米ドル円は2021年どう動く?大統領選挙からの為替見通しと稼ぐ戦略を解説【鈴木拓也】
こんにちは、元メガバンク為替ディーラーの鈴木拓也です。
FX(外国為替証拠金取引)で最も注目すべきは、アメリカ経済やアメリカの政治情勢です。世界一の経済大国であるアメリカの状態が、すべての通貨に影響を与えることになるからです。今回は2020年の米ドル円の動きを振り返りながら、2021年への見通しと、米ドル円で稼ぐための戦略についてお伝えしていきます。
【今回の記事でわかること】
・2021年のドル円の見通し
・ドル円で今後稼ぐための戦略
※注)本記事は2020年10月31日時点の情報をもとに執筆しております。
米ドル円の2021年の見通し
近年ボラティリティ(変動率)の低かった米ドル円ですが、2020年は激しく上下しました。
2021年に向けてはどのような動きになっていくのでしょうか?
米ドル円2020年1月〜10月の動き
2020年の米ドル円の為替レートに大きな影響を与えた要素は
①?? 世界中に感染が広がったコロナウィルスの問題
②?? アメリカ大統領選挙
このふたつが挙げられます。
2月時点では1ドル112円台の高値をつけていた米ドル円ですが、コロナ禍によって3月に急落、101円までの大幅な下落でした。ただし、資産を米ドルに回避する動きが入り、4月にはまた111円まで回復するという荒れ模様。その後、米ドル円は長期の下落トレンドを継続しています。
長期下落トレンドを継続している要因は、共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン候補による大統領選挙の行方が不透明な点と、この大統領選挙の影響でコロナ禍の追加経済対策がどんどん先送りになっている点でしょう。この記事作成時はアメリカ大統領選挙直前なので、バイデン候補優勢という状況で、株価下落の警戒感から市場はリスクオフとなっています。10月終了段階は104円68銭という為替レートです。
リセッションは脱出したのか?
2021年の米ドル円は、間違いなくこのアメリカ大統領選挙の結果に左右されることになるでしょう。FRB(米連邦準備制度理事会)による金融政策は、金融緩和を継続するぐらいしか打つ手がないような状態なので、パウエルFRB議長が再三発言しているように財政支援が必須な状態です。追加経済対策の規模がどのくらいになるのか、いつから始まるのか、ここがアメリカ大統領選挙後に明確になってくるはずです。早期の追加経済対策実現となると、米ドル高には追い風となります。
直近のトピックスとしては、10月29日に発表された第3四半期のGDP速報値が、予想以上に良かったということです。第2四半期GDPがマイナス31.4%でしたから、この第3四半期GDPのプラス33.1%はとても好材料です。アメリカ経済はリセッション(景気後退)から脱出したという声も聞かれ始めています。確かに9月のインフレ率が改善傾向で、アメリカ経済の中核を担っている個人消費についても、9月小売売上高が事前予想を上回ってきていることから、現段階で景気回復の傾向にあることは間違いないでしょう。
財政支援なしでも立て直せるという極端な話もありますが、10月に入って欧州だけでなくアメリカ国内のコロナ感染者も拡大していることから、景気回復のスピードは第4四半期にかけて弱まるという見通しもあります。
アメリカ大統領選挙が無事に終了し、2021年にかけて追加財政政策が実現化されると、ある程度の米ドル円の上昇は期待できそうです。ただし金融緩和はしばらく続くことになりますから、上値を抑えることにはなるでしょう。
米ドル円の2021年の見通しのポイント!
