FXのスキャルピングはリスクリワードとエントリータイミングが重要【FXの歩き方】

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スキャルピングとは?

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スキャルピングは、数秒から数分で新規注文から決済を終える超短時間トレードのことを言います。

損をするリスクを最小限にしながら、小さな利益を積み重ねて、大きな利益を狙う手法です。

短時間で何回も取引することで、少ない資金でも大きな利益を狙えます!



FXのスキャルピングのメリット・デメリット

メリット

デメリット

短時間で大きな利益を狙える

低資金でもOK!資金効率が良い

低リスク

損失額をコントロールしやすい

翌日にポジションを持ち越さない

スプレッド(手数料)が多くかかる

値動きの予想が難しい

瞬間的な判断が必要

チャートを見続けないといけない

ポジポジ病になりやすい

低資金・低リスクで始められるスキャルピングですが、瞬間的な判断が必要な為、慣れるまで多くの時間が必要です。

スキャルピングをするなら、まずはデモトレードで練習をするか、少額から取引をして経験を積んでから、徐々に取引量を増やしていきましょう。

いきなりスキャルピングで大きな取引をすると、大損する可能性が高いです。

スキャルピングは低資金のトレーダーに最適な取引手法ですが、短時間の小さい値動きを予想するため、テクニカル分析の精度がどうしても落ちてしまい、初心者には難しいです。



資金量別トレードスタイル

トレードスタイル

投資資金

運用方針

1回の取引での損益

スキャルピング

少額(1050万円)

短期間で多くの利益を得たい

デイトレード

普通(50~100万円)

短期間で多くの利益を得たい

スイングトレード

多い(100~500万円)

中長期的に安定して利益を出したい

長期トレード

多い(500万円~数億)

長期的に安定して利益を出したい

特大

投資資金が少ない状態では、基本的にスキャルピングかデイトレードしかできません。

スイングトレードや長期トレードは大きな利益を狙うので、損をする時もある程度大きな損失になります。

資金が少ないと一時的な損失に耐えられず、ロスカット(強制決済)されてしまうので、中長期のトレードはある程度の値動きに耐えられる資金量で取引するか、1回の取引量を抑えるしかありません。



10万円の資金でのロスカット シミュレーション

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1ドル100円の時に10万円の資金でドルを買った場合

1万ドル買った場合、必要な資金はレバレッジ25倍で4万円。

残り資金は6万円なので、6円逆方向に相場が動くとロスカット。

 

2万ドルを買った場合、レバレッジ25倍で必要な資金は8万円。

残り資金は2万円なので、2円相場が逆方向に行くとロスカットです。

 

取引量を1万通貨から2万通貨にすると、耐えられる為替変動の幅が1/3の6円から2円に減ってしまいます。

少額の資金だと少しの為替変動でロスカットになってしまうので、小さい値動きで利益を狙うスキャルピングやデイトレードをするしかないのです。



スキャルピングは利益の増えるスピードが速い

トレードスタイル

取引から決済までの時間

トレード回数

1回の取引での利益

スキャルピング

数秒から数分

10~30回/日

3~10pisp

デイトレード

数分から数時間

1~10回/日

20~100pips

スイングトレード

数日~数週間

数回/月

50~300pips

長期トレード

数ヵ月~数年

数回/年

500~2000pips

1万通貨で1ヵ月運用した場合の例です。

 

スイングトレード

1回50pips×月2回=100pips

月に1万円の利益

 

スキャルピング

1回3pips×1日10回×30日=900pips

月に9万円の利益

 

上記は極端な例ですが、スキャルピングはスイングトレードの9倍の利益です。

スキャルピングは1回の取引では少ししか利益は出ませんが、取引回数を増やす事により、利益が積み重なって短時間で多くの利益を稼げます。



スキャルピングの一番重要な考え方

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損切りは細かく。1回のトレードで大損しない

細かく利益を積み重ねるスキャルピングは損切りが一番重要です。

よくあるのが、コツコツ利益を積み重ねて、1回の大損でドカンとやられることです。

「コツコツドカン」の大負けだけは避けましょう。

勝率の高い場面だけで売買することが基本のスキャルピングは、大負けさえしなければ利益が積み重なっていきます。

 

「損小利大」は理想論。スキャルピングは勝率が全て

FXの本やネットの情報で「損小利大」をしなければいけないと書いてありますが、それは理想論です。

ほとんどのトレーダーは「損大利小」です。

特にスキャルピングは細かく利益を重ねるトレード手法なので、「損大利小」になりやすくなります。

少しでも利益が出ている時は、相場が逆に動いて利益が無くなる前に、素早く「利益確定」をすることが重要です。

勝率を高めることがスキャルピングで勝つコツです。



スキャルピングで大損を防ぐ確実な方法

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スキャルピングで大損を防ぐ確実な方法は、注文時に損切り注文を入れることです。

