FXで最近よく目にするキーワード「シストレ」っていったい何?

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FXで最近よく目にするキーワード「シストレ」っていったい何?

FX(外国為替証拠金取引)は、初心者にとって難しい投資、資産運用というイメージを持っていませんか? 最近よく話題になっている「シストレ」(システムトレード)を使えば、コンピューター任せで効率的に資産を運用できるため、FX初心者の方からも注目を集めています。では、シストレとは、いったいどのようなシステムなのでしょうか? 今回は、シストレの概要について紹介します。

シストレの仕組みを知る

システレの話をする前に、まずFXの取引手法ついて簡単に説明しておきましょう。通常、FXトレーダーは為替相場を見ながら売買タイミングを見極め、各自が培ってきた相場観をもとに取引を行うのが一般的です。こういったトレーダー自身で売買タイミングを決断する取引のことを「裁量トレード」といいます。裁量トレードは「経験」と「勘」がモノをいう取引手法になるため、日ごろから情報収集に勤しみ、たくさんの書籍に目を通して、ときには失敗しながら取引の腕を磨いていく必要があります。

これに対して、シストレは「コンピューターが自動的に売買を行ってくれる取引手法」となります。つまり、あらかじめ設定しておいたルールに従って資産運用を行ってくれるシステムといえます。例えば、「5日連続でドルが下落したらドルを買う」などのルールを設定しておき、このルールに基づいてシストレが自動的に売買取引を行ってくれるシステムです。裁量トレードと異なり、経験や勘といったスキルを求められない場合が多く、初心者でも参入までのハードルを下げてくれる役割を担っています。

シストレと裁量トレードのメリット・デメリット

裁量トレードを成功させるには、トレーダー自身の「経験」と「勘」が求められます。これを身につけるには、長い時間をかけて投資(FX)に慣れていく必要があります。つまり、裁量トレードで利益を出し続けることは、一朝一夕にできるものではないのです。また、裁量トレードは「人間の感情」が介入する取引であることも忘れてはいけません。これは、ベテランのトレーダーも例外ではなく、仮に「自分なりの売買ルール」を決めていても、さらなる利益を追求したがために失敗してしまった、などのケースが往々にして起こり得ます。

一方、シストレは、過去の成功事例に基づいて、「人間の感情」に左右されない機械的な取引を行うシステムとなります。複数のルールを組み合わせながら売買タイミングを自動的に判断し、「買い」のサインが出たら買い注文、「売り」のサインが出れば売り注文を行う取引手法です。つまり、ベテランのトレーダーが蓄積してきたノウハウを借りて、初心者でも冷静かつ精度の高いFX取引が可能となるシステムなのです。

シストレは過去の成功事例に基づいて取引ルールを設定するため、豊富な取引実績のあるFX会社ほど効率よく機能するシステムを構築できます。ただし、どんなシストレも為替相場の突発的な急変に対応するのは難しい傾向があります。また、設定されているルールが「あらゆる状況に対応するとは限らない」という弱点もあります。短期的には効果がある取引ルールであっても、市場は常に変化していくため、システム自体が時代遅れになってしまうリスクもあります。簡単に言えば、「ワンパターンのルールを適用するだけで勝てるほどFXは甘くはない」ということです。

シストレの種類について

ひとくちにシストレといっても、さまざまな種類が存在します。細かく分類していくと切りがないので、ここでは「開発型」と「選択型」の2種類に分けて、それぞれの特徴を簡単に説明していきます。

開発型のシストレ

もともとは自作派のシステムトレーダー向けに開発されたツールで、プログラミングやバックテスト、最適化などのシステムを構築するのに必要なスペックが備わっています。チャートやインジケーターなどの機能も充実しており、相場を分析するためだけに利用するトレーダーも多いのが開発型シストレの特徴です。
機能が豊富でシステムを構築すること自体が難しく、しかも操作が複雑になっているため、初心者にはお勧めできません。

選択型のシストレ

選択型シストレは、初心者にも使いやすいく、あらかじめ用意されているルールを組み合わせて利用するツールとなります。操作が簡単で、用意されているルールのなかから効果的なものだけを選択できるので、市場状況に応じて運用していくことが可能です。市場状況が大きく変化しても、適用するルールを入れ替えることで、常に勝ち続けられる可能性もあります。
ただし、選択型のシストレはスプレッドが広めで、手数料が高く設定されているというデメリットがあります。また、最大のデメリットは、システムが常に市場を監視して自動で取引をするため、各自のFXスキルをほとんど磨くことができないことです。

まとめ:シストレの成功は「継続は力なり」と覚えよう

シストレで成功するためのコツは、とにかく継続することです。何事も一度の失敗で投げ出してしまうと、大きな利益を手にすることはできません。シストレで成功するには、自分なりに継続できるメソッドを研究し、それを継続していくことが重要な鍵となります。

 

参考:

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