわれています。
※LIFULL介護「在宅介護にかかる費用 ― 老人ホームの費用と比較」(2022)より
また、老人ホームに入居すると自宅での生活費はなくなりますが、平均すれば介護が必要になる前よりも、介護が必要になってからのほうが、必要なお金は多くなる傾向にあります。
まとめ
今回は、人生の3大支出ともいわれる教育資金、住宅資金、老後資金とあわせて結婚といった人生のライフイベントごとに費用をご紹介しました。
具体的な金額を前に、ゾッとした方も多いのではないでしょうか ((;゚Д゚))ガクガクブルブル
もちろん、ライフイベントとそれにかかるお金には個人差があり、ご紹介した内容は、あくまで目安となりますが、きたるライフイベントに備えて準備はしておきたいですね。
ループイフダンお役立ちコンテンツ
ループイフダンの仕組み
いまいち 取引の仕組みがわからない・・・なんてお悩みじゃありませんか ? 運用開始時、相場上昇時、相場下落時、レンジ相場、相場動向にあわせてループイフダンの動きを紹介 します。
ループイフダン目安資金表
どれくらいの資金で運用できるんだろう?通貨ペアの過去のレートの変動はどれ位あったんだろう?最近人気の売買システムは?
ループイフダンの資金管理に必要な情報が満載です。
ループイフダン資金管理のコツ
資金にあわない無理な設定では、すぐに損切りやロスカットの憂き目にあってしまいます。
これから運用をスタートする2人を参考に 資金管理 のコツ を学びましょう。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本記事の情報により生じたいかなる損害についても弊社及び執筆者は一切の責任を負いかねます。