これさえすれば、1回のエントリー(売買)での大損は確実に防げます。

設定した損切り値になると自動的に決済されるので、「含み損を耐えて大損」や「ナンピンで大損」を回避できます。



スキャルピングに向いている人、向かない人

向いてる人

向いてない人

トレードをする時間が作れる

忍耐力があり、チャンスが来るまで待てる

トレード中、チャートを見続けることができる

コツコツとした作業が好き

コツコツ貯めるのが好き

集中力、一瞬の判断力がある

ゲームやPCでの作業が好き

多少の損は必要経費と割り切れる

分析することが好き

トレードをする時間が中々作れない

忍耐力が無い、チャンスが来るまで待てない

トレード中、チャートを見続けることができない

コツコツとした作業が嫌い

一攫千金が好き

集中力、一瞬の判断力が無い

ゲームやPCでの作業が嫌い

少しの損も嫌!絶対に損をしたくない

分析するのは面倒。直感で勝負

スキャルピングはコツコツとした作業ができる、忍耐強い人に向いています。

テクニカル分析をして、勝率が高いであろう場面でのエントリー(売買)が必要になるので、分析に基づいた淡々としたトレーダーができる人が勝てるトレーダーになれます。

一攫千金を狙うギャンブラーやテクニカル分析をしないで直感でトレードする人は確実に負けます。

感情より、理論で勝負するのがスキャルピングです。

 

 

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スキャルピングの基本

スキャルピングで使う時間足

スキャルピングで使うのは1分足か5分足です。

1分足では大きなトレンドをつかみにくいので、基本は5分足でチャートを見ます。

5分足を使うのですが、その前に、「日足 → 4時間足 → 1時間足」の順番でチャートを確認して、大まかなトレンドの方向性と、各時間足での直近高値と安値をチェックしておきます。

全体的な流れとして日足のトレンド方向に進みやすく、5分足のトレンド方向にも影響があります。

 

スキャルピングに向いている通貨ペア

米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルがスキャルピングに向いています。

初心者は米ドル/円で経験を積んでから、値動きの荒い通貨の取引をするようにしましょう。

ポンド/円、ポンド/米ドルはスプレッドが1銭と広く(高い)、値動きが荒いので中級者以上のトレーダーにおすすめです。

 

スキャルピングに適した時間帯、16時、21時

狙い目はロンドン市場が開く16時、ニューヨーク市場が開く21時、米国株式市場が始まる22時30分がスキャルピングに向いている時間です。

その時間帯は新たにFXの参加者が増えるので、値動きが激しくなります。

トレンドが出やすく、値動きが1方向に動く傾向があるので、トレードがしやすく狙い目です。

最初はその値動きの激しさについていけないので、初心者は比較的値動きが穏やかな、10時~14時での取引がおすすめ!

慣れてきたら、値動きが激しい時間帯に挑戦しましょう。

 

1回のトレードで狙う利益幅(pips)

通貨ごとに違ってきますが、狙う利益幅の基本は3~5pipsです。

値動きの激しい、ポンド/円、ポンド/米ドルの場合は10pisp程度を狙います。

損切り注文も同じ値幅で注文と同時に入れておきます。

狙った方向に勢いよく動いている場合は5pipsになっても、利益確定をせずに様子を見て、できるだけ利益を伸ばしましょう。

 

ダブルモニターかPCとスマホなど、画面は2つ以上用意する

一瞬の判断で売買をするスキャルピングではダブルモニターは必須です。

必ず注文用とチャート用(テクニカル分析用)の2つの画面を用意しましょう。

モニターを1台追加で買ってPCにつなげて、ダブルモニターでトレードするのが理想ですが、難しい場合はスマホで注文、PCの画面で分析というように使い分けるのがおすすめです。

中古のモニターなら3千円~6千円程度で買えるので、ダブルモニターでトレードしてみてください。

トレードの質が上がって勝率が良くなることは確実です。



最初は1つの通貨ペアに集中

最初は米ドル/円だけで取引をしましょう。

米ドル/円はスプレッドが比較的安く、他の通貨ペアより値動きが緩やかなので、練習には最適な通貨です。

ドル/円での取引に慣れてから、まずは取引量を増やし、それでも利益が出せるようなら値動きの激しいポンド/円やポンド/米ドルに挑戦しましょう。

値動きが激しい通貨で取引する場合は、慣れるまで取引量を少なくして、慣れてから徐々に取引量を増やしましょう。

 

