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あなたがFXで負けるのはほぼ自滅です【鹿子木健】
1.全世界からあらゆるトレーダーが集まる外国為替相場
FXに関するさまざまな記事で解説されているように、外国為替相場は世界最大の金融市場です。世界中の投資家が1か所に集まり、膨大な量の取引が毎日行われています。
集まっている投資家のレベル差はかなりあります。顧客間の資金の動き(フロー)を把握している銀行や証券会社のディーラー、コンマ秒よりはるかに短い時間の高速取引で利益を積み上げるクオンツなどと、今日からFX始める初心者が同じフィールドで戦うことになります。そのため、しっかりとした勉強と準備が必要であることは、この連載で何度か書いてきました。
2.心技体が揃って敗れるケースは多くない?
このように厳しい戦いを覚悟しなければいけないFXの相場ですが、負ける人が必ずしも上手い人に力負けしているわけでもないんです。技術、知識、マインド、体力などが万全の状態の人だけが相場に参加しているわけではなく、準備不足、計画性のなさなどから、まともに戦う前に負ける人もかなり多いです。つまりは自滅です。
例えば、デモトレードを半年なり1年なりやって、お金が増えているわけでもないのに、いきなり実資金を投入するなら、非常に不利な戦いになることは目に見えていますよね。
あるいは、デモや少額投資では実績があっても、いきなりロットをこれまでの100倍にしたら、体験したことがないプレッシャーがかかるのは間違いなく、そのせいで判断がおかしくなる可能性大です。
3.自滅を防ぐために
それではなぜトレード自滅する人が多いのか。その理由の多くは、性急に結果を求めるからです。とにかく早く稼ぎたい、今すぐに成功したい、今日トレードがしたいという「はやる気持ち」が、準備不足での参戦につながります。
対策は、「FXの世界にお買い得はない」と常々意識することです。
FXは通貨と通貨の交換ですから、トルコリラのようにずっと売られ続ける通貨はまれであり、ほとんどの場合は買われたり、売られたりを繰り返します。
準備不足の状態であわてて参加しなくても、似たようなチャンスは今度何度でもくるものです。また次の機会があるなら、しっかりトレーニングし、なおかつ労働などで投資資金をちゃんと貯めてからトレードした方が、勝率も利益も良くなるに決まっています。
これが株や暗号資産なら、この価格で買えることは二度どないかもしれない、という状況はありますが、FXではほぼないと思ってもらって間違いありません。
歴戦のプロと戦うからこそ、しっかり準備をしてからチャレンジするようにしましょう。
4.直近の相場から勝ちパターンを探る
私はFXで利益を出すために、勝ちパターンという考え方を提唱しています。
勝ちパターンは何かというと、あえて抽象的に書きますが、「相場の方から、美味しい局面なのでぜひエントリーしてください」とお願いされている状態のことです。
「ここでエントリーしたら勝てるかな?」という迷いは一切生じません。儲かって当然と判断できる形になっていることが、すなわち勝ちパターンです。
勝ちパターンを構成するものは、チャート分析やトレード手法だけではありません。資金管理、相場の地合、メンタルやマインドなど、全てが揃った状態こそ、勝ちパターンです。
ですが、現在のFXの業界では、チャート分析やトレード手法のみが追い求められているように感じます。
もちろんチャートや手法は大切なのですが、それらを単体で見るのではなく、それらを含んだ総合的な判断をしていくことが、FXを資産運用としてとらえていくベースになる考え方になります。
私が皆さんにお教えしている勝ちパターンは1〜10まであるのですが、今回は勝ちパターン1の例を紹介します。
目標は550pips!ポンドカナダドルで勝ちパターン1発生です
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