豪ドル見通し2020年8月 オーストラリアドルの今後はどうなのか【Yuki】

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こんにちは。為替研究所のYukiです。

今回は、色々な人に聞かれる「豪ドルの今後の見通し」について簡単に解説したいと思います。

豪ドルは、コロナショック後大きく下がったものの、その後4月以降はとにかく上昇基調が続いております。 

【豪ドル円 日足チャート】

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【豪ドル/ドル 日足チャート】

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このチャートを見て、「そろそろ売ろうかな」という人もいれば、「まだ上がるなら買おうかな」と言っている人もいて、豪ドルも少しずつ活気が戻ってきたかなという印象を受けます。

 

ただ、個人的には今の状況は、豪ドル円や豪ドル/ドルについて、上がっても下がってもどちらでもおかしくなさすぎて買うのも売るのもどちらもおすすめしづらいと考えており、正直あまり手を出さない方が良いのではないかと思っております。

 

「分からないなら黙ってろ」と思われるかもしれませんし、そして自分でも若干そう思うからこそあまり言いたくなかったのも事実なのですが(笑)、ただ、今の形は「買っても売っても単なる丁半博打にしかならない場面で、あまり触るべきではない」という風に思っているのも事実なので、今回は何故そう考えているかも解説します。

 

なお、豪ドル/円や豪ドル/ドルについては今はおすすめしづらい状態ですが、豪ドルと基本的にほぼ同じ値動きをして、地理的にも経済環境的にも近いNZドルを絡ませた、豪ドル/NZドルという通貨ペアであれば、今でも非常におすすめ(というか、むしろこれが今だと一番おすすめ)なので、こちらについては以下の記事から是非ご覧ください。

 

実はこの豪ドル/NZドルで、私自身も2020年に入ってから合計200万円程度利益を出せております

【関連記事】

自動売買:ループイフダン豪ドル/NZドル私の設定と実績【豪ドル円よりおすすめ】【Yuki】

裁量:【7か月で利益82.4万円】豪ドル/NZドルの裁量トレードのやり方と実績



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豪ドルのこれまでの推移のおさらい

豪ドルは、2018年以降「米中対立」「豪の金融緩和スタンス」という2つの要因で一貫して「緩やかな下落基調」にありました。

【豪ドル/円 週足チャート】

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【豪ドル/ドル週足チャート】

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このように、特にドルストレートで見た時には非常に美しい下落トレンドとなっており、また、豪ドル/ドルは売りでスワップもプラスになる(米ドルの方が高金利なので、米ドル買いの豪ドル売りになる豪ドル/ドルの売りはプラススワップ)ということで、一時期豪ドル/ドルの戻り売りにかなりハマっていた時期もあったレベルでした(笑

 

しかし、今はコロナショックで急激に下落した後に、この下落トレンドのレジスタンスラインも超えての上昇となっており、非常に相場環境として難しくなってきております。

 

豪ドルがコロナショックで下落したのは、

  • 元々リスクオフで売られやすい通貨であった
  • さらに「有事のドル買い」でドルも買われた
  • その上サウジとロシアの対立もあって原油価格が急落→エネルギー価格も全体的に落ちたことで、資源国通貨である豪ドルは一段と売られやすくなった

ということで豪ドルは徹底的に売られ、豪ドル/NZドルで見ても一時期1.0割れ(豪ドル<NZドル)であったり、さらに下落率が南アフリカランドやトルコリラと比べてすら落ちているという、なかなか見ないような落ち方をしておりました。

 

しかしその後、コロナショックから徐々に相場が落ち着いてきたことや、また、RBAのロウ総裁が豪ドル安に懸念を示し、「必要であれば介入する」と言ったこと等もあって徐々に上げていき、今は2018年からの下落のレジスタンスラインも明確に超えて上昇基調が続いております。



豪ドルの今後の見通しを予想

では、豪ドルは今後どうなるかを予想すると、正直に言って、「全く分からない。上がってもおかしくないし、下がってもおかしくない」としか言いようがないくらい分からず、正直丁半博打にしかならないからあまり手を出さない方がいいのではと考えております。

 

まずチャート面からは、豪ドルについては、上で見たように、2018年からの短期的な下落トレンドは終わっており、また、一度大きく下げてからの上げである点からも、短期的には「下手に売ったらどこまで焼き上げられるか分からない」という形ではあります。

 

ただし、では買いかというと、より長い目で見た時にはまだ下降トレンドが続いているとも見ることができて、その点では長期での買い転換と見るには早い段階です。

 

【豪ドル/ドル 週足チャート 直近10年】

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また、ロウ総裁も7月21日のスピーチでは「豪ドルの水準はファンダメンタルズと概ね一致しており、押し下げるための介入は必要ない」と語っておりましたが、これはあくまでこの0.7という水準ではという話で、多々追えばこの後0.75、0.8と上がっていった時にもこの姿勢を続けるかというと、そうも考えづらいと思います(RBAは高い時は高い、安い時は安いと割とはっきり言う)

 

また、ファンダメンタルズ面から見ても、

【上がる材料】

  • コロナ対策での景気刺激策を各国がやりまくったことで、必ずどこかのタイミングで財政リスク問題が出てくるであろうが、その中で豪は比較的財務的健全性が高い
  • 食料自給率が高い(今後食糧問題が出てきた時のプラス材料)

【下がる材料】

  • 豪中関係がどんどん悪化しており、これまでのように「中国の経済成長期待」での買いがなくなる可能性が高い
  • 政策金利も当面この水準に据え置き or 0.1%への利下げ可能性が高く、高金利通貨に戻ることはしばらくない
  • 実は今コロナの感染がかなり拡大してきている

