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2019/05/24
シストレ活用事例

裁量取引と自動売買取引を両方使うことで、FXは面白くより安定した利益が出ます。【SSS】

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裁量取引と自動売買取引を両方使えるようになると、FXはより面白く、やりやすくなります。

FXという外貨を買って、円を売る、円を買って、外貨を買うシステムで利益を出すためには、裁量取引、つまりご自身で行う取引と、自動売買、システムトレードという、システムに任せる取引があります。前者は取引をご自身で行うため、相場にある程度は張り付き、利益を出す必要がありますし、また相場の行方を読む必要があります。後者はシステムに任せ、先にどの程度の値動きが起こるかを読んでおき、その読みに従いチャート値段軸に来た時に、自動的に取引がはじまります。例えば、指値でポジションが買われ、また指値でポジションが売られると言った具合に取引が進んでいきます。この2つの取引手法はどちらも重要であり、取引手法を変えることで、相場への対応の仕方や、利益の出方、損失のコントロールの仕方を変えることができ、安定的な取引につながります。

 

裁量取引で売買差益を出すためには、変化の大きさ、つまりボラティリティと方向を読み切ることが必要となります。

FXでチャートを見ていると、日々変化していきます。この変化がないとFXの利益の出し方の一つである、売買差益を出すことができません。この差益をだすためには、FXチャートのY軸であるお金の価値の軸が変化することが必要であり、この変化がないことには、利益が出てきません。利益が出てこないことにはやる意味がありません。お金の価値の軸が安くなって、高くなるからこそ、また高くなって、より高くなるからこそ利益が出ます。そのため、利益を出すためには、相場に変化が起きる必要がありますし、その変化の大きさが大きい時のほうが、より利益も損失も大きくなっていきます。この変化の大きさをボラティリティ、略してボラ。ボラが大きい、小さいなどといいますが、ボラティリティがあるときのほうが、より簡単に利益や損失が出ます。このボラティリティの大きさが大きくなるか、小さくなるか、相場が上に行くか、下に行くか、この2つを読んで利益をだすことがFX取引の根幹となります。裁量取引の場合は、どちらにどの程度動くかを読み切って、読んだうえで、ご自身が次に決済できるまで、ポジションを持ち続け、最後に決済をした際に、ポジションがなくなる。こんな状態が続きますし、この状態を当てていくことで利益が出ます。裁量取引とは、ボラティリティの大きさがご自身のやりやすい大きさになっているかどうか、その際にどちらに行くか読めるかどうかが肝となりますので、その肝をしっかりと読み切っていくことが重要となります。

 

FX自動売買の場合は、レンジの形成度合いを確認しておけば十分利益が出ます。

一方、自動売買取引の場合は、大枠としてどこまでの時間軸の範囲と通貨の価値軸の範囲であれば、レンジが形成されるか、レンジの形成は、どの程度の期間の間続いていくかを見ることが重要となります。FX自動売買は、大きな枠で、レンジを形成しているFXチャートの性質を利用して、その枠の間で、通貨ペアの価値が動くことを前提に利益を創出するシステムです。例えば、ドル円が10年間で140円から75円までの値動きがあるとすると、その値動きの中に1円毎に指値を張り巡らせ、その張り巡らした指値に従い新規でポジションが買われ、また1円毎に決済の注文を張り巡らせ、その張り巡らされた決済注文に従い、決済が起きてくるシステムを組んだりすることができます。この指値、もしくは逆指値を利用し、ある値幅に来たら自動的に取引を行うシステムトレードは、大変使いやすく、相場に張り付かずとも、利益が増大していきます。この利益増大は時間がない方には、大変ありがたいシステムであり、始める前に、FXチャートのレンジの度合いを確認しておけば、十分な利益となります。レンジの大きさがどの程度の時間軸で来るかにより、その状態がいつまで続き、どの程度利益が出るかが一目瞭然となっていきます。レンジの形成度合いを確認しておくことで、十分利益が出るFX自動売買システムは相場から離れられるという点で大変優れています。

 

裁量取引でトレンド、自動売買でレンジに強くなると、最強の状態になることができます。

このように裁量取引では、ボラティリティの大きさやその方向性を見極めること、FX自動売買ではより長期の時間軸で、チャートの値動きが上下するレンジの範囲であったり、時間軸のタイミングを見極めることで、取引により利益を生じさせることができます。両方の取引を使えるようになる、つまりボラティリティの大きさとその方向性を見極める=トレンドを見極めること、値動きが上下する範囲=レンジの範囲を見極めること、この2点をどちらも見極めることができるようになると、一気に利益が増してくる印象を持っています。トレンドとレンジを両方共見極められた場合、その方はチャートの方向、その動きのエネルギーなどチャートが動くための状態を読み切ることができてきます。この状態になることがFXの最終地点ですし、そのためにも、FX裁量取引の観点で、トレンドで利益を出しつつ、FX自動売買の観点でレンジである時間軸の長さと、その値動きの大きさを見極めることが大変重要となります。両方をできるようになると、最強の状態になることができます。裁量を触っていない人は少し触ってみるのも、FX自動売買では見えてこないFXの面白さや、利益の出し方を見出すことができるようになると思います。

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著者プロフィール
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大変運が良いため人生楽しく過ごしています。変動と金利と消費効率の最大化が大好きです。主にシステムトレードで両建てと独自の「3〜すくみ」の考えを使い、安定的に為替差益を取りながら運用しています。加えて株、仮想通貨、不動産など他の投資も比較しつつ資産形成を行っており、SSSの世界観というブログにまとめています。