山中康司のループイフダン戦略レポート(2019年8月号①)

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ループイフダン「2019年8月の戦略」

説明中に出て来る各レートは、斜線部分の「黄緑のライン」のレートとその上下の「ピンクのライン」のレートです。ピボット「緑点線のライン」(P)を中心に、上側の黄緑のラインを(R1)、上側のピンクのラインを(R2)と示し、下側の黄緑のラインを(S1)、下側のピンクのラインを(S2)と示しています。レートが見難い位置もありますが、すべて等間隔となっていますので簡単に計算できると思います。

また、それぞれの月においてS2以下がゾーン1、S2~S1がゾーン2、S1~Pがゾーン3、P~R1がゾーン4、R1~R2がゾーン5、R2以上がゾーン6を示しています。

(詳細は『確率を味方につけるループイフダン戦略』をご参照ください。)



●ドル円

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7月のレンジ=始値108.10、高値109.00、安値107.21、終値108.74

 

7月のドル円は、米国株高と月末FOMCの利下げ思惑が交錯する一か月でした。株式市場では0.5%の利下げ思惑が株高に為替市場では金利差縮小からドル安にという動きでしたが、直近ではほぼ0.25%の利下げを前提とした動きとなりました。FOMCでは0.25%の利下げと予想通りではあったものの、緩和のスタートでは無く調整という声明から市場参加者の思惑よりもタカ派的と捉えられ、株安とドル高の月末を迎えました。

 

7月は売り戦略「S25」での運用を開始しましたが、108.84R1)以上のドル高となったため、運用STOPして既存ポジションのみの運用となっていました。月末時点でのポジションは3単位、71,868円の含み損となっていますが、8月も同戦略となるため下降局面での買い戻しを待っている状態となります。また7月の確定損益は21,720円の利益となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン47月始値ゾーン4

 

4で引けて4で始まるパターンは、もみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Sタイプ」、8月も「S25」がおすすめ戦略となります。

 

ドル安が進み107.42S1)に到達した場合、いったん売りポジションを全て利食い、月末まで「B25」に買い転換することとします。ただし、その場合は108.32P)まで戻したら買いポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して109.21R1)以上のドル高となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また買い転換した後に106.53S2)以下のドル安となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは1万通貨を「S25」、最大ポジション数7で運用開始しましたが、急速なドル高の影響から1単位ポジションが増え4単位とはなったものの、R1到達により早々に運用STOPとなっています。8月中旬の見直しまでは既存ポジションのみでの経過観察となりますが、その時点で何らかの見直しを行うかもしれません。



●ユーロ円

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7月のレンジ=始値122.80、高値123.36、安値120.05、終値120.42

 

7月のユーロ円は、ECB理事会での緩和思惑もありユーロは月初から上値の重たい展開となりました。また英国の新首相となったジョンソン前外相は合意無き離脱の可能性に言及したことからポンドが大幅安となり、それに引っ張られてのユーロ売りも見受けられました。25日のECB理事会では現状維持となり、理事会後のドラギ総裁会見で利下げの検討はしなかったとの発言に反転上昇、月末はFOMCの結果を受けユーロドルの売りがユーロ円でも売りとなりました。

 

ユーロ円は「S40」で運用を開始していましたが、Pに到達したことで買い転換、さらにS1に到達で運用STOPとなりました(始値の水準からそれぞれ上にシフト)。月末時点のポジションは2単位残っていましたが、8月の戦略も「B40」となりますので、含み損が18,213円ありますが、上昇局面での売り直しを待つこととします。7月の確定損益は8,232円の利益となりました。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン28月始値ゾーン3

 

2で引けて3で始まるパターンは、もみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Bタイプ」、8月も「B40」がおすすめ戦略となります。

 

ユーロ高が進み122.93R1)に到達した場合、いったん買いポジションを全て利食い、月末まで「S40」に売り転換することとします。ただし、その場合は121.27P)まで戻したら売りポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して119.62S1)以下のユーロ安となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また売り転換した後に124.58R2)以上のユーロ高となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは1万通貨を「B40」、最大ポジション数8(既存ポジション分を減らして)で120.662から運用開始しています。



●ポンド円

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7月のレンジ=始値137.36、高値137.79、安値131.62、終値132.13

 

7月のポンド円は与党保守党の党首選においてジョンソン前外相が党首となることが確実視され、与党党首がそのまま新首相となることから、同氏の強硬離脱のイメージがポンドの上値を抑える結果となりました。ポンド円は年初来安値も下回り、201611月以来の安値をつけることとなりましたが、EUが英国に譲歩する可能性が低いことから、10月末の合意無き離脱の可能性が高く、引き続きポンドは主要通貨に対して弱い動きを続けやすいと言えます。

 

7月は売り戦略「S100」最大ポジション数5で運用を開始しましたが、135.49S1)に到達したため、「B100」へと買い転換、さらにS2にも到達し運用STOPとなりました。8月は一段安を想定した「S100」の戦略となりますので、月初の段階で既存ポジションは決済し、損失を確定しました。7月の確定損益は1,132円の損失となりました。

 