というように、どちらに転んでもおかしくない&これまでの「高金利で中国との関係が深い通貨」という立ち位置ではなくなりルールが変わる可能性が高そうなことから、本当にどちらに転んでもおかしくないとしか言いようがないと思っています。

 

【参考 オーストラリアの新型コロナ感染者グラフ】

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画像出典:日経新聞社 新型コロナウイルス感染世界マップ

以上のことから、豪ドルはチャートでもファンダメンタルズでも「どちらにでも転びうる」状態であり、あまり触らない方が良いのではと思っております。



豪ドル/NZドルは相変わらず非常におすすめです

豪ドル/円や豪ドル/ドルについては、正直全く分からないと言いましたが、実は、豪ドル/NZドルという通貨ペアでは、非常にトレードしやすい状態が続いており、私自身もこの通貨ペアで2020年に入ってから合計200万円程度利益を出せております。

 

豪ドル/NZドルという通貨ペアについての解説は、別の記事で詳細にしているので、それを引用します。

豪ドル/NZドルという通貨ペアは、「豪ドルを買って、NZドルを売る」という通貨ペアです。そして、豪ドルとNZドルは、

  • どちらもオセアニア諸国の通貨
  • どちらも中国経済の影響を大きく受ける
  • どちらも先進国の中では比較的高金利だった
  • どちらも緩やかに長期間経済成長が続いている
  • どちらも公的債務残高が少なく、財政リスクが低い

というように、特徴が非常に似ているため、為替もほぼ同じような動きをして、その結果、豪ドル/NZドルという通貨ペアは、非常にレンジ相場になりやすい通貨ペアです。

実際、直近30年間の豪ドル/NZドルのチャートをご覧ください。

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このように、1.0から1.4の間で安定してレンジ相場を形成しております。

このレンジ相場になりやすさは、他の通貨ペアと比べても圧倒的であり、他に自動売買で人気の高いドル/円、豪ドル/円、NZドル/ドルと直近30年間の値動き幅を比べると、以下の通りです。

豪ドル/NZドル ドル/円 豪ドル/円 NZドル/ドル
高値 1.464 160.32 107.84 0.88414
安値 1.006 75.29 54.92 0.391
差異 0.458 85.03 52.92 0.49314
差異率 45.5% 112.94% 96.36% 126.12%

このように、豪ドル/NZドルは、長期でレンジ相場になりやすく、レンジの幅も豪ドル円等と比べても狭いという特徴があります。

また、豪ドル/NZドルのレートは、執筆時現在1.07くらいで、オーストラリアとニュージーランドの経済規模の差を考えても、豪ドル/NZドルが1.0を下回る(=ニュージーランドドル>豪ドルになる)可能性は低く、実際にコロナショックの時もワンタッチした後すぐ戻したことを考えると、レンジを下方向に抜ける可能性は低いという点も、自動売買に向いているポイントです。

オーストラリアとニュージーランドを比べると、上記のような共通点はある反面、

  • 人口(2,499万人VS495万人)
  • GDP(13,379億ドルVS2,015億ドル
  • 貿易総額(7,986豪ドルVS1,101NZドル)

というように、基本的にはオーストラリアの方が国力が強いという関係にあり、こうしたことからも、豪ドルとNZドルの逆転(=豪ドル/NZドル1.0割れ)の可能性は高くないと言えます。

これが豪ドル円であれば、史上最安値は55円くらいで、現在の71円から見てもまだかなり下落余地が大きく、さらに中国経済の停滞や、オーストラリアの金利がどんどん下がっていること、リスクオフがあった際には円高になることを考えると、史上最安値割れがあってもおかしくないというように、豪ドル円では「レンジの下限をどうするか」というのも難しいです。

それに対して、豪ドル/NZドルであれば、中国経済の悪化は豪にもNZにもどちらにも悪影響なのであまり影響がなく、また、オーストラリアが利下げ方向になる時は、NZも若干時期がズレることはあっても、大きな目で見れば利下げフェイズにはなっているので、豪ドル円よりはるかにレンジ相場になりやすいです。

ループイフダン豪ドル/NZドル私の設定と実績【豪ドル円よりおすすめ】【Yuki】

このように、豪ドル/NZドルは、豪ドルが上がればNZドルも上がる、逆に下がればNZドルも下がると、ある意味一蓮托生の通貨ペアなので、非常にレンジになりやすい通貨ペアです。

 

そのため、レンジでの裁量トレードであったり、自動売買であったりに非常に向いており、個人的にも今もっともやりやすい通貨ペアだと思っております。

 

この豪ドル/NZドルの自動売買や裁量トレードについては、以下の記事で詳しく書いているので、興味があれば是非ご覧ください。

【関連記事】

自動売買:ループイフダン豪ドル/NZドル私の設定と実績【豪ドル円よりおすすめ】【Yuki】

裁量:【7か月で利益82.4万円】豪ドル/NZドルの裁量トレードのやり方と実績

また、この豪ドル/NZドルを自動売買で取引する場合、ループイフダンが自動売買の中で一番コスト(スプレッド)が安く手数料は無料、スワップも有利(マイナススワップが少ない)なので、もし興味があれば、是非どうぞ。(もちろん、口座開設や口座維持手数料は一切無料で、また、自動売買であるループイフダンにも手数料はかかりません)

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また、Twitterでも相場の見通しや、おすすめの投資法等も書いているので、よろしければそちらもフォローお願いします!

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著者プロフィール

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Yuki
FX歴11年目のファンダメンタルズ派トレーダー。主に短期から中期でのトレードを得意としており、最近は自動売買やスワップ投資も行っております。
2010年より為替研究所を運営。相場の見通しや、FXでのおすすめの投資方法などを分かりやすく解説しております。

ループイフダンでは、豪ドル/NZドルやトルコリラ等を運用中。

為替研究所ブログ:https://kawase-fx-lab.com/

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