毎回同じ時間帯でトレードをする

毎回同じ時間帯でトレードをすると、その時間帯での値動きの癖が身について勝率が上がります。

例えばですが、9時53分~54分は円安になりやすい(仲値に向かってドル買いがされるため)や、9時から15時までは円と豪ドルの通貨が動きやすいなどの癖を知ってトレードをすると勝ちやすくなります。

また、月末月初、曜日によっての値動きも徐々に覚えれるのでトレードする曜日、時間も同じにするのがオススメです。

プロのトレーダーは値動きの癖を熟知していて、それに沿って売買をします。

つまり、プロ(大口投資家)が売買をする方向性に相場も動きやすいので、それに従って売買するためにも、時間帯による値動きの癖は必ず覚えましょう。

 

順張りは利益を伸ばす、逆張りは早目の利確・損切り

順張りでエントリーして、トレンドの勢いが強い場合は、すぐに利確せずに利益を伸ばしましょう。

トレンドの流れに沿って売買する順張りは、利益が伸びやすいのが特徴です。

トレンドの流れに逆らって売買する逆張りは、大損する確率が高く危険です。

一時的な押し目で逆方向に相場が動いても、元のトレンドに戻ることが多く、逆張りは早目の利確、損切りをしない含み損が勢いよく膨らんでいきます。

スキャルピングでの狙い目は、トレンド中の押し目で一時的に下落したところで、トレンド方向にエントリーするトレードです。



スキャルピングの攻略法

直近の安値、高値をチェック

「日足、4時間足、1時間足、5分足」の直近高値と安値をチェックしたら、現在のレートの状況を確認します。

直近高値や安値に近いならレートなら逆張りを検討します。

ただ、他の通貨ペアとの強弱を見て、節目の高値や安値で反発せずにブレイクする可能性が高いかどうかを判断します。

ブレイクする可能性が高いなら、逆張りはせずに節目の価格を超えて5分足のローソク足が確定してからトレンド方向にエントリーをします。

 

リスクリワードが1対2以上で取引をする

リスクリワードとは、得られる利益と損失の損益比率のことです。

予想される損失が1で利益が2なら、リスクリワードは1対2になります。

ドル/円で上昇トレンドだった時に、押し目で買ってたら以前の高値まで20pips、逆にそのまま下がり続けたら、以前の安値まで10pipsだったとします。

この場合は予想される利益が20pips、損失が10pispなのでリスクリワードは1:2以上になるので、損失よりも得られる利益が多く、優位性があると言えます。

このように優位性が高い場面でトレードをすると、利益は大きく、損は少ない「損小利大」になりやすく、利益が増えていきます。

 

基本はトレンドに沿った順張り!直近安値や高値では逆張りをする場合もある

スキャルピングの基本は順張りです。

なぜなら、順張りは逆張りより利益が伸びやすく、リスクも少なくなるからです。

直近高値や安値で逆張りをする場合もありますが、通貨の強弱やトレンドの勢いを見て逆張りするかどうか判断します。

勢い良く上昇した場合は節目の価格で逆方向にトレンド転換したりすることがあります。

逆に、ジリジリ上げて節目の価格に到達した場合は、そのまま節目を超えてジリジリ上げて行ってしまうこともあります。

ジリジリゆっくりとした動きは損切りがしづらく、初心者殺しの相場なので注意が必要です。



FXのスキャルピング まとめ

FXのスキャルピングは難しいけど、利益が増えるスピードが速く、少額投資に向いている事がわかっていただけたと思います。

今回紹介したスキャルピングのポイントは下記の通りです。

  • 短時間で大きな利益が狙える
  • 利益が増えるスピードが速い
  • 少額でもスキャルピングはできる
  • スキャルピングは大損しにくい

スキャルピングに慣れるまでは時間がかかりますが、慣れれば低リスクで利益を得られる優れた取引手法です。

損切りをしっかりし、むやみなナンピンをしなければ大損をしないので、初心者でも安心です。

じっくり勉強し、実戦のトレードを通じで少しずつ経験を積んで勝てるトレーダーになりましょう。



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著者プロフィール

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河野 裕
FXの歩き方編集長:河野 裕
株式会社フォーカスワン 代表取締役
昭和49年5月3日生まれ。45歳。東京出身。
約10年前に外為オンラインで取引を始めたが、初心者にありがちな小さく稼いで、大きく負けるで一発退場。
その後、復活して取引を再開。2018年のトルコリラ暴落を経験しながら、早目の損切りで逃れ現在に至る。
FXのリスクと楽しさを感じながらも日々格闘中。

FXの歩き方:https://navi-fx.com/

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