山中康司のループイフダン戦略レポート(2020年3月号①)

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ループイフダン「2020年3月の戦略」

●2月からの新戦略

2月からスタートした新戦略もちょうど1か月経ちましたが、今一度概要を以下にまとめておきましょう。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数10(ポンド円のみ5)、損切設定はあり、とします。

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また今回から紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしました。

今回は2月の月中からのトレンド転換があるかどうか、1か月経過しての成績チェックという2点の考察が中心となりますが、先週はドル円、クロス円はNYダウの急落により大きく動くこととなりました。1~2か月経過した段階でポジション保有の方針などのルールも追加していく必要があるかもしれない大相場となっています。



●ドル円

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2月のレンジ=始値108.39、高値112.19、安値107.51、終値108.07

3月の戦略=B25(シグナル発生はチャート範囲外)

2月のドル円は、第2週までは底堅いもの1月後半のレンジの中での推移となり、基本的にもみあいが継続しやすい流れとなっていましたが、第3週になり2015年の125円台から引いてきたレジスタンスラインを上抜けたことで、テクニカルなドル買いが殺到し一時112円台乗せとなりました。しかし最終週にはNYダウが記録的な急落相場となったことでリスクオフとなり、直前に円売りに傾いていたことも重なって107円台半ばまで円高が進行しての月末とわずか1週間で昨年の値幅の6割を超える大相場となりました。

戦略的にはチャート左側にピンクの矢印で示したローソク足をご覧いただくと明確に移動平均線を下回っていますので、今週末の終値も移動平均線を下回っているようだと来週始値でドル売りに転換することとなります。現時点ではドル買い(B25)戦略継続となっています。現時点でのポジションは7単位、61,879円の含み損となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。また、2月の確定損益は急落場面での損失確定の影響が大きく138,705円の損失となりました。なかなか苦しい立ち上がりです。

●ユーロ円

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2月のレンジ=始値120.27、高値121.35、安値118.38、終値119.22

3月の戦略=S40(黄色のラインマーカーが売りシグナル)

2月のユーロ円は、前半はドイツ与党CDU党首が辞任意向を示し次期首相選びが白紙に戻ったことがユーロ売りの材料となりました。後半はドル円のテクニカルな円売り、そしてNYダウ急落によるリスクオフの円買いとドル円要因に引っ張られる展開となりましたが、2月前半のレンジを大きく抜けることもありませんでした。

現時点ではユーロ売り(S40)戦略継続となっています。現時点でのポジションは4単位、17,118円の含み損となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状況です。また、2月の確定損益は64,461円の利益となりました。

●ポンド円

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2月のレンジ=始値142.81、高値144.96、安値137.53、終値138.56

3月の戦略=B100(シグナル発生はチャート範囲外)

2月のポンド円は、前半こそ1月のレンジの中で小動きとなっていましたが、後半はドル円の動きによって円売りポンド買い、その後は円買いポンド売りという動きとなっています。2月後半についてはドル円も他のクロス円もほぼ円の動きに引っ張られたと言えます。しかし、ポンドについては英国とEUとの通商協議が本日からスタートし、難航が予想されることもあって、買い局面よりも売り局面のほうがより円の動きに反応していたと言えます。

戦略的にはチャート左側にピンクの矢印で示したローソク足をご覧いただくと明確に移動平均線を下回っていますので、今週末の終値も移動平均線を下回っているようだと来週始値でポンド売りに転換することとなります。現時点ではポンド買い(B100)戦略継続となっています。現時点でのポジションは4単位、38,614円の含み損となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。また、2月の確定損益は急落場面での損失確定の影響もあって61,364円の損失となりました。

●豪ドル円

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2月のレンジ=始値72.48、高値74.47、安値69.38、終値70.30

3月の戦略=S20(黄色のラインマーカーが売りシグナル)

2月の豪ドル円は第3週までは前月末からのもみあいを継続していました。第3週はドル円での円安相場で主要なクロス円もドル円と似たような動きとなっていたのですが、豪ドル円では若干買われた程度で目立った動きとはなっていません。これは資源国通貨としての豪ドル円では対中国の輸出減少懸念によって豪ドルの戻りが弱かったためです。いっぽうで、NYダウ急落時のリスクオフ相場では豪ドルの弱さが改めて意識され、豪ドル円は大きく下げることとなりました。

現時点では豪ドル売り(S20)戦略継続となっています。現時点でのポジションは7単位、44,348円の含み損となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状況です。また、2月の確定損益は67,264円の利益となりました。

●ユーロドル

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2月のレンジ=始値1.1207、高値1.1214、安値1.0992、終値1.1095

3月の戦略=S40(黄色のラインマーカーが売りシグナル)

2月のユーロは、月前半は欧州景気の弱さやドイツの政局が不安定となってきたことによるユーロ売りが目立ちましたが、月後半はドル円でのドルの動きに追随しつつもユーロ円での円の動きがユーロドルの動きを抑える方向に働き、ドルの動きとしてはドル買いの後のドル急落からユーロドルは安値をつけた後の急反転となりました。しかし、ユーロの売り材料も多いため、値幅はドル円に比べると小さい状況となっています。

現時点ではユーロ売り(S40)戦略継続となっています。現時点でのポジションは8単位、104,474円の含み損となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状況です。また、2月の確定損益は前半のドテンによる確定損失がありましたので、62,628円の損失となりました。

現時点で移動平均線に近い水準に上がってきていますので、今週、来週と2週続けて週足終値が移動平均線を上回るようであれば、ユーロ買い(B40)へとドテン買いとなります。その場合でも月中レポートに間に合いますのでその時点で考察します。

 

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●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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3月の戦略=「B40」を継続

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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3月の戦略=「S50」を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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3月の戦略=「S50」を継続

●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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3月の戦略=「B50」を継続。今週末終値も移動平均線を下回れば「S50」に転換

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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3月の戦略=「S40」を継続

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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3月の戦略=「S40」を継続

 

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【参考】

フィボナッチ・ピボットをもっと詳しく

◆山中康司の確率を味方につけるループイフダン戦略とは?

ピボットをもっと詳しく

◆テクニカル解説集 ピボット|アイネット証券



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著者プロフィール

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山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。

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