トルコリラのスワップポイント比較(2020年最新版) おすすめFX会社は?【Yuki】
こんにちは。為替研究所のYuki(@kawaselab)です。
トルコリラは多くのFX会社で取扱いのある中ではトップクラスの高金利通貨で、その政策金利は10.75%となっており、持っているだけでも毎日多額のスワップポイントがもらえることから、FXでも非常に人気の高い通貨です。
ただ、トルコリラのスワップポイントについては、FX会社によって大きく異なり、高い所と安いところで年間1万円以上もの差になるので、きちんとトルコリラのスワップポイントを比較して、条件の良い会社でトレードをする必要があります。
また、トルコリラという通貨は、高いスワップポイント(金利)が貰えることの裏返しとして、リスクもあるので、きちんとリスクを管理して投資しなければ、大損してしまう可能性もあります(ただ、後で詳しく書きますが、この「リスク」というのは値下がりリスクのことで、後でも書くように、これをうまく使えばむしろ「為替差益も取れる」というように、逆にメリットにもなります)
そこで、今回は、トルコリラのスワップポイントを比較してどこがおすすめなのか、また、トルコリラへの投資はどのようにしたらいいのかを解説していきます。
結論から言うと、
- スワップポイントを比較すると、アイネット証券が一番高い
- トルコリラについては、10円くらいまでの下落リスクはある
- そのため、下がった時は為替差益、それ以外はスワップポイントを貰えるように、ループイフダン(アイネット証券で無料で使える自動売買)でゆっくり買い下がるのがおすすめ
- 私のおすすめ設定(関連記事で詳細に解説)だと12万円から投資可能
というように、ループイフダンでの投資が一番おすすめで、実際に私も今はループイフダン以外のトルコリラ投資は行っていないというレベルです。
アイネット証券は、
- トルコリラのスワップポイントが一番高く、これまでの推移を見ていてもトップクラスはずっと維持している
- 自動売買のループイフダンが手数料無料で使える
- 1,000通貨単位での取引も可能で、少額からの投資もできる
という点で、トルコリラに投資する場合、まず持っておくべき口座だと思います。
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以下の順番で書いていきます。
- トルコリラはスワップポイントが高く、FXで人気の高金利通貨
- トルコリラのスワップポイントはFXで取扱いがある中でトップクラス!年利回りを計算
- トルコリラのスワップポイントは下がった?政策金利の推移も確認
- トルコリラのスワップポイント比較一覧2020年最新版!おすすめのFX会社は?
- トルコリラのスワップポイント投資のリスク
- トルコリラのスワップポイント投資でおすすめの方法は?
- トルコリラをただ買ってスワップポイントを貰うだけなのはおすすめできない
- トルコリラのスワップポイントサヤ取りはおすすめか?
- トルコリラのスワップポイント投資はループイフダンがおすすめ
トルコリラはスワップポイントが高く、FXで人気の高金利通貨
トルコリラというのは、名前の通りトルコの通貨で、政策金利10.75%と非常に高金利の通貨で、スワップポイント狙いのFXトレーダーから非常に人気の高い高金利通貨です。
トルコリラのスワップポイントはFXで取扱いがある中でトップクラス!年利回りを計算
トルコリラは、FXで取扱いのある中でトップクラスであり、他の高金利通貨である南アフリカランド、メキシコペソといった通貨と比較してもスワップポイント利回りが高い通貨です。
トルコリラ | 南アフリカランド | メキシコペソ | |
---|---|---|---|
レート | 17.9 | 7.2 | 5.67 |
スワップポイント(1日) | 46 | 16 | 13 |
スワップポイント(年間) | 16,790 | 5,840 | 4,745 |
想定利回り | 9.4% | 8.1% | 8.4% |
このようにトルコリラについては、調査日(2020/2/21)現在スワップポイントが一番高いアイネット証券では1日46円ですが、このペースであれば年間16,790円、トルコリラが今約17.9円なので、レバレッジ1倍でも年利9.4%という、なかなか凄い数字になります。
スワップポイントは、ポジションを持っているだけで毎日付与され不労所得になるので、それで9%以上も貰えるというのは、かなり凄いことで、これがFXでトルコリラが人気の理由です。
トルコリラのスワップポイントは下がった?政策金利の推移も確認
トルコリラについては、「スワップポイントが下がった」という声もよくあり、実は、これはその通りで、1年前くらいは1日100円近いスワップポイントを貰えることもありました。
私は毎週各FX会社のスワップポイントをまとめて比較しているのですが、実際に過去の推移をみると、2019年7月くらいまでは100円台のところもありましたが、8月以降は100円台はほとんど見かけなくなり、2020年に入ると40-50円台でも高い部類というようになっております(実際先週の調査時点でトップは46円のアイネット証券でした)
何故トルコリラのスワップポイントが下がったかというと、それはトルコの政策金利が下がっていることが原因です。政策金利の推移を見てみましょう。
このように、最近はトルコの政策金利が下がってきていることにより、スワップポイントも下がっております。
ただし、下がっているとはいえ、それでも今でもスワップポイント年利回りが9%以上あり、さらに、今はトルコ中銀もトルコリラ安をかなり警戒しており、利下げペースもかなり落ちてきたことを見ると、今後ここからさらに下がって行くリスクはそこまで高くないと見ております。
そのため、一昔前のように「トルコリラを持っているだけで年利20%近いスワップポイント!」とはいかなくなりましたが、今でも十分に高く、利下げもそろそろ限界に来ているため、これ以上下がるリスクはさほど高くないだろうというのが今時点の見通しです。
トルコリラのスワップポイント比較一覧2020年最新版!おすすめのFX会社は?
