なぜ豪ドル円の買いでループイフダンを運用しているのか【秋川匡人】

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なぜ豪ドル円の買いでループイフダンを運用しているのか

 

 

みなさん、初めまして。兼業トレーダーの秋川匡人と申します。普段はサラリーマンとして働きつつ、リピート系自動売買による資産運用を2013年から行っており、紆余曲折ありながらも、毎年プラス収支となっています。

 

また、月刊FX情報誌である「FX攻略.com」さんで不定期連載をさせてもらったり、「超入門 24時間まかせて稼ぐFX戦略投資」(扶桑社)で取り上げてもらったりと、それなりにメディアさんにも出させてもらっています。

 

そんな私のメインの運用は、アイネット証券のループイフダンと、マネーパートナーズの連続予約注文の併用です。とはいえ、マネパの方はループイフダンと比べてどれくらいコスト差があるかを、ループイフダンと同じ設定で同時運用しているだけですので、実質的にはループイフダンをメインで回しているのと同じです。

 

こちらの記事では、私が今運用しているループイフダンの基本設定と、なぜその設定にしたのかの解説をします。

 

 

ループイフダンで運用を始めるにあたり、決めなければいけないことは「通貨ペア」「買いか売りか」「値幅」だけです。これらを決めれば、あとは最大ドローダウンを考慮して取引枚数を決めるだけです。

 

まずは通貨ペア選びから解説していきましょう。私が運用しているのは豪ドル円です。

 

豪ドル円を選んだ理由は、

 

  1. 月足ベースでずっとレンジ相場が続いていること
  2. スワップポイントがそれなりに得られること
  3. 証拠金が少ない割にはボラティリティがあること

 

の3つ。1つずつ解説していきましょう。

 

■1.月足ベースでずっとレンジ相場が続いている

 

これはもうチャートを見ていていただければ一目瞭然です。

 

AUDJPY月足.png

 

移動平均線やボリンジャーバンドなどのインジケーターを使う必要はありません。月足チャートをパッと見るだけで、豪ドル円にはずっと長い期間トレンドがないことがすぐ分かりませんか?

 

そして、よく値動きが停滞したり、反発している水準に水平ラインを引いていくと、豪ドル円の常態がレンジ相場であることがはっきり分かります。2018年現在、豪ドル円は90円付近を天井とするレンジ相場であることがお分かりいただけるはず。

 

ループイフダンに限らず、トラリピ(マネースクウェア・ジャパン)でも、iサイクル注文(外為オンライン)などでも、リピート系自動売買が一番勝ちやすいのはレンジ相場です。リピート系自動売買は、注文を仕掛けている範囲内を価格が行ったり来たりすることで、利食いが積み重なっていく運用ですから、レンジ相場でこそ真価を発揮します。であれば、月足という最も長い時間軸において、できるだけトレンドがない通貨ペアを探すことが大切。私の感覚では、それが豪ドル円ということになります。

 

なお、NZドル円も豪ドル円と似た動きであり、長期的に見てレンジになりやすい通貨ペア。ループイフダンの開始位置により、豪ドル円よりこちらを選択した方が良い場合もあります。リピート系を始める場合、できるだけレンジ下限に近い方がより上昇余地があって利益を得やすいため、豪ドル円とNZドル円で迷った場合、よりレンジの下の方に近い通貨ペアを選ぶのも1つの考え方です。

 

■2.スワップポイントがそれなりに得られること

 

豪ドル円といえば、かつては高金利通貨ペアの代名詞ですが、年々政策金利は下がっていて、NZドル円に抜かれ、今では米ドル円にも追い抜かれてしまっています(2018年5月時点)。

 

とはいっても、それでも1万通貨あたり1日で数十円のスワップは入ってきます。

 

ループイフダンなどのリピート系自動売買では、すでに述べた通りレンジ相場を狙いますので、究極的には買いでも売りでもどちらの運用も構わないことになります。であれば、スワップが受け取りになる運用をした方がお得です。

 

■3.証拠金が安い割にボラティリティがあること

 

これはあまり注目されていないことですが、私は大切なことだと思っています。ループイフダンは上下の値動きを利益にかえる運用ですから、やはりボラティリティがあったほうが利益は出やすいです。

 

ボラティリティが高い通貨ペアといえば、ポンド円がすぐに思い浮かぶところ。たしかにポンド円は、値動きに勢いがついたときの加速感はすごいですよね。

 

私が調べたところによれば、主要通貨ペアのリーマンショック以降の1日の平均高低差は以下の通り。

 

ドル円 94pips

ユーロ円 145pips

ポンド円 188pips

豪ドル円 119pips

 

こう見ると、ポンド円が圧倒的ですが、この高低差を証拠金で割って100倍すると、その通貨ペアの「証拠金100円あたりの値動き幅」が分かります。

 

ドル円 (94pips÷44400円)×100=0.21

ユーロ円 (145pips÷52300円)×100=0.28

ポンド円 (188pips÷59600円)×100=0.31

豪ドル円 (119pips÷33700円)×100=0.35

 

このように、証拠金あたりのボラティリティは豪ドル円が一番高いことが分かります。ポンド円やユーロ円はたしかに高ボラティリティですが、その分証拠金も多く必要になるため、同じリスク(=同じ証拠金)であるなら、豪ドル円ほどのトレード枚数は保持できません。

 

つまり、ボラティリティの面で見ても、豪ドル円が最も優れているといえます。

 

以上が、私が豪ドル円の買いでループイフダンを運用している理由となります。

 

私が運用してるブログ「トレード12」はこちら。ループイフダンの実運用成績を毎週公開しています。また、ドル円、豪ドル円、ポンド円、ユーロ円、ユーロドルのループイフダンの運用比較も毎月行っています。

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著者プロフィール

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秋川匡人(あきがわ・くにひと)
東京都在住の兼業トレーダーで、住宅ローンを抱える二児の父。某製造業で働きつつ、FXトレードに精を出す。2013年から本格的にFXを開始。テクニカル分析主体の考え方で、スキャルピングやデイトレ、自動発注系ツールの活用、高金利通貨のスワップ運用など幅広い発想でFX投資を行ってきた。現在は、ループイフダンを主体に運用を行っている。夢は大きな犬とのんびり暮らすこと。2016年春にトレード12を立ち上げる。※ 運営ブログ:http://trade12.jp/

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