・アメリカ大統領選挙後の追加経済対策の実現によって、米ドル高の可能性が高い
・リセッションを脱出できたとすると、今後のアメリカ経済に期待ができる
★☆★ シストレちゃんねる から お得なお知らせ! ★☆★
ドル円で今後稼ぐための戦略
2021年にかけてドル円で稼ぐための戦略についてお伝えしていきます。
スワップポイントは期待できない
アメリカの政策金利については、マイナス金利まで下がることはないでしょうが、しばらくの期間、利上げも見込めません。金利差がほとんどないので、ドル円のロングポジションを保有してもスワップポイントは微々たるものです。大手のFX業者だと1Lot(1万通貨)の建玉で1日6〜8円程度のプラススワップです。長期のスワップトレードで稼ぐことはとても困難な状態だといえます。
ドル円で稼ぐためにはインカムゲインは期待できませんので、積極的なトレードで為替差益のキャピタルゲインを狙っていく必要があります。幸いなことに米ドルのショートポジションでもこの金利差だとマイナススワップはあまり負担にはなりません。ロング、ショートとこだわる必要もなく、建玉を保有していても日をまたぐことをあまり気にせずに、臨機応変な売買で利益を積み上げていく方向になっていくでしょう。
自動売買ツール・ループイフダンを積極的に利用
売り買いを繰り返しながら為替差益を積み上げていくためには、取引回数を増やして行く必要があります。テクカル分析やファンダメンタルズ分析をもとに、強いトレンドが発生していることが確認できた場合は即順張りで対応しつつ、レンジ相場も続く可能性がありますので、レンジを見極めて逆張りとなります。
取引回数が多くなると、それだけチャートを見る機会も増え、取引時間も必要となります。本業が忙しい場合はそういった時間が確保できなくなりますので、ここは自動売買ツールを利用していくのがいいでしょう。自動売買ツールによるシステムトレードであれば、24時間自動で取引を繰り返し、利益を積み上げていくことができます。
システムトレード初心者にとっては、「どう設定していいのかわからない」、「やり方を覚えるまで時間がかかりそう」という心配があるでしょうが、アイネット証券の「ループイフダン」であれば設定もわかりやすく、初心者でもすぐに始められるのでおすすめです。
どの通貨ペアで、どんな値幅で、買いと売りのどちらを選択すると、どのくらいの利益をあげているのか、ランキング形式で実績が公表されていますので、自分の資金やトレードスタイルに合わせたストラテジー(戦略)を選びやすいでしょう。為替差益を積み上げていくためにも、ループイフダンをぜひ積極的に利用していってください。
ただし予想の反したトレンドが強まった際には、損切りとナンピン買いが続くので、トレンドの動きには常に注意して、状況によっては設定をやり直す必要もでてきます。
ドル円で今後稼ぐための戦略のポイント!
・ドル円のプラススワップはほぼ期待できない
・為替差益を積み上げていくために、自動売買ツールのループイフダンを有効活用していくべき
「米ドル円は2021年どうなる?為替見通しと稼ぐ戦略」のまとめ
米ドルにとっては、2020年はかなり苦しい状況でした。しかし気は抜けません。アメリカ大統領選挙の結果によってはまだ下値を探る動きはありますし、増税によって株価が下落していく可能性がありますので、底を見極めてから積極的な売買を仕掛けていきたいところです。なかなか予測しにくいところですが、市場の動きに敏感になり、その動きに合わせて臨機応変に対応していきましょう。これまで裁量トレードだけでやってきたトレーダーも、システムトレードを採り入れていくことも検討していくのがいいのではないでしょうか。
当サイト限定キャンペーン
ループイフダンの詳しい戦術については、タイアップ無料教材「ループイフダンで稼ぐ技術」をご利用下さい。
以下のリンクから新規口座開設をし、10万円以上の入金をされた方に配されます^^
ループイフダンで稼ぐ技術の詳細は以下のページをご覧ください。
FX自動売買の教科書「ループイフダンで稼ぐ技術」をプレゼント
★☆★ シストレちゃんねる から お得なお知らせ! ★☆★
【注意事項】
・本レポートは筆者の主観及び経験に基づき執筆されており、内容の正確性や完全性を保証するものではありません。筆者及び株式会社アイネット証券は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。
・本レポートはあくまでも参考情報であり、筆者及び株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。
・当コラムにてループイフダンの実績を紹介する際に使われている「年利」は元金に対する年間の利益率を指しており、金利や利息を指すものではありません。
・筆者及び株式会社アイネット証券の許可無く当レポートの全部もしくは一部の転送、複製、転用、検索可能システムへの保存はご遠慮ください。