FXってどんな通貨で取引できる?

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FXってどんな通貨で取引できる?

多くの日本人にとって、身近な通貨といえば日本円でしょう。一般的に、日本で生活するうえで、日本円以外の通貨に触れることは少ないですし、唯一機会があるとすればアメリカの通貨であるドルくらいかと思います。
それゆえ、FXを始める人の多くはこの2つの交換レートである、ドル/円を中心に見ているのではないでしょうか。
実際、ドル/円だけでもFXの取引に支障はありませんし、利益をあげている投資家はたくさんいます。ただ、ここで重要なのは、「FXが世界中で行われている取引であり、その中心はドル/円ではない」ということを知っておくことです。この視点が欠けていると、相場全体の動きを見る際に一歩遅れてしまう可能性があります。

まずはドルストレートを取引

まず、世界中で行われている為替のうち、最も取引高のある通貨ペアはユーロ/ドルです。国際決済銀行(BIS)によると、1日の取引高の平均は合計で50,880億米ドルであり、そのうちの23%である11,730億米ドルがドル/ユーロの取引です。ドル/円も取引高が多く、全体の18%である9,020億米ドルを占めています。次がドル/ポンドの4,700億米ドルで9%です。

これらの数値を見てわかる通り、為替の取引高のうち半分以上がドルとそれに対応するユーロ・円・ポンドの3つの通貨で行われています。特にドルは「基軸通貨」と呼ばれており、為替取引におけるベース通貨となっているため、取引量が極めて高いのが特徴です。
また、ドル/円・ユーロ/ドルなど、ドルと組み合わさった通貨ペアは「ドルストレート」と呼ばれ、ユーロ/ポンド・ポンド/円など、ドルが関係しない通貨ペアのことを「クロス通貨」と呼びます(その内、円に関係する通貨ペアが「クロス円」です)。

ここで覚えておかなければならないのは、「クロス通貨は実需の取引がほとんど行われない」という点です。というのも、例えばポンド/円はポンド/ドルのレートと、ドル/円のレートを掛け合わせて算出される通貨ペアで、トヨタなどの企業が自国通貨に両替するための実需取引ではあまり使われません。
そのため、クロス通貨はポンド/ドル、ドル/円両方の価格動向にレートが左右されますし、2つの通貨ペアがどちらも上昇することがあれば、掛け算になるため値幅が大きくなる可能性がありますが、実際はどちらの要因かの判断がつきずらいこともある為、ドルストレートと比較すると分析の難易度が上がってしまいます。そのため、慣れないうちはドルストレートを中心に取引していくと良いでしょう。

自分の得意な通貨ペアを探す

FXでは、上記の主要4通貨のほか、スイスフラン・カナダドル・豪ドル・NZドル・トルコリラ・南アフリカランドなどの通貨を取引することができます。
まずはドルストレートを中心に取引してみて、慣れてくれば、自分の手法にマッチした通貨ペアを探すのも良いでしょう。例えばポンドが絡むポンド/円やポンド/ドルなどの通貨ペアはボラティリティが高く、一度の取引で比較的広めの利益を狙うことができます。
また、豪ドル/円など、高金利通貨と低金利通貨の組み合わせでは、スワップポイント貯まりやすいため、これを狙った取引を行うことができます。ただし、トルコリラなど高金利通貨には地政学リスクが高いものもありますので、こうしたリスクも踏まえた判断が必要となる点には注意が必要です。

まとめ

FXでは身近なドル/をはじめ、世界各国の為替取引ができます。日本で暮らしているとついついドル/円のレートに注目していまいますが、世界で最も取引高のある通貨ペアはユーロ/ドルで、ドル/円は2番目です。次いで取引高の多いポンド/ドルも含めて、これら3つの組み合わせを中心に為替動向を確認しつつ、慣れてきたらクロス通貨などの取引にも広げてみるとよいでしょう。

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