*なお先月も書いた通り、ポンド円のみパフォーマンスが良くないため、ポートフォリオへの組み入れは控えるべきと考えます。当レポートではポンド円も含めた内容となっていますが、ポンド円を除いて4通貨での分散投資が望ましい状況が続いています。ブレグジットが確定する10月末までは、このスタンスに変化はありません。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン1、8月始値ゾーン3

 

1で引けて3で始まるパターンは、トレンド継続を想定した順張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Sタイプ」、8月も「S100」がおすすめ戦略となります。

 

ポンド安が進み130.76S1)に到達した場合、いったん売りポジションを全て利食い、月末まで「B100」に買い転換することとします。ただし、その場合は133.85P)まで戻したら買いポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して136.93R1)以上のポンド高となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また買い転換した後に127.67S2)以下のポンド安となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

 

当レポートでは1万通貨を「S100」、最大ポジション数5132.438から運用開始しました。

 

*当手法によるポジションを取ることを勧めないのは上述の通りです。ポンド円はあくまでも参考に留めてください。



●豪ドル円

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7月のレンジ=始値76.07、高値76.28、安値74.35、終値74.41

 

7月の豪ドル円は最終週までは75円台半ばから後半のもみあいが続き全く方向感の無い展開が続いていました。しかし、FOMCを前にレンジを下抜けしてきたことからテクニカルに売りが強まるチャートとなりましたが、6月安値をトライしきれなかったこと、FOMCが想定の範囲内の動きであったことから下げ止まる動きとなっています。

 

7月はSタイプで運用を開始しましたが、Pに到達したことで「B20」へと買いポジションに転じました(始値の水準からひとつ上にシフト)。その後はポジションを見直す水準に到達しなかったこと、8月も「B20」となることから、既存ポジションをそのまま継続運用することとなります。現時点でのポジションは8単位、43,585円の含み損となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状態です。また、7月の確定損益は、29,686円の損失となっています。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン38月始値ゾーン3

 

3で引けて3で始まるパターンは、もみあいを想定した逆張り戦略がメインシナリオです。タイプとしては「Bタイプ」、8月も7月後半同様「B20」がおすすめ戦略となります。

 

豪ドル高が進み75.23P)に到達した場合、いったん買いポジションを全て利食い、月末まで「S20」に売り転換することとします。ただし、その場合は74.05S1)まで戻したら売りポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して77.30S2)以上の豪ドル安となった場合には運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。また売り転換した後に75.98R1)以上の豪ドル高となった場合も、運用STOPとして月末まで既存ポジションのみの運用とします。

*始値がS1に近いため、すべての水準をひとつずつ下にシフトしています。

 

当レポートでは1万通貨を「B20」、最大ポジション数10で7月後半から運用継続しています。



●ユーロドル

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7月のレンジ=始値1.1370、高値1.1371、安値1.1060、終値1.1074

 

7月のユーロは、ECB理事会における早期緩和思惑、また英国が合意無き離脱となるリスクが高まっていることを嫌気したポンド売りがユーロにも影響したことで月を通して上値の重たい展開が続きました。また月末のFOMCでは予想通りとはいうものの市場参加者の思惑よりはタカ派な声明となったことを受けドル買いとなり、ユーロは年初来安値を更新しての月末クローズとなっています。

 

7月の戦略は「B40」でスタートしましたが、S1に到達で運用STOPとなりました。月末時点でのポジションは5単位、112,482円の含み損となっていますが、8月も同戦略となりますので上昇局面での売り直しを待っている状況です。また7月の確定損益は12,657円の利益となっています。

 

ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン28月始値ゾーン3

 

2で引けて3で始まるパターンは、もみあいの買い戦略を想定したシナリオとなります。タイプとしては「Bタイプ」、8月も7月後半同様に「B40」がおすすめ戦略となります。

 

ユーロ高が進行し1.1168P)に到達した場合は、買いポジションを全て利食い月末まで「S40」に売り転換します。ただし、その場合は1.1013S1)まで戻したら売りポジションを全て利食い月末までポジションは持ちません。思惑に反して1.0857S2)以下のユーロ安となった場合、また売り転換した後に1.1324R1)以上のユーロ高となった場合には、月末まで既存ポジションのみの運用とします。

*始値がS1に近いため、すべての水準をひとつずつ下にシフトしています。

 

当レポートでは、前月の運用停止ポジションが5単位ありますので、1万通貨で「B40」、最大ポジション数5で1.10461から追加運用を開始しました。



●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン38月始値ゾーン3    B40

 



●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン48月始値ゾーン3    S50

(各水準はひとつずつ下にシフト)



●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン5、8月始値ゾーン4   S50



●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン4、8月始値ゾーン3  B50



●NZドル米ドル(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=7終値ゾーン3、8月始値ゾーン3    B40

(各水準はひとつずつ下にシフト)



●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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ゾーンの組み合わせ(黄色)=7月終値ゾーン3、8月始値ゾーン3   B40



【参考】

フィボナッチ・ピボットをもっと詳しく

◆山中康司の確率を味方につけるループイフダン戦略とは?

ピボットをもっと詳しく

◆テクニカル解説集 ピボット|アイネット証券



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著者プロフィール

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山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。

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