それでは、次にトルコリラにスワップポイント投資する場合、どこがおすすめなのかを、FX会社の一覧比較で見てみましょう。
会社名 | スプレッド | スワップ | マイナススワップ | 取引単位 | 自動売買 |
アイネット証券 | 7 | 46 | -66 | 千 | 〇 |
みんなのFX | 1.6 | 30 | -30 | 千 | × |
Light FX | 1.6 | 30 | -30 | 千 | × |
ヒロセ通商 | 1.6 | 20 | -50 | 千 | × |
楽天FX | 6.8 | 33 | -38 | 千 | × |
SBI FXトレード | 1.89〜8.8 | 33 | -38 | 1 | × |
GMOクリック証券【FXネオ】 | 1.7 | 10 | -30 | 万 | × |
セントラル短資FX | 1.7 | 10 | -35 | 千 | × |
外為オンライン(店頭) | 6 | 25 | -45 | 千 | 〇 |
インヴァスト証券(トライオート) | 5.5 | 20 | -104 | 千 | 〇 |
外為オンライン(くりっく365) | 平均3.9 | 33 | -33 | 万 | 〇 |
FXトレード・フィナンシャル | 15 | 39 | -67 | 千 | 〇 |
フィリップ証券 | 変動 | 42 | -77 | 万 | × |
(調査日 2020/2/21)
このように、アイネット証券が調査日時点でトルコリラのスワップポイントが単独トップの会社でした。
この会社はスプレッドについては他社より若干高いですが、
- ループイフダンという自動売買が手数料無料で使えて、自動売買系の中ではスプレッドも狭い
- スワップポイントはいつ見てもトップレベル
- 1,000通貨単位取引もできる
という点で、トルコリラにスワップポイント投資する場合は、まず持っておくべき口座と言えます。
特に、下でも書くように、トルコリラについては自動売買で投資するのが一番おすすめであり、その点で、スワップポイントがトップであり、なおかつ自動売買もできるアイネット証券がおすすめです。
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トルコリラのスワップポイント投資のリスク
トルコリラは、2018年には20円台→15円台まで急落したこともあるように、落ちる時に急激に落ちる通貨です。
【トルコリラ チャート】
このように、2018年8月のような急落や、また、それ以外でも時々長い下ヒゲ(一瞬大きく下落した痕跡)があるように、落ちる時は急激に落ちます。
その理由としては、
- トルコはエルドアン大統領の独裁状態であり、この大統領が対外強硬策(ロシアの航空機を撃墜したり、アメリカとのビザ相互発給をいきなり停止したり、シリアに攻撃したり)や、また中銀に対して利下げ圧力をかけるなど、色々とやらかす
- インフレ率が高く、民間企業の対外債務が多い
等があります。
ただ、これらのリスクについて、「落ちる時は落ちるが、それでトルコリラが紙くずになるとかそこまではいかない」と考えており、その理由としては
- エルドアン大統領もトルコリラ安はかなり気にしており、トルコリラが対ドルで安くなってくると、中銀への圧力を弱めたり、対外強硬策を収めたりする(実際2018年のトルコショックの時もそうでした)
- 諸外国としても、トルコは欧州と中東を繋ぐ要地であり、ヨーロッパにとっては難民流入の防波堤として、アメリカやロシアとしては中東戦略の要所として重要であり、つぶすわけにもいかない
- その結果、トルコが本当に危なくなった場合には「利上げ」「対外強硬策の取りやめ」「諸外国からの援助」といったことが起こり、実際に2018年もそれでトルコリラは戻した
- また、コロナウィルス問題で中国の工場機能がかなりストップしている中で、トルコの重要性がより高まる可能性もある(有名なエコノミストであるエミン・ユルマズさんの説)
等があります。
そして、その「トルコリラが安すぎると警戒される水準」としては、2018年にゴールドマンサックスが「対ドルで7.1を超えるとトルコの金融機関に大打撃となるリスクがある(ドル/トルコリラなので、上がるということはトルコリラ安)」とレポートして以降市場でもかなり意識されるレートとなっており、2018年のトルコショックの時も、ここを超えた時もあったものの、その後すぐに戻しました。
そのため、この7.1というレートは一つの節目となりますが、ただ、2018年にも一瞬超えたことがあったことや、また、「意識されるということは、その辺りにロスカットも溜まりやすく、オーバーシュートする時はドカンと行く」という部分でもあるので、7.1を基準に考えると危険だと思います。
とはいえ、7.1をオーバーシュートするにしても、10.0という誰が見ても分かるような大台突破まではさすがにいかないと考えており、その時もしドル円が100円としてもトルコリラは100÷10=10円となるので、下値としては10円までは最低でも耐えつつ、むしろ下がった時にチャンス到来と思えるような戦略が良いと考えられます。
そのため、トルコリラについては、為替レートが落ちることは当然の前提として考えつつ、急落があっても耐えられるどころか、むしろ利益をあげるチャンスにできるような手法が望ましいと考えられます。
では、トルコリラにはどういう投資法が良いのか、次に検討します。
トルコリラのスワップポイント投資でおすすめの方法は?
