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2022/04/14
FX投資

トレードの7つの許可証【鹿子木健】

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1.7段階のチェック項目をクリアできるか

①ストップを置く(出口戦略その1)
②平均コストを決める(リスク許容・値幅が決まる)
③リミットを決める(出口戦略その2)
④リスク許容の金額を決める
⑤ポジションサイズを決める
⑥リスクリワード、レバレッジを計算
⑦注文を具体的に出して、指値を分散してエントリー

トレードをする際に、この7つのステップを全てクリアするようにしましょう。それぞれの詳細は、拙著『FXで勝つための資金管理の技術』で解説していますので、この記事では全体像について書いていきます。

また、これまでの連載で部分的にこれらの要素を何度も取り上げていますので、お手間でなければ読み返していただけると、より理解が深まると思います。

▼連載記事一覧
/column/traderblog/individual/5/

 

あらためて①〜⑦を見ていただくと、⑦以外はエントリー前にチェックすべき項目であることが分かります。

深く考えずに「えいやっ」とエントリーして、あとから取り返しのつかないことになってしまうのは、トレーダーなら誰もが経験したことがあるはず。エントリー前の判断、計算が非常に重要です。

というのも、資金の計画性がなく、欲望まかせの間違ったタイミングでポジションを持ってしまったら、そこからできることはほとんどありません。どれだけすごい技術を持つプロトレーダーに交代しても、せいぜいもっともダメージが少ないタイミングで損切りするくらいです。それくらい、エントリー前の準備は大切です。



2.数字の判断なので曖昧な部分なし

7つの項目は、どれも客観的なデータに基づいている、数字の管理であることもポイントです。事前に決めたルールを守るだけで、欲望が入り込んでポジションを持ちすぎたり、不用意に損切りが深くなることもありません。

過去に何度か書いてきたように、これらは全て自分の管理下にあることです。相場がどう動くか、いつ動くかという、予想できない不確定要素は一切ありません。自分でどうにもできないことに振り回されないためにも、7つの許可証を全てクリアするタイミングにだけ、トレードを限定することをおすすめします。



3.スキャルピングなら簡略化が必要

なお、秒単位でエントリーすることもあるスキャルピングの場合、7項目すべてを精査していたらチャンスを逃す可能性があります。よって、ストップや平均コスト部分を簡略化するなど、スピーディーに判断できるようなフローを作っても良いでしょう。

デイトレード以上の時間軸なら、7項目を検討する時間は十分にあると思います。



4.直近の相場から勝ちパターンを探る

私はFXで利益を出すために、勝ちパターンという考え方を提唱しています。

勝ちパターンは何かというと、あえて抽象的に書きますが、「相場の方から、美味しい局面なのでぜひエントリーしてください」とお願いされている状態のことです。

「ここでエントリーしたら勝てるかな?」という迷いは一切生じません。儲かって当然と判断できる形になっていることが、すなわち勝ちパターンです。

勝ちパターンを構成するものは、チャート分析やトレード手法だけではありません。資金管理、相場の地合、メンタルやマインドなど、全てが揃った状態こそ、勝ちパターンです。

ですが、現在のFXの業界では、チャート分析やトレード手法のみが追い求められているように感じます。

もちろんチャートや手法は大切なのですが、それらを単体で見るのではなく、それらを含んだ総合的な判断をしていくことが、FXを資産運用としてとらえていくベースになる考え方になります。

私が皆さんにお教えしている勝ちパターンは1〜10まであるのですが、今回は勝ちパターン1の例を紹介します。

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著者プロフィール
鹿子木健
鹿子木健
お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることがライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野は、FXを中心に、不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産など多岐に渡る。 代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録が完了。現在、外国為替投資助言「FX UNLIMITED」、FX学習コミュニティ「勝ちパターンFXの学校」を提供中。