では、最後にトルコリラのスワップポイント投資でのおすすめの方法を解説します。
??
一般的によく言われる、
- トルコリラを買って、ただひたすら持ってスワップポイントを貰う
- トルコリラのスワップポイントサヤ取り戦略
- トルコリラのスワップポイントをループイフダンで自動売買しながら貰う戦略
の3つを検証します。
結論から言うと、ループイフダンが一番おすすめだと考えており、その理由を説明していきます。
トルコリラをただ買ってスワップポイントを貰うだけなのはおすすめできない
上のリスクのところでも書いたように、トルコリラというのは落ちる時に急激に落ちる通貨です。
そのため、買ってただ持っているだけだと、
- せっかく一時的に上がっても利確できず、含み益が幻になる
- 急落した時に精神的にダメージが出る
- 急落というのは買うチャンスでもあるのに、そのチャンスを活かせないことも多い(相場に24時間張り付いているならいいのですが、ほとんどの人はそうではなく、私も「起きたらトルコリラのレートが一回下がって戻してた」ということも何度かあります)
という点でおすすめしづらいと考えております。
特に昨今では、
- 世界的に景気減速見通しがある
- 新型コロナウィルス問題もあって、世界経済への見通しがさらに悪化し、今想定されている以上の不況・円高になるリスクもある
ということもあり、ただ買って持っているだけの戦略だと、状況によっては「下がった後しばらく戻ってこない。スワップポイントは毎日入るが、それ以上の含み損があってつらい」ということになりかねません。
そのため、ただトルコリラを買って持つという戦略は、あまりおすすめできないと考えております。
トルコリラのスワップポイントサヤ取りはおすすめか?
トルコリラのスワップポイントサヤ取りというのは、
- スワップポイントが高いFX会社で買いポジションを持つ
- 売りのスワップポイントが安いFX会社で売りポジションを持つ
というのを両方やることによって、為替リスクをほぼ0にしながら、スワップ差額を毎日貰うという手法です。
この方法は、FX会社間で買いスワップポイントと売りスワップポイントに大きな差額がある時には有効な戦略で、私もここ最近でも2回やって、2回とも最終的にプラスで終わることができました。
しかし、この手法にも弱点があり、
- はじめてしばらくの間は、スプレッドによって含み損が出てしまい、それを回収するまではトータルでマイナス(回収に必要な期間は、短ければ10日くらい、長い時は1か月以上はかかります)
- スワップポイントの差額はコロコロと変わり、はじめは年利10%くらい目指せそうだったのが、状況次第ではスワップポイントが逆転してマイナスになるリスクもある
- また上がりすぎたら売りのロスカット、下がりすぎたら買いのロスカットが発生するので、上値も下値もどこかで「利確・損切」が必要だが、相場急変時には片方だけ約定されて大きな損になるリスクもある
ということがあり、相場の状況や、FX会社がどういう方針なのかがある程度読める状況でしか使えません。
また、この手法は、実際にやってみて、たとえ状況的に良い時であったとしても、平均すると良くても年利5%ペースが限界かなと思っており、そこまで利回りが高いわけでもありません。
そのため、この手法は、状況によってピンポイントに、「預金しておくくらいならこっちに入れる」というくらいの手法であって、メインに据えるような戦略ではないかなと思っております。
トルコリラのスワップポイント投資はループイフダンがおすすめ
最後のループイフダンについては、個人的にはこれが一番おすすめだと考えており、実際に私も今トルコリラに投資するのは、ループイフダンのみとなっております。
この手法は、
- スワップポイントが高いアイネット証券を使うので、スワップポイント投資として効率が良い
- 自動売買なので、相場が上がれば自動で利確してくれて、含み益が幻になることが少ない
- 一方で急落局面では自動で買い下がってくれて、その後戻した時に利確できるし、戻すまではスワップポイントを貰うことができる
- 実際に私も2018年から運用しているポジションは、年利17%以上のペースで運用出来ており、開始時から2.5円以上下落しても含み損込でも利益が出ている
- 最小12万円くらいから投資可能で、それでも10円以下まで落ちても耐えられる設定が作れる
という点で、かなりおすすめです。
このように、トルコリラの
- 高金利
- 急落する時は急落する
- ただし一定以上落ちすぎると底を打つ可能性が高い
という特性を考えると、ループイフダンで投資するのが一番おすすめだと考えております。
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口座開設は、
からできます。
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